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軽度知的障害のわたしがカウンセラーの先生を好きだった頃(※恋バナなし)


どうしてここに綴るのかというと、同じく軽度知的障害を持つ方の何かの足しになればという気持ちや、ご家族など周囲の方の理解に繋がればという気持ちから。
あと世間の方に、より軽度知的障害当事者のことを知って頂きたいと感じているからです。


また、以下は私自身のことなので、全ての軽度知的障害者に当てはまるものではありません。


(私はカウンセラーの先生方をめちゃくちゃリスペクトしておりますので、本当は文章内で"カウンセラーの先生"と先生を付けたかったのですが、どうしても文章がごちゃごちゃして長ったらしく、分かりにくくなるので"カウンセラー"と呼び捨て?にしております。気を悪くする方がいらっしゃったらすみません。心の中では先生をつけております)


私はカウンセリングが好きです。

何故ならコミュ障すぎてひきこもり期も長く、友達がおらず、家族、主治医、カウンセラー、作業所の職員さん(しかも一部)としかまともに会話できないからです。要するにガチのコミュ障ぼっちなんです。

その中で私的な相談を出来るのが主治医、カウンセラー。
診察は5分10分なので、ややこしい相談ごとはぼちぼちしか出来ない…。
と、なると…自然と私がじっくり相談できる相手はカウンセラーということになります。

それ以外にもカウンセリングって、違う視点で物事を見ることができたり、思いもよらなかったアドバイスをもらえたり、色々いいなと思います。(たまにめちゃくちゃ疲れるけど)

私は中学時代2年半ほど、それから20代で仕事を辞めたあとから現在まで病院でカウンセリングを受けています。
私が先生のことを好きになったのは、今から数年前のこと。

とにかくカウンセラーが大好きで、会いたくて会いたくて仕方ないといった感じ。
あと「嫌われたくない」という気持ちも強かったように思います。
なんなら直接聞いていた気もします。先生わたしのこと嫌じゃないですか?って。
今から考えると相手はそういう仕事ですから、そんな感情的にならないことは分かります。
もちろん思うこと、腹立つこと、苦手なひと、そういうこともいっぱいあるとは思うのですが…。

カウンセラーにとっては仕事だから特別好きになることはない、同じように、特別嫌いになることもない。
(………だったらいいなぁ、と個人的に思っている)

最近の私はその「仕事」という距離感がいいな、と思います。
相手にとっては仕事、だから近づくことも好かれることも嫌われることもないって思うとすごく落ち着きますね。
今はもう「嫌われるのやだ」と思いつつカウンセリングに通うのはしんどいです。

その考え方の変化もある意味、私の成長なのかな、カウンセリングや治療の成果なのかな、と勝手に思っています。
あのころは今より状態も悪く、荒れてましたしね。

陽性転移という言葉もありますよね。
素人なので、頑張って調べてみても結局のところ全然分かりません\( ˆoˆ )/

今は主治医にもカウンセラーにも、恋はしていません。行っても「推し」ぐらいですかね…。
(※前主治医のことは今でも推してます……)

現在進行形で陽性転移が辛い、先生を好きになってしまって辛い、という方いらっしゃると思います。
いつかの別れを想像しただけで胸が苦しくなる。会いたい。会えない日々が辛い。だって先生が居なくなったら誰が私に優しくしてくれるの?誰が話きいてくれるの?

でも私は数ヶ月数年経てば、すっかり楽になりました。
あの頃は状態が悪かったし、恋は盲目というか、好きすぎて見えていなかったこともあるのかなとか、結構冷静です。
忘れることはありませんが…なんだろう、あの時の私先生にめちゃくちゃ迷惑かけたなぁって、もう完璧に思い出なんです。

ちなみに推しである前主治医も交代から1年経ち、今でも良い意味で忘れられない存在です。
先生ならこういうときどうするかな。こういうときこう言ってくれるだろうな。
眠れない夜なんてとくに、そんなことがぐるぐる頭の中を回っていたり。

でも泣きわめいてもどんなに足掻いても、前主治医もカウンセラーも戻ってこないので。
私は「今のこの状況でどうするか」ではないかと考えています。

(実際はそんな割り切れていませんが)

知的障害もそうであるように、主治医の交代も自分の努力では絶対にどうにもならないですよね。
その制限のなかで、より良くあるためにどうしていくのかはとても大切ではないかと思います。

何が言いたいのかっていうと、主治医やカウンセラーとのお別れが辛くても、それはきっと過ぎていくことなのではないか、ということです。
私もその時は本当にこの世の終わりくらい辛かったけど、今もこうしてちゃんと生きてますので。


長々書き過ぎて落とし所が分からなくなっています_(:3 」∠)_


私はやっぱりカウンセリングが好きです。
相手は仕事として話を聞いてくれ、そして違う視点からの意見をくれる。
相手が仕事だからこそ、こちらもなんでも話せる。

そしてこうして、あの頃はこうだったなああだったな、とカウンセラーの先生を思い出すことで自分を振り返ることが出来たり。
カウンセラーの先生との関係の中で成長していくことができる。これを書いていてそんな気がしました。


あ、プロやそれに近しい方がこれを読むかは甚だ疑問ですが、もしここまで私が勘違いヤローなこと書きまくってたらすみません。
私の感じたことを書いてるだけですが、もし、ココ全然違う!ってな部分があった場合は教えて下さるととても助かります…(マジで…)


最後に。
カウンセリング受けたいけどドキドキして踏み切れないという方がいたら、私は、一度くらい行ってみなよ!とぜひおすすめしたいです。
そして、私自身が今カウンセリングに通うことのできる環境に強く感謝しています。

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