見出し画像

デュエマ解説記事noteの書き方ガイド

デュエマの構築解説記事の僕の書き方についてのお話です。

解説記事を書いてみたいんだけどどういう書き方にすれば読んでもらえるかわからない、書き方を模索中でまだ自分の書き方が定まっていないという方向けの記事となっています。

こんにちは、いちばです。
先日投稿した「《勝率9割》5Cドルマゲドン解説!」の記事が執筆時点で155回の♡を獲得、さらに「話題の記事」にもなりました。ありがとうございます。


さて、今回の記事執筆によって、今まで僕も模索中だった「解説記事の書き方」についての考え方がまとまりましたので紹介したいと思います。

全文無料ですので、参考にしたい方は読んでいただけるとありがたいです。

あくまで僕の書き方というものですで、丸パクリではなく参考にして書き方を少し取り入れてみる、という風にしていただけると嬉しいです。


0,冒頭を書く

ここでは冒頭、つまり第〇章とかに入る前の挨拶などの書き方について話します。
冒頭の挨拶では最近の時事やデッキ作成の動機、記事をどうして執筆したいと思ったかについて書きます。
例えば僕の5Cドルマゲドンの記事では、

新しいパックが26日に発売されるので、そのカードたちを採用した5Cドルマゲドンを作ってみた。そしたら勝率がまさかの9割を超えてしまった。ぜひともこれは紹介しなければと思ったので記事を書いた。

このことを冒頭で書いています。

文体としては、


タイトル

「〇〇のデッキについての記事です」という軽い紹介の一文
              ↓

「こんにちは、△△と申します」のような自己紹介→時事やデッキ作成の動機、記事をどうして執筆したいと思ったかについて
              ↓
このデッキについて解説していきます、という改めての宣言、有料/無料の記事であるという紹介


このようになっています。
一番最初に軽い紹介の一文を付けておくことによって、TwitterなどのSNSでシェアした時にどのデッキの記事であるかを先に伝えることができます。
有料、無料の区分については、僕は大会で結果を残していれば有料、残していなければ無料でいいと思っています。
もちろん結果を残していない構築の有料記事もありそれを批判する意図はないのですが、やはり有料記事というのは少し敷居が高くなります。せっかくお金を出して買ったのに強くない構築だったら、解説が不十分でわかりにくかったら、そういう不安が付きまとうためです。
そういう不安を払しょくするためにはやはり実績がついているというネームバリューが一番なのかなと思います。
ちなみに僕は基本的に大会には出ないので今まで公開したすべての記事が無料です。


1,デッキタイプとテンプレ構築の紹介について書く

第1章ではデッキタイプとテンプレについての解説を書いていきます、

デッキを紹介する上で必要なのが、「そのデッキタイプが大まかにどういう動きをするデッキなのか」というデッキタイプ単位での解説です。

例えばみなさん、ジェームズゾルゲというデッキタイプをご存じですか?

これはかなり昔に流行ったデッキタイプなのですが、今ではマイナーデッキになっているため、おそらくパッとどういうデッキか思い浮かぶ人は少ないと思います。

デッキタイプがわからなければどういうデッキであるかという骨組みがまずわからず、結果として記事を読み進めてもわからずじまいになってしまう可能性があります。

ですので、デッキタイプ単位の解説は記事を執筆する上で重要なポイントです。


ではデッキタイプ単位の解説はどのようにするのか、ということについて解説します。

まずはじめに、そのデッキはどういうデッキなのかについて一文にまとめて簡潔に紹介します。
例えば5Cドルマゲドンなら「マナを伸ばした後、大型コマンドを展開してドルマゲドンの禁断爆発を狙うデッキで、ビッグマナに分類されている」、
赤単B-我なら「龍星装者B-我ライザを主軸にした、デッキの大半がビートジョッキーで構成されているデッキで、ビートダウンに分類されている」
などです。

そして次にそのデッキタイプでのテンプレ構築を紹介します。
テンプレ構築を先に紹介しておくことで、そのデッキタイプの特徴、強み、魅力などを先に紹介できるとともに、本題の構築とテンプレ構築を比較できるようになるため解説がしやすくなります。
テンプレ構築の紹介としては、

まずテンプレ構築の画像を貼り付け
       ↓
どのような勝ち筋で勝つか
       ↓
理想ムーヴだとどのようにゲームが進むか

というものを解説し、次に

・そのデッキの強み、魅力
・(現環境であまり活躍できてないデッキならば)そのデッキの欠点、どうして環境で勝てないか

という2点を解説します。
構築の画像はDMvaultのものやリアルで撮った写真などでも構わないですが、やはり個人的にはガチまとめ様のDeck Makerの画像が一番だと思います。
理由としては、vaultのものだと単なる文字と数字でしかなく実感が伴いにくい、リアルで撮った写真だとスリーブの光の反射などで見えにくい場合がある、というものがあります。

強みや魅力、欠点とどうして勝てないかという2つの章を最後に取っておくことで、「こんなに強いデッキをさらに強くできる構築があるんだ」「現環境で活躍できていないこのデッキでももしかしたら次に紹介される構築で活躍できるようになるかもしれない」という本題の構築への期待感を高める効果が期待できます。


2,本題の構築の紹介とアプローチについて書く

第二章ではついに本題の構築を紹介していくパートに入ります。

元々存在するアーキタイプに新カードを追加する場合、その新カードの能力についての解説を先に挟んでから構築の紹介に入ります。
理由として、新カードの情報を知らない人にとっては、その新カードの能力がわからないまま具体的な動き方などの解説に入ってもまったく理解できないからです。
(新カードを採用しなかったり、新弾発売からしばらく経った時期に執筆する記事の場合は関係ないです)

そして構築の画像を添付します。

構築の画像を添付した後はテンプレとどのように違うのかについてを書きます。
noteの文章は縦長で、上下にスライドしながらの比較(何が何枚入ってて何が入っていないなど)は少し億劫に感じる傾向があります。そのため、テンプレとは何が何枚違うのかを先に書いておき、比較の手間を楽にしておく心配りが重要です。

そして次にそのデッキの利点と強みについての解説に入ります。


3,構築の利点と強みについて書く

3章では、そのデッキがどういうコンボを採用してどういう動きで詰めていくのかなどについて書いていきます。
ここは各々の好きなように「ここが強い!ここが楽しい!」という所を書いていけば十分良い記事が書けると思うので、深くは触れません。
自分の情熱の赴くままに書いてください。
ただし、情熱が暴走しすぎると支離滅裂になって読む気をなくさせてしまうため、ほどほどにしましょう。


4,各カードの解説について書く

4章では、採用されているカードを1種類ずつ、役割、枚数、どの点が強いか、どのカードと入れ替え候補になるかなどについて書いていきます。

・・・。

正直、書いていて一番面倒だな、と思うパートです。
カード1枚1枚の画像を全部用意しなければなりませんし、とにかく文章量も多い。しかもたまに自分でも言語化に困る部分があって、そこをどうにかしようと構築を変える必要まで出てきてしまうことも。
ぶっちゃけ言ってしまうと、ここはもう気合で乗り越えるしかありません。
自分のそのデッキに対する情熱が試されるパート、と思いましょう。

逆にこのパートを書くのが嫌になってしまった場合はその構築に対する思い入れが薄い、まだ構築に対する理解が足らず解説記事を書く段階に至っていないということです。僕もこうなることが多々あるためわかります。潔くnoteのことはいったん忘れてひたすらそのデッキを回しましょう。

このパートは言ってしまえば苦行なのですが、今までで一番深くその構築に触れる機会でもあります。
今まで「なんとなく」で済ませていたところをデッキ1枚1枚から深く見直すことで言語化していく。この過程は間違いなく記事を書いているあなたにもプラスになります。
絶対にサボらずに丁寧に書きましょう。

ではカード解説の書き方について紹介します。
各カード解説における重要なポイントは、紹介するカードの順序です。
人によってコスト昇順、降順、カードの使いやすい順などさまざまな順序がありますが、僕の考えとしてはカードの役割別に紹介する、というやり方が一番だと思います。

一言に行ってもわかりにくいと思うので、僕の5Cドルマゲドンの記事の書き方を例として挙げてみます。

それぞれの役割を節に区切り、

・初動(ミラクル、デドダム)

・中盤の潤滑剤(火噴く、水撒く)

・封印を剥がすためのコマンド(遅延・妨害枠、盤面整理枠、シノビ枠、新弾の目玉枠の4つに分割)

・チョイスの弾兼トリガー枠(蒼龍、ルシファー)

・メタカード(とこしえ、シャラップ)

・その他(サイゾウ)

・次元(ガイオウバーンなど)

の7つの節に分けています。
これらの利点として、好きな順序で好きな役割のカードを解説できる、それぞれ役割区分の直後にちょっとした解説を挟めるという2つがあります。
前者は、デッキによってカード同士に様々なシナジーがあるため、カード解説の順序を設定できることで「記事の書きやすさ」を高めることができます。
後者は、「なぜその役割を担うカードが必要なのか」というところについて解説することができるため、記事全体に説得力を持たせることができます。

よって僕はカードの役割別に紹介するのが最善だと思います。


5,入れ替えカード候補について書く

ここでは入れ替えカード候補の書き方について紹介しますが、基本は各カード解説と書き方自体は変わりません。
一つ注意すべき点として、「どうしてそのカードを採用していないのか、どのような状況になったら採用するのか」という点について書きましょう。


6,構築のより細かい分析について書く

ここでは解説記事により強い説得力を持たせるために、統計的なエビデンスについて書きます。
僕はDMvaultのレシピ分析結果や引ける確率表などをここに添付し、それとデッキリストを比較した上での結論や所感について述べています。

一応ここにDMvaultの引ける確率表、色事故防止表を添付しておきますのでご活用ください。

画像1

画像2

ただし、ものによっては蛇足になりかねないので僕はこの章は書かないこともあります。
記事全体にとってプラスになるかどうかをよく吟味して書きましょう。


7,まとめを書く

まとめについての書き方を紹介します。

まとめで書くことは簡単、

・このデッキは強くて楽しいのでみなさん握ってみてください!ということ
・軽い謝辞(調整に付き合ってくれた人や読んでくれた人たちへ)
・質問や感想があった場合に備えて連絡先(TwitterのIDを書いてダイレクトメールまでお願いします、で良い)

です。

ちなみに僕はこれに加えて洒落た一文(この記事が皆様のデュエルに少しでも彩りを与えられることを願って。など)を付け加えたり、「作者のモチベーション向上に繋がりますので、この記事がよかったと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、このnoteの下部にあります♡マークを押していただけると作者が泣いて喜びます。」という、記事に❤を押してほしいという文言を加えたりしています。


8,全体を通して注意すべきこと

記事を執筆するにあたって注意すべきことについて、僕が注意していることを箇条書きで紹介します。

・きつい口調にならないように文末の語尾に気を付ける(です、ます、でしょう、しましょうなどを付ける)

・かぎかっこ「」は全角で

・1桁の数字は全角で(「枚1枚」のようになると漢字の間の数字が見えずらくなるため)

この3つです。



9,公開前に

公開前に注意しておくのが、「ハッシュタグ」と「目次設定」です。
ハッシュタグを付けておくとデュエマの記事を探すときに探しやすくなります。

次に目次設定です。
目次は、この記事の一番最初、0章の前につけられています。
これは公開前に記事を無料にするか有料にするかの選択の直後に目次を設定するかしないかのオプションがありますので、必ずチェックしておきましょう。

10,この記事のまとめ

いかがだったでしょうか。
少々慣れないことをしてしまったため多少説明が足りないところもあるかもしれませんが、僕が記事を書く上で大切にしていることについて大体のところは解説できたと思います。

最初にも言いましたが、これはあくまでも「僕の書き方」です。
みなさんそれぞれに口調やしっくりくる語感、言葉の選び方などがあると思いますので、参考にする程度にしていただけるとありがたいです。

約5100字にのぼる長大な文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
質問、感想等ございましたらTwitterのダイレクトメールにて@oneverse1059までご連絡ください。
作者のモチベーション向上に繋がりますので、この記事がよかったと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、このnoteの下部にあります♡マークを押していただけると作者が泣いて喜びます。

改めて、読んでいただきありがとうございました。


この記事が皆様の執筆のお役に立てることを願って。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?