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環境汚染阻止をするおじさん

私、ドイツに住んでいますが、頻繁にSkypeで連絡をする日本の知り合いがいます。Nと言います。もう40年来の付き合い。

そのNは、俺はこれから、自分のやりたいことをやるんだと言って,去年の中頃長年営んでいた眼鏡屋の屋台を突然たたんでしまいました。

俺はグレタさんのように環境汚染阻止の運動をするというのです。グレタさんは傲慢な大人達が言うように、陰で大人たちに操られている、という噂があるのですが、Nはグレタさんに操られてしまった大人になってしまいました。

大部分の大人たちは、俺は成熟しているから操られていることはないと思っているようですが、政治家に操られるは、マスコミに操られるは、夫(あるいは妻)、お母ちゃん、お父ちゃん、時には自分の子供に操られるは、まあ人生そのものが、操り人形のようなもの、というのを傲慢な大人たちは理解していないようです。

さて本題から少し離れてきそうなので、Nの件に戻ります。

それで、タカシ(Nの呼び名)何をするんや?

これを見てと言って、タカシは宅急便で私宛に買い物袋を送ってきました。日本のスーパーで見るようなショッピングバッグです。普通サイズ、小さいサイズ、大きめのサイズ、3種類、手提げが付いたのと、送ってきたのです。3種類ぐらいのショッピングバッグとでっかいごみ袋です。

改めて、NとSkypeで話をしました。

これが何か?環境汚染に関連しているの?と、私の単純な質問。

ちょっと匂いを嗅いでみて(タカシ)

すこし生臭い(私)

この袋食物繊維でできてるの(タカシ)。

それからタカシの延々とした説明が始まりました。

いわく、キャサバというインドネシア特産の食物を原料にして、製造したバッグで、腹が減って何もなかったら食うことができる(私が貧乏なので、それで送ってくれたのだろうか、と思ったのですが)、今全世界はプラステックの廃棄物であふれている、そのプラステックは海に漂い、土地を覆い、時には土地崩れを起こしたりする。海に漂ったプラスティックを食して魚たちが死んだりしている。

プラスティックは500年間消滅することなく、地上に存在を続ける。

この私の送ったバッグはコンポスト或いは熱い湯でも解けてしまう。バッグは何回でも使うことができるた、ただあまりぐしゃぐしゃになった時には、食物として、廃棄できる。それにコンポストに入れておけば、半年もたてば消滅する。500年対6ヶ月です。

もし魚が食しても、問題なしに彼らは生存し続ける。

これを大々的に売り出す、ことを考えている。ドイツでも誰かいると思うから、お前探せ!!

というわけで、私の細々とした探検が始まりました。

どなたか、興味ある方がおられましたら、ご連絡お待ちしています。








ドイツ生活36年(半生以上)。ドイツの日常生活をお伝えいたします。