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幸せのリハビリ

最近のわたしはというと、転職をしてテレビ局で働くようになったり、北海道の各地を旅行したり、ZINEを販売しはじめたりしています。

自分のスキルの低さにうんざりしながらも毎日楽しく働けているし、文章を書くこともできているし、気兼ねなく話せる友達が各地にできて、自分の力で冊子をつくることもできた。

「充実」の教科書があったら掲載されるような生活をしていて、だからこそ自分のことを書けずにいました。というより、書き方がよくわかりませんでした。去年は本当に身の回りにいろんな事件がつぎつぎに起きました。人ってだんだん、不幸に慣れていくんです。仕方ないな、運がない自分がいけないからなって自分を納得させていくようになります。大人になったら泣かなくなると思っていたのに、本当にたくさん泣きました。

だから裏を返すと、noteのネタは豊富でした。去年の今頃、会社の経営状況を理由に解雇されたとき、そのネタで10本くらい書いたと思います。もう味がしなくなるまで噛みました。さすがに使い過ぎだったと反省しています。

そういうわけで、今は充実しちゃってnoteが書けなくなっていたということです。書けないことをうんうんと悩んでいたのですが、今日のお昼この話を会社の人にしたら、1stアルバムの話をしてくれました。

「アーティストも、1stアルバムが一番いいと言われている。小説家もそう。生活が充実して、そこからつくれなくなっちゃうか、それともスキルをつけてプロになるかだよね」

こう聞いたので、わたしは今日から幸せのリハビリと称して、また書くことにしました。2ndアルバムのよいと言ってもらえるように。つくれなくなっちゃわないように。

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