未来

神戸の弟子の話

昨日、バンドの解散ライブがあると、神戸の弟子から連絡がきた。
神戸なので、行けはしないのだが、「ただ、それを伝えたかった」と。

彼は、関西から東京まで、僕にレッスンを受けるためだけに数カ月に一度やってくる、なかなかの強者だ。

実際に、そうやって稽古をつけてもらいにくる弟子がいるということはもちろん嬉しいが、そんな弟子の背景に、潜在的な弟子たちが全国にたくさんいると思うことは嬉しいし、自分のやってきたことは間違っていなかったと自信を持つことができる。

そんなふうに、本当の結果というものは、今よりも未来に待っていることのほうが多い。

ここの読者なら、言うまでもなかろうが、有名無名に関わらず、バンドにはそれぞれのドラマがある。

彼のバンドにもまた、たくさんのドラマがあったのだろう。

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