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Animation and Law!! vol.3 アニメスタジオ新時代

当事務所に所属する弁理士、石渡広一郎が運営に関わるイベントが下記のとおり開催されますので、ご案内いたします。


Animation and Law!! vol.3 アニメスタジオ新時代  

「Animation and Law」は、法律家NPO「Arts and Law」のアニメを愛するメンバーにより、「アニメーション業界をよりよくするために」をテーマに企画される連続イベントです。
Arts and Law(http://www.arts-law.org)は2004年の設立以来、オンライン受付の無料相談やセミナーを通じてクリエイターやアーティスト、NPOやベンチャー企業などを支援してきました。「Animation and Law」では、法律家という中立的な立場から、多様な立場の当時者にお声がけし、製作委員会をはじめとした従来のスキームやプラクティスではなかなか解決できなかった問題に取り組みます。

昨年11月2日に開催した「Animation and Law!! Vol.1」では、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ代表 塩田周三氏、現役アニメーター 内藤伊之介氏をゲストにお迎えし、刺激的な議論が展開されました。
(イベントレポートはこちら!) https://business.bengo4.com/articles/467)
さらに、今年2月5日には、株式会社ジェンコ代表 真木太郎氏、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ CFO 林信明氏に登壇いただき、「徹底解明!製作委員会2.0」と題してパネルディスカッションを開催しました(イベントレポート準備中!)

第三弾のテーマは「アニメスタジオ新時代」。 Animation and Law vol.1では、「アニメ業界の再興に向けた4つの論点」として「制作会社の収益性」「アニメーターの働き方改革」「アニメーターの育成」「ファイナンス」があげられました。今回は、そのうち「制作会社の収益性」にフォーカスします。第二回のディスカッションにおいても、制作会社の収益力向上の必要性が議論となりましたが、アニメを実際に制作する制作会社が一定の収益を上げなければ、アニメ産業自体の衰退につながります。一方でビジネスモデルが固定化されている現状において、変化を起こすことは容易ではなく、キャッシュを生み出すためには、今までとはまったく違うアプローチを検討する必要があります。そして、この「まったく違うアプローチ」として、今回は「アーカイブ」と「ブロックチェーン」に着目します。
昨今アーカイブは注目を集めつつありますが、アニメ作品の中間成果物の活用は、従来と異なるストック型(継続型)ビジネスへの可能性を持っています。また、ブロックチェーン技術の利用により、「デジタル所有権」のようなアニメ作品の新たな活用や、ブロックチェーンに基づき発行される暗号通貨によるファン・コミュニティをベースとした独自の経済圏の創出が期待されています。
そこで、今回は、アニメスタジオの資産である中間成果物に着目しつつ、アニメスタジオを中心に据える新たなトークン・エコノミーの創出について、ゲストの皆様と一緒に議論していきたいと考えています。

◇登壇者紹介◇
<ゲスト> 株式会社プロダクション・アイジー アーカイブグループリーダー 山川道子 様
株式会社プロダクション・アイジー アーカイブグループ グループリーダー。2001年に制作進行として同社に入社し、広報を経てアーカイブ担当になる。2011年から2015年の文化庁デジタルアーカイブ事業に参加。2016年からは動画協会データベース・アーカイブ委員を務める。

<ゲスト> Anique株式会社 代表取締役 中村太一 様
2006年、博報堂DYメディアパートナーズに入社し、TV・雑誌・WEB・コンテンツ・マーケティング・新規事業立ち上げを経験。主な仕事に、「実写巨人初登場CF」 「実物大巨人プロジェクションマッピング」「名探偵コナン×Yahoo! JAPAN『仕掛けられた爆弾事件』」「SEKAI NO OWARI×リアル脱出ゲーム『INSOMNIA TRAINからの脱出』」。2019年、Anique株式会社を設立し、コンテンツ×ブロックチェーンを組み合わせた新サービスAniqueをリリース。

ファシリテーター 永井幸輔(Arts and Law)
弁護士。クリエイティブコモンズジャパン理事。美術・ファッション・出版・映画などの文化芸術とインターネットの交錯する領域を中心に、クリエイティブに関わる人々への法務アドバイスを提供。また現在、大手インターネット企業にて、仮想通貨/ブロックチェーン関連事業の企画立ち上げ・推進を担当している。

司会・ファシリテーター 饗庭東子(Arts and Law)
弁護士。出版社の法務部において漫画コンテンツのアニメ化など映像化展開の担当経験を有する。現在、大手IT企業の法務部にて、社内弁護士として引き続きエンタメサービスに携わる。

◇レクチャー&トークのテーマ◇(予定)
・アニメスタジオの収益性を考える
・アニメスタジオが保有する「資産」―アニメスタジオにおけるアーカイヴィングの現在
・アニメスタジオにおける制作事業以外の取り組み―アーカイブされた「資産」の活用可能性
・ブロックチェーンを利用したアニメ作品の新しい姿―デジタル所有権と「Anique」
・ブロックチェーンを利用したファン・コミュニティ/トークン・エコノミーの形成可能性
※本イベントは取材歓迎です。ご興味をお持ちいただきました媒体関係者さまは、主催者までお問い合わせください。

◇参加費について◇
参加費1,000円(学生の方は500円)
*会場でワンドリンク(500円~)のご注文をお願いいたします。
参加費は、運営実費、ゲスト謝礼に使用させていただきます。

◇イベント日時 / 会場◇
日時 : 2019年7月3日(火)  19:00 ~ 21:30
会場 : Loftwork COOOP10
クリエイティブカンパニー「ロフトワーク」様のスペースです。
150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10F
MAP: https://goo.gl/maps/Z4NGhGUunbp

◇タイムテーブル◇
18:30 受付開始
19:00 イベント開始、パネルディスカッション
20:15 公開Q&A
会場のみなさまからの質問 & 議論
20:30 懇親会 軽食、お飲み物をご用意します。
21:00 イベント終了

◇お申し込みについて◇
●下記フォームにご入力・送信をお願いいたします。
●今回は、FBの「参加ボタン」ではなく、フォームのご記入にてお申し込みを受付とさせていただきます。
●フォーム使用が難しい場合は、末尾のメールアドレス宛にお申し込みください。
●先着順とさせていただきます。満席になり次第FBページでご案内いたします。
●キャンセルされる場合はご連絡をお願いいたします。

↓参加申し込みはこちらから(申込みフォームが開きます)↓
https://forms.gle/FzpjMYtWtCSCmDiv5

◇企画◇ Arts and Law
Animation and Law チーム
下平将人、石渡広一郎、尾谷恒治、永井幸輔、饗庭東子、田邉幸太郎、藤森純、黒澤水里、坂井聖美
キービジュアル協力 エンドケイプ

◇主催◇
Arts and Law( 無料相談窓口あり )
http://www.arts-law.org/home
Arts and Lawは弁護士・会計士などの有資格の専門家の協働による芸術・文化への支援プログラムを中心とした非営利団体です。2004年以来、あらゆるジャンルの表現活動とその担い手の人々へ向けて、正確な専門知識の普及や無料相談の機会等を提供しています。

Animation and Law!! について
Arts and Lawの有志メンバーによる活動で、世界に誇れる文化として日本のアニメが存続するために、「投資家」「クリエイター」「制作会社」など多様な立場の当事者が集い、業界の課題を共有し、論じ合う場づくりを行っています。

◇お問い合わせ先◇
石渡 ishiwata@one-mile.net
坂井 pukachon.0916@gmail.com

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