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めかうろな話

楽しみなことがしばらくなくなってしまった。

楽しみなこと、というのはお笑いライブが軒並みなくなってしまった。お笑いライブを中心にして巻き起こる全ての楽しいがしばらくなくなってしまった。

たとえば、ワクワクしながら音楽を聴き、電車に揺られて目的地に向かうとか、もう慣れすぎた最短ルートの道をずんずん歩いてくのとか、〇〇さんに置きチケお願いした〜と受付に言う度に、いつもチケット置いてくれてありがとう…という気持ちになったりとか、カメラの設定いじってる時とか、ライブの後にあれがよかったこれが楽しかったやっぱり最高だったとガーガー言いながら友達と食べるご飯とか。

友達と食べるご飯とか……………(切)

バカデカコミュニティ、『ジャニオタ』というジャンルを経験してからいまこうして過ごしてる日々、根本の魂的なものって何も変わってないんだけど、やっぱりシステムが色々と違うので、そこに関することだと、気持ちとかもいろいろ変わってくるなと思った。

ファン、なので私が汗水鼻水ありとあらゆるものを垂らして得た給与(汚な)で支払ったお金は、いくら程かはわからないけれど、応援してる人たちのお財布の中に入ってるはず、はずだ。それはどのジャンルのファンもそう。

でもやっぱり規模が全然違うのよ、極端な話、満員電車とお笑いライブならお笑いライブの方が安全だと思ったりもするし、1番すごいなあと思ったのは手売りでチケット買ったら自分の渡したお金がそのまま財布に入っていくのを見た時。私のお金が彼の財布に入ったわ…!というのを視覚情報で得れたのは、色んなオタクをしてたけど生まれて初めてだった。すごい。視認性のある金の流れ。私は買ったチケットそのまま財布に入れた。令和というご時世に手数料も第三者の介入もなにも発生しないやり取りすごい。

あとジャニオタって誰かがめちゃくちゃ情報まとめてくれてたりして、割と楽して必要なことを得られるけど、今は全部自分で情報かき集めなきゃいけない。ジャニオタやってる感覚って会社に勤めてる、って感じだけどお笑いのおたくしてる時の私、個人事業主って感じ。ちゃんと確定申告出さなきゃ。でもね〜、この自力で集めてく感じがまたいいのよね〜これが楽しいんだわ〜不思議よ。結局は小さな幸せを見つけて集めてそれをおにぎりにして食べるのがいちばんおいしいのかもしれない。

話逸れたね!そうなのよ、だからこういう規模だからこそ、ただお笑いライブに行ってるだけでめちゃくちゃ楽をしてるのに、応援してる!支えてる!という気持ちが心の中でほんの僅かながらに存在してたかもしれない、別に全然悪い気持ちではないよねこれは、ファンの形って引きで見るとそういうことだったりするから。それは人それぞれか!

でも、こうしてしばらく楽しみがなくなった今、毎日倒れそう、という気しかしない。、倒れそう。

なんで?倒れそう?と思った時に『支えてたんじゃなくて支えられてたんじゃん』ということにめちゃくちゃ気づいてしまいました。気づけてよかったかも。気づいちゃったマーチです。

え?そんなの当たり前じゃん?なんで忘れてたの?って石を投げたくなってしまうくらい大事なことを忘れてたんだけど、なんで思い出したのかと思うと『笑っちゃうくらいには生活に支障が出まくったから』です

例えば、ライブキャンセルになったぶんのお金で新しいお洋服や靴、コスメだってアクセサリーだってたぶん買える。でも全然買う気が起きない。物欲がほとんどない。なんで?と思ったらいまはそれを身につけていける場所がしばらくない、と思ったら脳が「いらない」と判断してしまった。物欲、滅。

ZOZOタウンで欲しい服が無限にあると思っていっぱいお気に入り登録して、でも買うの我慢してて、というか前まで物欲があまりないタイプで、ほんとに、中高生の時くらいから物欲もあまりなければ服にも興味がなかったので、服が欲しいという気持ちが湧いてるだけで私は己の成長を感じて涙ちょろりだったのに、別に服が欲しいって訳じゃなくて、かわいい服を着ていきたい場所が見つかっただけだったんですね。メカウロでした。目からウロコの略。

ここ数ヶ月で化粧がめちゃくちゃはやくなった。45分くらいかかってたのが、15分で済むようになった。完全な慣れ。私は仕事にはほぼすっぴんのマスク着用で行く女なので化粧することがあんまりない。というかね、化粧うまくないなあと日に日に思ってたんだけど化粧をしていくようなイベントは毎日なかったのでとにかく化粧の場数が足りてなかった。場数踏みまくったら普通に上達した。嬉しい。でも1週間くらい化粧しないかもしれないと思ったら、私みたいな人間は化粧のやり方を忘れそうで不安だ。化粧の場数を踏めたのだって、化粧をして行きたい場所があったから、だけだった。自分の姿勢が変わってくのは自分だけの要因ではなくて、その向こう側になる何かのおかげだったんだ、って気づけば気づくほど、もう私の精神の大黒柱くらい支えられてた!とおもった。

マージでこの期間寂しいしきつい。毎日倒れそう。コロナのせいで仕事ヤバになってるからこそ縋りたくて仕方ないのにその縋りたくて仕方ない様々な事象がコロナのせいで中止になってる。コロナ相手に裁判起こしたら絶対勝てる気がします。許せない。

でも、当たり前のようにあった毎日の幸せが当たり前なんかじゃないということをいまいちど胸に刻む時間だと思ったら、この期間しか考えられないようなこといっぱい考えておきたいと思うし、この期間にしか書けなさそうなことも、あとから消したくなっても書こうと思います。それがいまこれなうの文だよ。

次に顔を見た時には、本当にいつもいつもありがとうって気持ちが最高潮に到達して顔見ただけで泣きそうだよね。これだからオタクは…。でも既に4月の楽しそうな催し物に名前があるだけでちょっと泣いた。うれしい、楽しみがあるんだ。こういう状況だから余計に嬉しい。がんばらなきゃ、頑張って日々を生活して現状を乗り越えていきたいよ〜!

常に明日のことだけ考えたいと思えてた理由も、明日の向こう側に楽しいことがあって、その楽しいことにどんどん近づいてくグラデーションが愛おしくて明日のことだけを考えてたんだろうね。例えば3日後に楽しいイベントがあったとしても、3日後に気持ちのショートカットするんじゃなくて、1日1日を楽しみだなあという気持ちのドーピングしたいよね。準備ドーピング。遠足や旅行は準備が楽しいという気持ちを利用した準備ドーピング。準備の期間のワクワクを存分に味わうための考え方。なんか言ってることどんどんぐちゃぐちゃになってるけど私は脳の整理が出来てて最高。ならそれでいいや。

この文の最後、どうしめるか迷ったけど多分言いたいことのまとめってこれなんでしょうね、

はやくライブに行って、友達に会って、友達たちとギャーギャー言いながらご飯を食べたいです。

おしまい




文字が人に評価されると嬉しいので泣きます