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アート教室のおねえさん日記

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アート教室のおねえさんをしながら、考えたことや感じたこと、備忘録など!
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#教育

9月のアートプログラムの反省

はらぺこあおむしリスペクトなアートプログラム今月も、自分で企画・ファシリテートしたプログ…

あおざき
3年前
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【子ども向けアートプログラムにおける参考作品】
超絶技巧な作品すぎると、子どもたちは制作中ずっと自分の作品と比較し、「参考作品と同じものを作る」ことを目的とした活動になってしまう。
手を抜き過ぎると、子どもたちがそれを見て「作ってみたい!」とならない。
絶妙なバランス。。

あおざき
3年前
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【超個人的 参考作品づくりで意識すること】
・超オーソドックスなアイデア
・子どもたちの発想が広がりそうな素材の使い方を意識的に取り入れる
・7~8.5割くらいの完成度にする
(仕上げ過ぎず、もうちょっと手を加えたいと感じるくらい)
・できる限り丁寧に作る(色塗りや接着など)

あおざき
3年前
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今日は、説明のゆったり感(ゆとりのある感じ)と、子どもの作品への興味を素直にその子に対して表現することを意識しました。学校ではないので、あくまで「いつの間にか一緒に何か作っている、なにか困ったらサポートしてくれるおねえさん」として関係性を築けるようにしたいと思っています。

あおざき
4年前
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子どもを褒めることよりもまず、その子自身やその子の作品に興味を持つことの方がずっと重要で、しかもずっと難しい。子どもに限らず、あらゆる人間関係において、語彙とタイミングさえ覚えれば誰に対しても褒めることは簡単にできるけど、興味を持つことは当然相手をよく眼差さないとできない。

あおざき
4年前
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→複数人いるクラスの中で活動するときには、こちらが何でも全部教えてしまうのではなく、出来る子がいたらその子と一緒にやってみることを提案してみると、お互いに生き生きと取り組んでくれることも多い。

あおざき
4年前
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隣で星を描いている男の子の作品をじっと見てから、わたしに向かって「私も描きたい」と言ってきた女の子がいた。なので、「じゃあ、一緒に○○くんに教えてもらおっか!」と返すと、彼は得意げに、そして優しく丁寧に彼女に描き方を教え、大きな青い星が出来上がった。→

最近、子どもたちの「ねぇ、私に構って!」が一段と強まっている気がする。他の子を制してまで嘘をついてまで大人の気を引こうと必死になる子が多い。自粛明けで始業のストレスも大きいのかもしれない。小学校や中学校の新1年生は環境の変化も大きく特に敏感になっている印象もある。

あおざき
4年前
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学校では、子どもになるべく黒を使わせないようにすることも多い。保護者にとっても子どもが黒を塗り始めたら、何だかドキッとする。でも、子どもたちのなかにある「今、黒が使いたい」といった感情も、「この作品のここに黒を塗ったらどうなるだろう」といった工夫も、大切だと思う。

あおざき
4年前
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普段水彩絵の具に慣れている子どもたちにとって、せっかく塗った金魚の上から水の色を塗ったら、金魚の色が溶け出て色が混じってしまうのではないかと抵抗感があったようだ。絵の具など画材の特性を紹介する時間を設けたほうが良かった。

あおざき
4年前
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今日は自分が考案したプログラム「金魚を塗ってみよう!」をファシリテーションした。アクリル絵の具の水加減を調節して、厚いうろこや薄いヒレ、そして水を描き分けることを目指した造形トレーニング。金魚が消えないように金魚の上から薄く水の色を塗っていく。予め金魚はペンで描いてある。

あおざき
4年前
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当たり前の話だけど、アート教室のおねえさんとしてどのようなサポートを子どもたちにしていくべきかは、そのプログラムの目的によってだと思う。そして、必ずしも「親のニーズ=子どものニーズ」でもないし「子どものたった今のニーズ=将来子どもにとって為になること」でもないから難しい。

あおざき
4年前
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一人が黄色を混ぜてみたら、みんなも真似して混色し出した。結果、みんな緑色の試行錯誤をたくさんしながら描きあげていた。「最初はチューブのままの緑から始まって、自分でいろんな色を混ぜながら、オリジナルの緑を作れるようになったね!」という流れを何とか生み出せた。😓

あおざき
4年前
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今日は、幼児/こどもクラスで本物のパイナポーを目の前に、鉛筆で下描きをしてから水彩絵の具で着色した。最初クラスで白、赤、黄、青に加え、緑の絵の具を出させてしまい、そのまま使う子が多く、パイナポーが生々しい緑になってしまい、また自分やらかしてもうたと思った落ち込んだ。けど→