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ディープインパクトの最後の世代の代表産駒は海外で!?


昨年惜しくもこの世を去ったディープインパクト。

最後の年となった昨年の配合頭数は24頭(下の写真の表が繁殖牝馬リスト:スタリオンレヴュー2020より)。

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そして、これはあくまで交配頭数であって、受胎頭数ではない。

実際に生まれてくる頭数はそれよりも少ない。

ジャパン・スタッドブック・インターナショナルで調べてみると(誰でも登録して馬検索できます)、

上記の24頭のうち9頭がディープインパクトと交配された後に他の種牡馬と交配されていることがわかった。

これはどういうことかと言うと、ディープインパクトとの交配において不受胎であったということである。

また、ディープインパクトとの交配を最後に他の種牡馬とは交配されずに海外に輸出されている馬が7頭いる(以下に記す)。

・ロードデンドロン
・アズミーナ
・ヒバーイェブ
・マインディング
・ハイドレンジア
・メイビー
・マリシューズ


おそらくディープインパクトと交配するために日本に持ち込まれた海外所有者の繁殖牝馬であり、

無事に受胎したから他の種牡馬と交配していないのか…それとも不受胎であっても他の種牡馬と交配せずに母国に戻った可能性もあるので何頭が受胎しているか確実な数字ではない。

全て受胎していて、無事にお産を迎えていたら、海外で7頭の産駒が誕生していることになる。

しかも、交配されている繁殖牝馬たちの顔ぶれは相当である。

これらの馬たちを除いて、日本に現在いると考えられる繁殖牝馬で昨年ディープインパクトと交配されてから他の種牡馬と交配していないのは8頭いる。

ディープインパクトが交配をストップしたのが早めだったこともあり、不受胎であれば他の種牡馬と交配することが考えられるので、受胎している可能性の方が高いと思われる。

産駒数がマックスで、海外7頭と日本で8頭。

亡くなった後の産駒は走るという格言さえある。

ディープインパクトも、サンデーサイレンスがこの世を去った後に競走馬としてデビューした。

最後の大物がラスト世代から現れるとなると…それはわが国か海外か…。

今から楽しみであり、非常に気になる。

最後まで目が離せない。


※作者 一口馬主マスターB
Twitter  → https://twitter.com/onemouthmaster2


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