【利益を出す馬券術】 馬券を購入するタイミング 〜オッズの変動をどう攻略するか〜
前回、的中時の希望利益額をしっかりと把握して設定したうえで馬券を購入する内容の大切さとその方法を解説した。
これで損失金が増えることはまず考えられず、それと同時にそれまでの損失金を無くし、純利益を生み出せる理由もお伝えした。
そして、それは以下の計算式で求められることをお伝えした。
(配当の希望額)÷(倍率ー1)=購入額
式の中に「倍率」という言葉がある。オッズ値である。
競馬を知っている人ならば、ほんどの人が知っているものであり、
コレを知らずに馬券を買う人はほとんどいないだろう。
このオッズ倍率というのは、当たり前なのだが変動する。
メインレースであれば、当日の朝イチ時点でのオッズ値とレース締切直前のオッズ値は異なる。
奇跡的に全く変わらないということも起こらなくはないが、それは確率的には非常に低い。
「的中=絶対利益」の馬券術としては、投じる資金を求める際は無視できない。
なので、馬券を購入するのは締切直前にオッズ関値をしっかり確認して計算して行う。
私は普段競馬場で馬券を買うのだが、締切2〜3分前にオッズ値を確認して購入している。
ただ、それでも最終的なオッズ値がレース後に変わっていることは少なくない。
高くなっている場合もあれば、逆に低くなっている場合もある。
馬券を買う場合に皆それぞれの戦略があり、オッズ値が変わるくらいの大きな額を締切直前に購入する人もいる。
さて、ここで一つ気になるのが、
購入した後、オッズ値が上がるのは的中した場合に配当金が多くなるので良いのだが…
逆にオッズが低くなっていると…的中しても、希望の額に満たないことになる。
予想がしっかり結果に結びついたのに、それは避けたいところである。
なので、私は一つ工夫して馬券を購入している。
(配当の希望額)×1.4÷(倍率ー1)=購入額
これまでお伝えしていた計算式に「×1.4」が入っているだけだが、
実はこれが利益確保を恒常的にするための重要なカギとなっている変動範囲の調整値である。
これまでの経験やデータから導かれている最もバランスのとれた係数であり、
馬券購入後にオッズの上下変動が起きても、
「的中したのにマイナス」という事態を大幅に減らすことができるのである。
前回の例で示したが、3.0倍のオッズの馬の馬券を購入する場合に、的中時の希望の配当金額を10,000円と考えると…購入金額は、
(10,000円)÷(3.0ー1)=5,000円
となる。
的中した場合、
5,000円×3.0倍=15,000円となり、
投資金の5,000円を差し引くと、純粋な利益は10,000円となる。
しかし、オッズの変動により、最終的に2.7倍にオッズが下がってしまったとする。
すると、配当金は、
5,000円×2.7倍=13,500円となり、
純利益は13,500円から投資金の5,000円を差し引いた金額の8,500円になる。
的中しているのに当初の希望より、1,500円低い。
ここで変動範囲の調整値1.4を用いるとどうなるか。
先程の例の馬の場合だと購入金額は、
(10,000円)×1.4÷(3.0ー1)=7,000円となり、
オッズ変動により最終的に2.7倍にオッズが下がってしまったので、
配当金は、
7,000円×2.7=18,900円となり、
投資金の7,000円を差し引いても純利益は12,900円となり、当初の希望利益額を下回ることはない。
以上の理由から、実践することをお勧めする。
※作者 一口馬主マスターB
Twitter → https://twitter.com/onemouthmaster2
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