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赤青覇道の上位互換?赤青メガマックス徹底解説!
全文無料。3ターン目にエクストラターンを取りまくる新環境候補筆頭デッキ、赤青メガマックスについてのお話です。
皆さんこんにちは、いちばと申します。
新パック、発売されましたね。
禁断竜vs禁断竜ということで、VV8とドキンダムの力を受け継いだ2体のクリーチャーが新弾の目玉だそうです。
新パックでは3種のキングマスターが収録されていますが、今回はそのうちの1枚、《禁断竜王 Vol-Val-8》を活用したデッキを紹介していく記事になります。
先に能力を確認しておきましょう。
画質悪くて申し訳ないです。
禁断竜王 Vol-Val-8 KGM 水/火/自然文明 9コスト
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/禁断 パワー54321
■EXライフ ■スピードアタッカー ■T・ブレイカー
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
■自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。
ということで、ボルバルザークとVV-8のディスペクターとなります。
このカードの特筆すべき点はもちろん追加ターン。
クリーチャー4体破壊というのがネックに見えますが、しっかり攻撃時に敵味方含む全体除去を持っているのでクリーチャーを並べる算段がついていれば簡単に達成できます。
僕はこのカードを使った赤青メガマックスをDMvaultにて回しているのですが、安定して高い勝率と握っていて飽きない楽しさがあり、Twitterでも多くのフォロワーさんから記事執筆に期待の声がありましたので、こうしてnoteにて解説させていただきます。
「全文無料」の記事となっていますので、読んでいただけると嬉しいです。
1,赤青メガマックスとは
「赤青メガマックス」というデッキ自体が新興のデッキなので、戦略、鍵となるカードについて知らない人も多くいると思います。ですので、まずは赤青メガマックスとはどういうデッキか、について解説します。
赤青メガマックスは、《デッドヒート・メガマックス》を使い、早期に大型の火のクリーチャーを踏み倒すことを目標にしたデッキです。
デッキの分類的にはワンショットデッキに属します。
このデッキの魅力としては、メガマックスを使う関係上運試しになるハラハラドキドキの緊迫感、一回決まってしまえば盤面が大量に並び、スムーズに勝負を決められるまでの爆発力、コンボ成立の最速ターンが先攻3t目という圧倒的な速度が挙げられます。
2,本題の構築と簡単な動き方
本題の構築
構築はこちらになります。
※ガチまとめ様のDeck MakerにVol-Val-8の画像を貼り付けたコラージュ画像です。
デッキの内訳としては、
メインデッキ
ルーター 9枚
イワシン(ルーター補助) 4枚
手札補充札 4枚
メタ除去 3枚
万軍投 4枚
山札回復札 2枚
メガマックス 4枚
メガマックスの弾 10枚
GR
火のクリーチャー12枚
となっています。
簡単な動き
ステップ1:まず2コスルーターで手札を捨てます。
ステップ2:その後、万軍投をコスト軽減して唱えます。ルーターで手札を捨てているのでコストを最低4軽減でき、1、2コストで唱えることができます。
ステップ3:そして自分のクリーチャー4体をタップしてメガマックスを唱えます。ルーター、GRともに火で固めているので、ステップ1,2の時点で条件を達成できます。
ステップ4:メガマックスから捲ったVol-Val-8やメイキングで押しつぶします。
一度決まってしまえば追加ターンを大量に取って圧殺できます。
最速3t目に決まり、連続で追加ターンを取れるのでめちゃくちゃ楽しいです。
3,各カード解説:メインデッキ
各カードの採用理由に関して解説します。
・ルーター 9枚
■灼熱の闘志 テスタ・ロッサ
このデッキ最強のルーターです。
単体でディスカード数を2稼ぐことができ、3t万軍投に大きく貢献します。
2枚引けるというのも大きく、この2ドローでパーツを集めて無理やりメガマックスまでつなげられることもあります。
他のルーターとは一線を画す最強のルーターなので4枚採用です。
■勇騎 バクアイラ-1、*/零幻ルタチノ/*
5枚目以降のテスタです。
こちらは1捨て1ドローなので4t目に起爆するのが主な使い方になります。
ルタチノ:バクアイラの比率は環境的なオーラの立ち位置によって変動しますが、今回は色的にバランスが取れてなおかつルタチノの処理が先ドローなので3:2にしてあります。
・ルーター補助 4枚
■一なる部隊 イワシン
キーパーツが引けていない時に捨てて無理やり引きに行ったり、テスタ以外のルーターから捨ててディスカ数を増やすために使います。
メイキングから墓地に送った際に手札の止めすぎを捨てて山札回復、といったギミックもあります。
0コスでデッキを圧縮できるため、4投以外の理由がないです。
・手札補充札 4枚
■「伝説のサイバーパワー!」
パーツがうまく引けていない時にプレイするカードです。
素でディスカできるため、イワシンやメガマックスの弾などを捨てて必要なパーツを集めることができます。
ビビッドローを活用する場合もあり、序盤に引ける確率を増やしたいため4枚採用しています。
・メタ除去 3枚
■ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム
優秀な除去札です。
2コスという手軽なコストでとこしえからジョー星まで、厄介なメタカードを除去することができます。
ちなみに上面はメイキングのあたり枠になることでLOを防ぐことができ、なおかつパワー6000なのでVol-Val-8の攻撃時効果で破壊でき破壊カウントを増やすことができます。
引きたいときには早期に引きたいですが、いらない時にはとことんいらないカードなので枚数はやや抑えめの3枚にしています。
・万軍投 4枚
■"魔神轟怒"万軍投
キーパーツです。
4t目までに引けるか否かで勝敗が変わる可能性もあります。
3回GR召喚できるため、GRクリーチャーをすべて火のクリーチャーで統一しておけばメガマックス発射の条件クリアに大幅に近づくことができます。
引けなきゃ話にならないので4投確定です。
・山札回復札 2枚
■【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】
山札回復札です。
受け札にもなりますが、あまり受け札としての期待はしていません。
後述のメガ・メイキング・ドラゴンは山札を大量にめくる能力を持っていますが、捲った後のカードの処理がボトムではなく墓地送りなのでLO回避のために入れています。
いかに捲りが強くても後続が続かなかったら受け切られた後に地獄を見るので。
率先して引きたいカードではないですが、かといってピン投にしても盾落ちしたり序盤に引いてマナ置きせざるを得なくなると面倒なので2枚採用にしています。
・メガマックス 4枚
■デッドヒート・メガマックス
コンセプトカードです。
このデッキはこのカードを撃つことが何よりの目標です。
4枚めくって1体出す、という効果なのでデッキ構築の際はメガマックスの弾は10~12枚程度にしておくと安定すると思います。
こちらも万軍投同様に引けなきゃ話にならないので4枚採用です。
・メガマックスの弾 10枚
■ニコル・ボーラス
火のドラゴンで、出せばだいたいの場合ターンが帰ってくるということで採用しています。
ぶっちゃけるとこのカードはVol-Val-8やメイキングが捲れなかった時の保険です。
メイキング、Vol-Val-8と合わせて10枚にしたいので2枚採用です。
■メガ・メイキング・ドラゴン
メガマックスの一番のあたり枠と言えます。
登場時に4体ほどを破壊し、デッキから破壊した分のドラゴンを出すことができます。この効果で大量のVol-Val-8を捲ってにちゃにちゃしましょう。
捲った後の処理が墓地送りのため、前述の止めすぎでのケアが重要です。
自分のクリーチャーを破壊しすぎると止めすぎでのケアも難しくなるので注意が必要です。
とりあえずメガマックスでめくりたいので4枚採用です。
■禁断竜王 Vol-Val-8
最初に言った通り、追加ターンとSA、攻撃時に2枚の手札補充、ジャストダイバーでのアンタッチャブルなど、優秀なこと以外書いてないです。
このデッキの目玉で、他のカードに変える理由も一切見当たらないので4枚採用です。
4,各カード解説:GR
超GRゾーンのカードの解説です。万軍投以外でGRする手段がなく、メガマックスでタップするのが主な使い方のため、それを前提にすべてのカードを火で統一しています。ちなみにメガマックスで自壊する前提なので自壊系も不採用にしています。
火ではないGRを採用すると使ったときに涙が止まらなくなります。マジで。
■バルバルバルチュー
手札補充ができるGRです。
メガマックスが引けてないけど3t目にメガマックスを撃たないと負ける!という状況(赤単対面に後攻を取った時など)はこのカードを捲ることを祈って盾からメガマックスを引くことに人生を賭けましょう。
■ブルランブル
登場時に小型を潰せる札です。
特にめっちゃ強い!とかはないですがとりあえず便利なので入れてる感が強いです。
■ソニーソニック
追加打点になるカードです。
大抵メガマックスでタップしてしまうので強みが殺されてしまいますが、たまに活躍する場面があり強力です。
■ポーポーポップコー
ブルランブルに続き面倒な敵獣を除去できるGR。
今だと天門をそこそこ見るので使う機会はあると思います。
■ロッキーロック
破壊しても盤面にGRが残る、という点で非常に強力です。
Vol-Val-8で攻撃時にロッキーを破壊しつつ万軍投をサーチしておけば、次のターンにも追加ターンを取れます。
■"魔神轟怒"ブランド
2打点版ソニーソニックです。
5,赤青メガマックスの豆知識
デッキを回すときの小ネタ集です。読んでおいて損はないのでよかったら読んでください。
手札のルーターがテスタ以外でもイワシンさえあれば3t万軍投できる
テスタは1枚で手札を捨てたカウント(ディスカ数と呼ぶことにします)を2増やせる優秀なルーターで、これを使えば3t目に万軍投を撃つことも可能です。
しかし他のルーターが稼げるディスカ数は1。これだと3t目に万軍投は撃てません。
ですがその不可能を可能にできるのがイワシンです。バクアイラやルタチノでイワシンを捨てれば、イワシン効果でさらにもう1枚ディスカードできる、つまりディスカ数を2にすることができ、無事に3t万軍投を達成することができます。
メガマックスからVol-Val-8を捲った後の動き
無事にメガマックスを撃ててVol-Val-8を出しても、大量の手札を消費しているので追加ターンを取った後の不安があります。
そこで活用するのがVol-Val-8の攻撃時効果。
攻撃時に山札の上から5枚を見て2枚を手札に加える効果で万軍投、できればそれに加えてルーターを確保すればさらに追加ターンを取り続けられます。
さらにメガマックスなども織り交ぜれば確実に勝ちまで持っていけます。
ここはプレイングの見せ所ですので、よく考えてプレイしましょう。
メガマックスで当たりが引けなくてもスーパーヒーローは絶対に出さない
メガマックスからスーパーヒーローを出すとメガマックスでタップしたクリーチャーがすべて破壊されてしまいます。
せっかく手札を3枚も使っているのに、出すのがパワー6000のバニラでは話になりません。
スーパーヒーローを出すくらいならテスタやバクアイラなどのルーターを出し、次のターンに2枚目のメガマックスを撃てるように準備しましょう。
引いてしまったメガマックスのあたりは墓地に置く
このデッキはメガマックスのあたりはできる限り引きたくない、という心情にはなるのですが、やはりデッキの4分の1がメガマックスのあたりで、なおかつドローソースが多いデッキですので否が応でも引く羽目になります。むしろ引かない試合の方が珍しいです。
メガマックスのあたりを引いてしまった場合、ルーターや万軍投で墓地に落とすことをお勧めします。もちろんマナに置いて色基盤として活用するのも手ではあります。
あたりを墓地に置いておけば、《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》を墓地に落とした時に山札に帰すことができます。
山札に帰したあたりはボトムに固まってしまうものの、メイキングでの捲りや2,3枚目のメガマックスでヒットする場合があり、活用する機会は十二分にあります。
6,赤青メガマックスの確定枠と改造案
このデッキの確定枠と改造の際に何を入れるのか、という点について解説します。
赤青メガマックスの確定枠はこちらです。
2コスルーターはバクアイラ:ルタチノ比を、サイバーパワーはお好みで別の枠に自由に、スーパーヒーローも好みのメタ除去札に、ニコルの枠はお好きな火のドラゴンであればなんでも、GRは火のGRであればなんでも、といったように改造できます。
具体的な採用候補カードを解説します。
■BAKUOOON・ミッツァイル
メガマックスを引けなかった時の保険として使う役割が大きいです。
ブランドなどの高火力のGRを搭載できるため、リーサルも見込めます。
今回はメガマックスを安定して撃つ方向にデッキをまとめているため不採用にしています。
■勝利宣言 鬼丸「覇」、龍世界 ドラゴ大王など
ニコルの枠はぶっちゃけ火のゲームエンド級のでかいドラゴンであればなんでも良いので、ニコルが高くて買いたくない人はこういうカードを採用するのもおすすめです。
8,まとめ
いかがだったでしょうか。
メガマックスを活用したこの豪快な新デッキを、この記事を通して理解していただけていたら嬉しいです。
では謝辞と軽い挨拶に移らせていただきます。
DMvaultのフリー対戦機能にて調整にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
殿堂施行後の再調整でもお世話になると思いますので、そちらの方でもまたお付き合いいただけるとありがたいです。
そして長大な文章になりましたが、最後までお付き合いいただいた読者様、読んでいただきありがとうございました。
質問、感想等ございましたらTwitterのダイレクトメールにて@oneverse1059までご連絡ください。
作者のモチベーション向上に繋がりますので、この記事がよかったと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、このnoteの下部にあります♡マークを押していただけると作者が泣いて喜びます。
改めて、読んでいただきありがとうございました。
この記事が皆様のデュエルに少しでも彩りを与えられることを願って。
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