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《勝率9割》5Cドルマゲドン解説!

全文無料。新弾のカードたちを採用した5Cマゲのお話です。

こんにちは、いちばと申します。
禁時王の凶来が26日に発売されますね。
続々と収録カードが発表されている中、5Cに入りそうなカードが今回もちらほらと見えて嬉しい限りです。
ところで、DMvaultの対戦機能では新弾のカードを先取りして使うことができるのですが、僕は今回その機能を使って新弾のカードを使った5Cドルマゲドンを試しに使ってみました。

・・・・・・。

やべえ。バカ強い。

フリー対戦機能で数戦試しに使ってみたところ、このnoteを執筆している時点でなんと20戦18勝。驚異の勝率90%を記録してしまいました。

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というわけで「これはぜひ紹介しなければ」と思い、noteにて解説させていただきます。

というわけで今回は5Cドルマゲドンについて解説していこうと思います。

どのようなデッキなのか、どういう動きをするのか、構築、調整候補カード、対面ごとの回し方などの様々な点をを細かく解説していきます。
5Cドルマゲドンの回し方がわからない方から回し慣れている方まで、徹底的に解説していきます。
「完全無料」の記事ですので、読んでいただけると幸いです。



1、5Cドルマゲドンとは

さて、5cドルマゲドンとはどういうデッキなのか、という所から解説していきます。名前からはドルマゲドンを使った5色のデッキという所までは想像がつくかと思います。大雑把に言えばその通りで、マナを増やして大型のコマンドを何体も展開し、ドルマゲドンの禁断爆発を狙うデッキです。
デッキの分類ではビッグマナに分類されています。
王来篇で環境トップにまでのし上がった構築がこちら。

5Cモルトテンプレ

次元

マナを伸ばしてモルトなどのパワーの高いクリーチャーを展開、相手の除去を困らせ、なおかつドルファディロムでトリガーケアもできるのでそのまま殴り倒す、というのが主な勝ちのパターンです。

具体的なムーヴとしては、序盤はミラクルや水撒くでブースト、7~8マナまで貯まったらザーディクリカやグレンモルト、ドルファディロムをプレイ。相手が除去に困ってきたらそのまま盤面で圧殺します。


5Cドルマゲドンの強み、魅力

5Cドルマゲドンの強みとしては、凄まじい制圧力が第一に挙げれます。
ドルマゲドンでの全封印はもちろん、ドルファディロムの全体除去、モルトから出すガイオウバーンでのしつこい場持ちと除去、ザーディクリカから撃つ呪文での盤面除去と毎ターンのウィニー掃除など、とにかく相手の盤面を残さない除去力、そしてEXライフなどの置換効果でしつこく盤面に残り続ける自盤面の場持ちの良さ。

他には対応力。ビートにもコントロールにもソリティアにも等しく刺さる強力なメタカード、メタではないが除去らなければゲーム展開が困難になるフィニッシャーたち。そしてそれらを豊富なリソースで好きな時に投げられる。

これらを駆使したビマナ特有の豪快な戦略が強みであり、なおかつ多くのファンを引き寄せる魅力だと思っています。


2,新弾のカードを採用した最新の構築

さて、この5Cドルマゲドンに新弾のカードとその周辺パーツを採用したいと思います。
ここで採用する新弾のカードは《禁時混成王 ドキンダンテXXⅡ》、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》、《Disアイ・チョイス》の3種類です。

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一応効果も記載しておきます。

ドキンダンテ効果

ベン効果

disチョイス効果

これらによって、5Cドルマゲドンは従来の制圧力が強化されるとともに、速度面でも非常に有効な札を手に入れることができました。
新殿堂も発表されたため、新殿堂を考慮して追記した記事となります。

構築は以下の通りになっています。

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前述の構築からザーディクリカ、ドラゴンズ・サインなどが抜け、ドキンダンテ、グレイトフルベン、Disアイチョイス、ルシファー、蒼龍などを新しく採用しています。

では次にこれらを採用してどのように強化されたかについて解説していきます。


3,最新の構築の利点と強み

そもそも今までの構築の主役は《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》でしたが、最新の構築ではこれらは採用はしているもののあくまで潤滑剤や妨害札として扱われます。
では最新の構築の主役はというと…


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砕慄接続 グレイトフル・ベンです。
登場時に自分の墓地のカードをすべてマナに置くことができ、各ターンに一度、クリーチャーをマナから召喚可能。ディスタスなら踏み倒しが可能という性能です。
※いつ踏み倒すのかが明確にわからないため、ここでは自分のターンのメインフェイズ中に1回と解釈しています。テキスト的に相手ターン中でも可能な可能性がありますが、突然割り込んでグレイトフルベン効果振りかざすとトラブル必至なので。

グレイトフル・ベンは単体スペックだけで見ると微妙ではあるのですが、《Disアイ・チョイス》との噛み合いが尋常ではなく、この2枚のコンボがゲームを優位に進めるうえで重要になってきます。

そう、Disアイ・チョイスはディスタスですので、グレイトフル・ベンの効果でマナからノーコストで踏み倒すことができるのです。

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そしてチョイスから撃つ呪文がこの2枚。

蒼龍ルシファー

《蒼龍の大地》と《ルシファー》です。

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蒼龍の大地は、グレイトフル・ベンの登場時効果で増えたマナゾーンの枚数を参照できるため、大抵の場合、このデッキの最大コストであるドキンダンテを踏み倒すことができます。
そうでなくてもドルファディロムやグレンモルト、ダークマスターズなどを踏み倒すことができ、グレイトフルベン、チョイス、出したクリーチャーの3体を押し付けてゲーム展開を優位に進めることができます。


ルシファー

ルシファーはマナが貯まり切っていないときにもドキンダンテが出せる、という立ち位置です。
グレイトフル・ベンを8マナま貯まっているときに出し、墓地のカードを3枚マナに置けた状況だと合計で11マナ、そこからチョイスと蒼龍を唱えるとマナが減って9マナになってしまうのでドキンダンテが出せなくなります。
というわけで、マナが貯まり切っていない時やマナにドキンダンテが用意できていないときにはこのカードを使います。
チョイスを素で投げてルシファーを撃つと即座にドキンダンテを出せるのも強みです。

というわけで、新弾の3枚を採用する利点についてまとめると、

・ベン、チョイス、ドキンダンテの3枚を一気に相手に押し付けられる
・ベンのマナ召喚効果で手札が細くてもリソースに困らない
・ベンの登場時効果でマナが大量に増える
・チョイス素出しで最速4t目にドキンダンテが立つ
・ドキンダンテ効果で相手の動きを相手ターン中に臨機応変に妨害できる

などがあります。

では各カードの解説に移ります。


4,各カード解説

このデッキに採用されているカードを用途別に分けて解説していきます。
カードの種類が多くなるため長くなりますが、1枚1枚がこのデッキにおいてどのように活躍するのかなどを細かく解説していくので、余さず読んでいただきたいです。

【初動】
3ターン目にプレイするカードです。

■フェアリー・ミラクル     3枚

ミラクル

3ターン目に撃つブースト札としての役割です。
要求値は高いですが3ミラクル→4チョイス→ルシファー→ドキンダンテまでつなげることも可能です。
お清めと合計6枠というバランスが個人的に最適だとしているため、3枚採用となっています。


■天災 デドダム      4枚

デドダム

言わずもがなの最強の初動です。
序盤、中盤、終盤すべてのタイミングで腐らず、なおかつ手札を減らさない初動なのでハンデスに弱いこのデッキを支える大きな要石といえます。
コストを支払って出すのがメインなので4枚採用固定です。
殿堂予想もされていますが、僕は個人的に殿堂することはないと思っています。

これらにお清めシャラップを加えた3コストのカードは3ターン目に撃てるか撃てないかでゲームの勝敗に大きく関わります
3ターン目に撃てる可能性があれば無理してでも撃ちに行きましょう。


【中盤における潤滑剤】
4、5ターン目に投げる潤滑剤です。

■ドンドン火噴くナウ     3枚

火噴く

マナ加速兼相手のメタカードの除去を手札消費なしで行うことができ、とても優秀です。
色も優秀で、1t目にマナ置きしての2t目のとこしえやこのデッキを調整する上で枯渇しがちな赤マナの確保で貢献してくれます。
水撒くとの計4枚、という配分が丸いので3枚採用にしています。

■ドンドン水撒くナウ     1枚

水撒く

トリガーで撃ってシノビを回収できたりグレイトフルベン着地後は13マナ以上貯まっている場合が多いので撃ってからコマンドを回収→そのまま召喚というムーヴができます。
5Cモルトの場合だと水撒くを撃ってもマナが足りず、1ターン待ってからコマンドを投げなければならなかったのですが、このデッキではグレイトフルベンで多くのマナを抱える分輝くカードです。
火噴くとの競合相手ですが、役割の重要性などを鑑みて1枚のみの採用としています。


【封印を剥がすためのコマンド】
このデッキでは14枚の採用となっています。
引ける確率などの計算が難しく明確な言語化はできていないのですが、使用感的に5Cドルマゲドンにおける封印を剥がせるコマンドは14枚前後が望ましいです。

・遅延、妨害3枠

■悪魔龍 ダークマスターズ     2枚

ダクマ

妨害札兼フィニッシュの補助です。
7マナ目に雑に投げて次のベンに繋げたり、フィニッシュの一斉攻撃の前に出して相手の手札誘発のケアをしたりというのが主な使い方です。
単色枠の枚数などを鑑みて2枚のみの採用となっています。

■メガ・マナロック・ドラゴン     1枚

マナロック

同型メタです。
相手のコマンド着地前に投げることができれば1~2ターンは余裕が持てます。
環境上位に5Cがいるからこその採用です。


・盤面整理4枠

■最終龍覇 グレンモルト     2枚

モルト

5Cモルトでは主役としての立ち回りでしたが、こちらはあくまで潤滑剤です。
とはいえ役回りや使い方が変わったわけではなく、単純により上位のフィニッシャーが大量に追加されたため潤滑剤になった、という考え方です。
ガイオウバーンやグリージーホーンで除去ができる他、ビギニング・スタートでの防御、ボアロアックスでのとこしえやデドダムのポン出し、ディアボロスでの墓地回収、ゴー・トゥ・ヘルによる自盤面の整理などが主な役割です。
手札にベンがない時にモルトを出し、残った返しにジュダイナをつけてマナからベンを召喚というギミックもあります。


■聖魔連結王 ドルファディロム     2枚

ドルファ

相手の盤面を壊滅させ、なおかつ盾を増やし、さらに多色以外の呪文を制限する効果によって凄まじい防御性能と場持ちのよさを誇ります。
ハンデス、ビート対面への回答であるとともに対コントロールでのフィニッシュの補助の面もあり、ベンチョイス蒼龍ドルファディロムで一気に攻めかかる場合も多いです。

この2枚は足りない赤白を補いつつ闇文明がありデドダムの色も補助でき、色としても非常に優秀です。

・シノビ3枠

■轟牙忍 ハヤブサリュウ    2枚

ブサリュウ

ドルマゲドンの封印を剥がせるこのデッキにおいて1番強いシノビです。
スレイヤー付与の効果と相性がいいので覚えておくとかなり役立ちます。
なにげにSAがついているので殴り返しとしても有効です。

■威牙の幻ハンゾウ     1枚

ハンゾウ

同型のザーディクリカ、マナロックなどを除去するための札です。
こちらも封印を剥がせるシノビとして重宝します。
パワー1111以下破壊効果と相性がよく、合わせればパワー7111以下のクリーチャーを破壊できるようになります。
ハヤブサリュウと違い、こちらはデドダム召喚のための色にもなるのもポイントです。

・新弾の目玉7枠

■砕慄接続 グレイトフル・ベン     3枚

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2章で解説したため詳しい説明は省きます。
cipで増えるマナは体感で3~6枚程度です。


■禁時混成王 ドキンダンテⅩⅩⅡ     2枚

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制圧札です。
出た時に相手のクリーチャーの効果をすべて無効化できるため、EXライフなどの除去耐性持ちクリーチャーを丸裸にできる他、複数枚のシールドをブレイクできるクリーチャーも1点のみにできます。
さらに《零龍》の効果を無効化すれば即勝利できます。このギミックはオカルト対面でたまに使うので覚えておくと役に立ちます。
相手ターン中に呪文を唱える効果も非常に強力で、対面が除去耐性持ちを除去されるのを恐れて1ターンノーアクションで返してきたり、こちらがルシファーを唱えてターンを強制終了させたりすることでほぼEXターンのようなアドバンテージを稼ぐことができます

■Disアイ・チョイス

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こちらも2章で解説したため主な説明は省きます。
単体でもコスト5以上の闇のコマンドであるため封印を剥がせるほか、スレイヤー付きブロッカーであるためベンチョイスのムーヴでブロッカーを2体押し付けられるため防御力も高いです。
素出しだと微妙に強くないので2枚のみの採用となっていますが、殿堂や次の環境次第では3枚になる場合もあります。


【Disアイ・チョイスの弾兼トリガー】

■蒼龍の大地     2枚

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チョイスから基本的に使う札です。
トリガーで使うことも多く、ドルファディロムを出した時の破壊力は抜群です。
ジョー星下でも機能するのもポイントです。

■ルシファー     2枚

ルシファー

蒼龍の手が届かないところに手を届かせるとともに、ドキンダンテの弾としても優秀なカードです。
これをハンドに抱えるだけでドキンダンテが実質EXターン製造機になります。


【メタカード】

■とこしえの超人     4枚

とこしえ

環境のほとんどのデッキに刺さるメタカードです。
特にオカルト対面での刺さりが著しく、序盤に立てるだけでかなりの余裕が確保できます。
しかし各対面にもしっかりと除去手段は用意されているため、慢心しすぎないようにしましょう。

■闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー     3枚

ステゴロ

墓地メタ兼初動です。
「オカルト殿堂したのに墓地メタは3枚もいるの?」と思う方も多いと思いますが、逆にオカルト殿堂後に墓地メタが減るのを予想してカリヤドネなどの墓地利用系デッキが上がってくると思います。
実際に僕が2枚に減らして試してみたところ、ものの見事にカリヤドネ相手にシャラップを引けなくて負けました。
墓地利用系デッキ対面では絶対に”早期に”引きたいのですが、それ以外には腐るため3枚採用としています。


【その他】

■怒流牙 サイゾウミスト     1枚

サイゾウ

シノビ兼山札回復です。
このデッキはEXライフ持ちが多いため山札回復能力が非常に役に立ちます。
色もとても優秀で、デドダムの色になったり足りない光マナを補ったりとマナに置くだけでも仕事ができます。
コマンドではなくなおかつベンとの相性がよくないので1枚のみの採用になっています。


【超次元】

■覇闘将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ     

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ガイラ王

■覇闘将龍剣 ガイオウバーン

このデッキにおいて一番汎用性が高いウエポンです。
最終モルトと敵獣をバトルさせることができるので、手軽に除去札として使うことができます。
cip、ターン開始時どちらでも使いますがどちらかというとcipで使うことが多いと思います。
パワーを+3000させる能力も強力で、これ1枚付けるだけでモルトのパワーが合計で+6000されます。
オニカマスなどの選べない効果持ちは除去できないのでその穴はグリージーホーンで埋めましょう。

■勝利の覇闘 ガイラオウ

ビート対面に重宝します。
付けた時に1体バトル、殴り返しでもう1体倒して龍解、ガイラオウで殴り返してもう1体、というように合計3体除去することができます。
はじめて攻撃された時バトルさせる効果も強力で、受けにも役立ちます。


■邪帝斧ボアロアックス/邪帝遺跡ボアロパゴス/我臥牙ヴェロキボアロス

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ヴぇろきぼあろす

邪帝斧 ボアロアックス

マナのとこしえ、デドダムを場に出すためのカードです。
リソースを稼ぎたい場面、メタを貼りたいが手札が細い場面などで使います。
攻撃時にも効果が発動するため殴り返しなどでも展開できます。


邪帝遺跡 ボアロパゴス

ボアロアックスの効果を継続的に使えるようにする札です。
テック団、落城などで剥がされなくなるので龍解しておいて損はないでしょう。

我臥牙 ヴェロキボアロス

詰めの時の打点増強に使います。
一応ベンが出せます。
ベンが出せますってなんか汚い。


■始原塊 ジュダイナ/古代王 ザウルピオ

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始原塊 ジュダイナ

ドラゴンをマナから召喚できるようにするカードです。
ターンの開始時につけることがほとんど、というよりはターン開始時のタイミングでつけるのが使い方として一番強いです。
龍解効果は強制なのでお忘れなく。

古代王 ザウルピオ

一見効果は強いように見えますが、限定的にしか効果を発揮しない上に除去耐性がないのでそんなに強くはないです。
ジュダイナは油断するとこちら側に裏返ってしまいますので、裏返らないように注意して使う必要があります。


■銀河剣 プロトハート/星龍解 ガイギンガ・ソウル

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銀河剣 プロトハート

詰めの打点増強です。
2,3枚以上ドラグハートのついたモルトにつけてパワード・ブレイカーと2回攻撃でゲームを決めに行けます

星龍解 ガイギンガ・ソウル

詰め切れなかった時にごくまれに使います。
単体で4打点なので強いです。


■滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル/魔壊王 デスシラズ

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滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル

龍解効果によって自分のクリーチャーを破壊するのが主な使い方です。
ドルマゲドンとアンチシナジーであるとこしえの除去やディアボロスのcipをもう一度使いたいときのためのモルトの破壊置換誘発、ドルファディロムの全体除去の誘発などに使います。

魔壊王 デスシラズ

龍解時に1体確定除去が撃てます。
攻撃時にドルファディロムやダークマスターズ、2体目のモルト、チョイス、ベンなどが蘇生できます。
ちなみに龍解の手順は龍解→破壊なので、自分のクリーチャーが3体以下の時でも龍解できます。破壊にデスシラズを巻き込みはしますが。


■獄龍刃 ディアボロス/破滅の悪魔龍 ディアボロス

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獄龍刃 ディアボロス

貴重な墓地からクリーチャーを回収できるカードです。
ターンの開始時に付ける場合がほとんどです。
出た時にしか効果を使わないカードなので、モルトが除去られそうになった時にはこのカードを積極的に身代わりに使いましょう

破滅の悪魔龍 ディアジゴク

こちらの面ではほとんど、いや全く使いません。

もしかしたら打点の嵩増しに使う可能性があるのかもしれない。
裏返したところで強みもほとんどないので割愛します。サイゾウともアンチシナジーですし。


■始まりの龍装具 ビギニング・スタート/終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド

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始まりの龍装具 ビギニング・スタート

最終モルトをスレイヤー付きブロッカーにできるカードです。
主にターン開始時につける場合が多いです。
龍解条件が緩く、次のターンには勝手に龍解してしまいますがそれでも強力です。

終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド

裏返らないでくれよ……という気持ちになることがありますが、こちらもこちらでモルトをタップ状態にさせずにブロッカーとしての役割を果たすことができるため使えないわけではないです。


■熱血剣 グリージーホーン/熱血龍 リトルビッグホーン

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熱血剣 グリージーホーン

最終モルトをアンタップキラーにさせるカードです。
cip、ターン開始時どちらのタイミングでもつける可能性があります。
オニカマスなどの選べないクリーチャーを除去するのに使います。

熱血龍 リトルビッグホーン

モルトで殴った後には必ず龍解するのでこちらの面もよく使います。
継続的に小型クリーチャーを除去し続けられるのでかなり器用に立ち回れます。


5,入れ替え候補カード

この構築には不採用となりましたが、採用を検討できるカードを紹介します。


■天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥、天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖

バラギアラ2

バラギアラ

disアイ・チョイスは「カードを使う」効果なので下面のトリガーを参照して直接上面を召喚するができ、さらに「召喚によってバトルゾーンに出た時」の効果を使うことでマナをすべてアンタップできます。つまりベンが実質ボルバルザーク・エクスになります。
今回は手札リソースの増加が望みにくい構築になったため不採用になりましたが、もっと多めの手札で潤沢なリソースを生かして戦いたい方にはおすすめです。
ちなみに暴冥は蘇生先が少なく、暴聖は単純にパワーが微妙であるためどちらを採用するかは分かれそうです。


■龍風混成 ザーディクリカ


5Cといえばお馴染みの呪文使いまわすマンです。
これを採用した5Cを使っている方は多いと思いますので説明は省きます。
最初の構築では採用されていたのですが、初期の構築はEXライフ持ちクリーチャーが多く、それゆえに山札が回復できずにLOが頻発したため不採用となっています。


■襲来、鬼札王国!

鬼札

非常に強力なトリガー呪文でできれば採用したくはあるのですが、今回はベンの自分の墓地をすべてマナに送る効果とアンチシナジーになってしまうため不採用となっています。
逆にタイミングさえ合わせればベンを墓地から蘇生できるという場面も十分あり得るため、2,3枚の採用も検討されます。


■神の試練

神の試練

ザーディクリカの欄で頻繁に山札切れが起こるため不採用にしたと書きましたが、このカードがその回答になる場合があります。
そのため、ザーディクリカを採用する場合はこのカードを添えるのがおすすめです。
お清めシャラップと合わせれば無限ターンを取ることもでき、今後の5Cでも注目されるカードになってきます。


6,構築のより細かい分析

ここでは、構築をより深い段階で分析していきます。

レシピ分析結果

これは5CドルマゲドンをDMvaultのレシピ分析にかけた結果です。
細かくて読みにくいと思いますので特筆すべき点をピックアップすると、

・多色クリーチャー18枚、多色呪文8枚
・山札を減らすカード22枚
・山札を増やすカード5枚
・マナを増やすカード18枚
・シールドを増やすカード8枚
・トリガー9枚
・Gストライク持ち4枚
・ニンジャ4枚

これらがポイントです。

1つずつ分析していくと、

・多色合計26枚。単色:多色比率が14:26なのでミラクルを獅子王に変える選択肢もあり。

・山札を減らすカード22枚に対し山札の回復手段は5枚。これ以上デッキを削るカード(ザーディクリカなど)は入れにくい

・マナを増やすカード18枚、うち3コストが10枚、5コス潤滑剤が4枚、その他は終盤に活躍するカードということでマナ加速は申し分ない

・シールドを増やすカード8枚=EXライフ持ち+サイゾウ1枚。EXライフ持ち7枚のうち終盤に4枚ほど使いシールドが増え、その分だけ回復困難な山札減少が起こると考えるとこれ以上のEXライフ持ちの増量は困難

・トリガー9枚のうち1枚は裏切り魔狼だとすると8枚はぎりぎり適正ライン。しかし五色デッキにしては少し少ない印象も受ける。Gスト4枚とニンジャ4枚でのカバーは必須。

さらにここで初動の枚数と引ける確率を見てみましょう。

ドロー確率表

これはDMvaultの「ドローできる確率表」です。
横方向はデッキに積んだカードの枚数、縦方向は経過したターン数を表しており、それらが交わる部分には「先攻を取ったうえでそれらをドロソなしで引ける確率」が表記されています。後攻の場合は1ターン目のドローを考慮して1マス下の確率を参照します。
今回は3コス初動をデドダム4、ミラクル3、お清め3の合計10枚採用しているため、3ターン目にどれかを引ける確率は先行で89%、後攻で92%となっているため、単純計算で10試合に9回は初動が3ターン目に決まるはずです。(実際は多色事故やデドダムの色などを考慮して8割程度だと思います。)

レシピを深く分析することで、これらの事柄を読み取ることができます。
これらを意識しておくと実際のプレイングにも良い影響が出るため、覚えておくと役立ちます。


7,まとめ

いかがだったでしょうか。
このnoteを通してみなさんに伝えたかったのは「次の環境では確実にグレイトフルベン入りの5Cドルマゲドンが猛威を振るうだろう」ということです。
このnoteを読んでくださった皆様にも、ぜひ自分なりの5Cドルマゲドンを構築し、圧倒的な勝率と爽快感を体感していただきたいです。


では謝辞と軽い挨拶に移らせていただきます。

DMvaultのフリー対戦機能にて調整にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
殿堂施行後の再調整でもお世話になると思いますので、そちらの方でもまたお付き合いいただけるとありがたいです。
そして約9000字にのぼる長大な文章になりましたが、最後までお付き合いいただいた読者様、読んでいただきありがとうございました。

質問、感想等ございましたらTwitterのダイレクトメールにて@oneverse1059までご連絡ください。
作者のモチベーション向上に繋がりますので、この記事がよかったと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、このnoteの下部にあります♡マークを押していただけると作者が泣いて喜びます。

改めて、読んでいただきありがとうございました。


この記事が皆様のデュエルに少しでも彩りを与えられることを願って。


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