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【ワントーーク特別編】2周年記念☆久山校長&鳴海プロ対談<後編>

あけましておめでとうございます(と、本来言える時期を過ぎてしまいましたが、年明け一本目なのでご容赦を!)、『麻雀スクールOne Game』です!

2周年記念noteが年をまたいでしまいました、申し訳ありません。
12月、気がついたら終わっていました…さすが師走…
本年もゆるゆるとしたペースになってしまうかもしれませんが、noteの更新頑張っていきたいと思いますので何卒よろしくお願い申し上げます☆

というわけで新年1本目のnoteは久山校長&鳴海プロ対談の後編です!
前編では『麻雀スクールOne Game』のこれまでやお二人が授業を行う際に気をつけていることなどについてうかがいましたが、後編では「これから」の話、そしてお互いの話をうかがってみました。


オープン当初から変わらない「夢」

――2周年を迎えて、改めて『麻雀スクールOne Game』の「これから」について聞かせて下さい。

久山校長:オープン当初から目標は何もぶれてないんですが、2周年のnoteでも書かせてもらった「全国展開」と「子ども無料麻雀教室」です。
やっぱり現状一極集中になっているというか、麻雀をゆるく楽しめる環境が東京に集中しちゃってるんですよね。フリー(の麻雀店)はある程度全国にあるかもしれないんですが、初心者さんや初めて麻雀をする人が行きやすい場所は地方にはなかなかないんです。ここ(『One Game』)くらいゆるゆるな方が入り口としては入りやすいですし、ゆるゆるではじめても、上達スピードに個人差はあってもみんなどこに行っても大丈夫なレベルには絶対なりますしね。
そういう環境が全国にある方が麻雀を始める第一ステップとして入りやすいかなと思ってます。麻雀を好きになってプロに会ってみたい!と思っても、地方からいきなり都内に来てイベントに出るって相当ハードル高いですよね。

鳴海プロ:知らない土地で知らない雀荘にいきなり入るってきついですよね。

久山校長:そうそう。ネット麻雀で一生懸命頑張ったけどリアルはセットでやってみたくらいで、くらいの経験があったとしてもドキドキしちゃうよね。

鳴海プロ:なので地方に派生させていきたいっていうのがまずひとつありますね。

――まず都内にもう1店舗というより別の地域に、というイメージですか?

久山校長:都内にもう1店舗でも全然いいんですけど、広げてはいきたいと思っていますね。主要都市に置いていきたいというか。

鳴海プロ:新幹線の沿線とかですね。大阪、名古屋、仙台、福岡とか…

久山校長:四国とかもいいしね。各エリアにあればみんなが麻雀に触れやすいですよね。

鳴海プロ:各エリアに1個あれば、例えばそのエリアの別の県の麻雀店さんを一日だけ間借りしてイベントや麻雀教室を開催したりもできると思うので。

久山校長:各地域ごとの対抗戦したりとか、イベントの幅も広がりそうだよね。

――現状で、例えば大阪の麻雀店さんに協力していただいて1日麻雀教室をやる、というよりは、地域に1店舗出してから、というイメージなんですね

久山校長:それもなしではないんですが、単発だと根付かないんですよね。やっぱりイチからしっかり時間をかけてやっていかないといけないかなと思ってます。

鳴海プロ:スクールを地方で開いたら、序盤は多分苦しいと思うんですよね。この場所でも最初は(予約が)埋まらなかったっていうのも知ってるので。長い目で見てしっかり続けていくことが必要になると思います。

久山校長:スタッフをどうするかが一番大変ですよね。麻雀って練習すればするほど、強くなってったときに自慢したくなっちゃうけど、先生に麻雀の実力を自慢されてもどうしようもないんで(笑)。

鳴海プロ:人間性大事ですよね。

――Mリーガーやトッププロはだいたい東京に住んでらっしゃいますし、地方に来ていただくとなると交通費もかかりますね

久山校長:そうですね。あとやっぱりまだ地方には東京ほどライト層や初心者、いわゆる「見る雀」と呼ばれるような人達が気軽に入れるような、Mリーガーを呼べる麻雀店が少ないんですよね。麻雀を取り巻く文化が違うというか。その辺を変えていかないといけないと思うんですが、そこは麻雀業界が手をとり合って一生懸命やっていかなきゃいけないところにはなりそうですけどね。

鳴海プロ:団体の垣根を越えて、業界全体でやれるといいですよね。

久山校長:年度で、エリア別でとかでもいいと思うんですけどね。「本年度は東北エリアに力を入れていきましょう」みたいな。業界全体で足並みをそろえてやっていかないと時間がかかってしまうと思うんですよね。
不器用な業界ではあると思うんですけど、麻雀業界って。地方展開は時間がかかりそうですけど、やっていきたいですね。

鳴海プロ:オンラインとかでは徐々に進めようかなと思ってます。

久山校長:オンライン授業も、たとえばMリーガーの勉強会にオンラインで参加できるようにしてみる?とか考えるんですけど、それもやり方が難しいと思ってて。直接リアルタイムに質問するために音声を繋げてやるのか、座学のところだけにするのか…でも座学のところだけだとほぼ配信になっちゃうので…

鳴海プロ:東◯ハイスクールみたいな感じになっちゃう(笑)。

一同:(笑)

ちょっと予備校教師っぽい久山校長

鳴海プロが「ダメ!」と言えなくなったこと


――もうひとつの子ども麻雀教室についてはいかがですか

久山校長:子ども麻雀教室については、ほんとに日々考えてます。場所の問題でスクールではできないので(風営法で麻雀店に18歳以下の子どもが入るのはNG)場所をどうするかがまず問題ですが、そのあたりがクリアになれば実施は可能かなと思っています。

鳴海プロ:子どもたちにアプローチすることで麻雀界の裾野の広げるというところと、単純に子どもが楽しめるとなると、子どもですら楽しめるんだから大人はそれより安心感がもてる、となると思うので。やっぱりどうしても業界的にマイナスなイメージがありますからね。

久山校長:なのでまず当面の目標は子ども麻雀教室ですね。決意noteにも書きましたが、無料で開催したいのでこのnoteアカウントでの収益(有料部分&サポート)とグッズの販売利益をすべて子ども麻雀教室に使う予定です。

――某校長が鳴海プロのイケメン写真で有料部分を作るって言ってました

久山校長:鳴海くん、「写真撮られるの、僕もう文句言えなくなりました…」って言ってたもんね(笑)。

鳴海プロ:「子どものため」って言われたら、もう僕どうするんですか!(笑)もう、だって「子どものために撮ってんだよ」って言われて、「ダメ!!」って言えないじゃないですか(笑)。子どもに麻雀やってほしいですもんね、ちびっこたちに。それを盾に…

久山校長:基本的に僕嘘つかないっていうか、やるって言ったらやるから(笑)。鳴海くんが「旅行行きたい」っていうから栃木とか連れてってるし。「子ども麻雀教室やるぞ!」って言ったら鳴海くんも「やるんだろうな」っていう認識で動いてるからね(笑)。

鳴海プロ:だから仕方ないんですよ!(笑)

↑決意noteはこちら↑

↑秘蔵写真(?)で有料部分を作られた最初のnoteはこちら↑

親子?師弟?ライバル?お互いへの想い


――鳴海プロにとって久山校長はどんな存在ですか?

鳴海プロ:よく「パパ」って言ってるんですけど(笑)。私生活とか普段の感じだと、ちょっと年上のおじさんというか、パパみたいな(笑)。
麻雀という側面でいうと、久山さんや勝又さん(EX風林火山 勝又健志プロ)はどこかで倒せたらそれが恩返しになるかなと思ってます。部活でいうと1学年上の先輩みたいな感じの距離感で、技術を教えてもらいやすい一番近い人だったりするし。かつ越えるべき壁というか、「ここを超えたいな」みたいな感じですね。

――久山校長にとって鳴海プロはどんな存在ですか?

久山校長:私生活では危なっかしい息子みたいな感じですね(笑)。
麻雀でいうと…鳴海くんだけじゃなく、『One Game』で勉強してプロになってる人みんなに「僕を超えてプロ」って言ってます。麻雀プロには化け物みたいな人いっぱいいるんで、僕は最低ラインだと。その人たちと戦うには僕ぐらいは超えていかなきゃ始まらないんで、プロになっても僕を超える努力は最低限してもらわないとと思ってます。ここでのプロの練習会の成績、僕は一番上なんですよ。若手は何か最低限僕ぐらいは超えなきゃ始まらないんで頑張ってほしいですね。

――最低限が高いですね

久山校長:でも結局僕くらいは倒しておかないと、内川さん(KADOKAWAサクラナイツ 内川幸太郎プロ)や勝又さんには到底届かないですよね。

鳴海プロ:久山さんもかなり強いんですけど、今後プロとしてやっていくには「久山さんを超える!」という努力をしないと、さらに上にはいけないの
で。

久山校長:化け物みたいな人たちがいっぱいいるからね、トップに。

鳴海プロ:久山さんも十分化け物ですけどね。十分化け物だけど、勝又さんとか内川さんとか寿人さん(KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人プロ)とかになるとレジェンド妖怪、SSランク妖怪みたいな感じで、僕ジバニ◯ンですからね。

久山校長:そうそう、そんな感じですよ。

――でもジ◯ニャン主役ですね

鳴海プロ:僕の物語では僕が主役なんで(笑)。

久山校長:トップオブトップと比べたら僕は下の方だから、最低限超えないとトップオブトップにはいけないですよね。

鳴海プロ:プロである以上、一番強くなるのを目指さないとダメなんで。

「上を目指す」と真剣な眼差しで語るジバ◯ャン

滅多に約束をしない久山校長がした、鳴海プロとの【約束】


――プロとしての目標は?

鳴海プロ:勝又さんに「どこ目指すの?」って聞かれたときにも言ったんですが、僕は鳳凰位(日本プロ麻雀連盟リーグ戦の最高タイトル)獲りたいんですよ。それを伝えてるので、勝又さんは、よりちょっと厳しく「そんなんじゃダメだ」「まだ弱いね」と、きっちり指導してくださってます。

久山校長:僕は鳴海くんを10年ずっと弾き返さなきゃいけないんですよね、越えられないようにずっと。鳳凰位獲るって鳴海くんと約束したので。約束したことは守るタイプだからあんまり約束しないんですけど、約束したので鳳凰位獲ることが目標ですね。

鳴海プロ:競争してるんです。

久山校長:あとにも先にも獲らせる気はないすけどね(笑)。若い子はやっぱり目標を一個超えちゃうと、もういいやってなっちゃうので。プロテストでいうとプロになったからいいやって人もいれば、なんかもうある程度練習したからもういいやって人もいますし。

鳴海プロ:僕はプロテスト前に追い込みかけてたのと同じぐらい、今もずっと麻雀に毎日毎日触れてますね。

久山校長:鳴海くんのモチベーションが落ちないようにというか、常に努力し続けるようにというか、それは一番気をつけてますね。トップというか強い人たちはやっぱり勉強してるんで、その人たちを超えるためには練習量を倍にしなきゃ追いつかないですからね。
鳴海くんはこういう性格なんで、たまに「いや、もう俺いきます!いけます!」みたいな雰囲気を醸し出すので…(笑)。

鳴海プロ:1回1回そこで「お前まだまだぞ」って実力で示してもらって、喝を入れてもらわないと(笑)。俺にケロっと倒されちゃうと「俺もういけるわ!!」ってなっちゃうから。

久山校長:それだといい方向行かないですからね。言動もそうですが、全体的に危なくないように、と見てますね。だからさっきの話に戻っちゃうけどやっぱり息子みたいな感じです(笑)。反抗期もあるし、多少。それはなんか親の愛情というか「言ってるな」って。

鳴海プロ:メンホンチートイ(面前混一色七対子)も、今でこそ納得してるけど、最初は「絶対にならない!!!」っていうところから始まってるんで(※久山校長はメンホンチートイ教の教祖←note担当が勝手にこう呼んでますが、配牌を後ろから見た久山校長に「これはメンホンチートイだね」と言われたことがある生徒さんも結構いるはず…!)。「ならないよ、だって損でしょ。この局はノーテンの確率上げて、相手にツモられるのを待つだけの確率を上げて、自分は守備だけするみたいな局を作るんですか!?」みたいなところから…

久山校長:「その瞬間それは損でしょ」みたいな。

鳴海プロ:そうそう、そう言ってたけどやってみるとリターンのパターンが意外と多いというか、思ってるよりあって、そこに感覚とのズレがあるから。その感覚というか、理解がまだそこに到達できてないときは「そうはならないと思う!!!!」みたいなことがいっぱいありました。あったんですけど、最近はちょっとずつ落ち着きました(笑)。

久山校長:でもまた、反抗期が始まり、みたいな、何かそれを繰り返すと思います(笑)。

鳴海プロ:そうそう。「いや、だってこれ、4枚目だからもう鳴かないとあがれないでしょ!?」とかもあったし。

久山校長:ホンイツ(混一色)でテンパってるのにチンイツ(清一色)に行く時とかね。

二人:「十分じゃん!!」(←息の合ったハモリ)

鳴海プロ:みたいなね。

久山校長:「ポンテン(ポンして聴牌)取った方がいいじゃん!」ってね(笑)。

鳴海プロ:「いやメンホンでいってさらに上(チンイツ)にいったほうが半荘決めるからプラス」みたいな。

久山校長:その選択肢を持っておくことが大事かなと思ってます。ポンテンはもちろん取って全然いいんですけど、ポンテン取らない世界線も見ておかないと。絶対ポンテン取るしかないって思うよりも、こっちの選択肢もあるけど今はこっちみたいな、1個思考を前に進めるための知識を持っておいた方がいいなと。たいていの人は満貫のポンテン取りますし、満貫から倍満見る人ってそうそういないんです。でも自分の引き出しとしてその選択肢を持っておかないと、例えば条件戦になったときとか大きくプラスを叩きたいときとかに急にはできないですよね。
なので鳴海くんに対してはすごく繊細に考えてます。

鳴海プロ:ちなみにこんな性格的ですけど意外と僕も繊細だったりします(笑)。

久山校長:いや一番繊細でしょ!「僕も」っておかしいし!別に俺繊細じゃないから!

――(どうかなー…)

終始笑いの絶えない楽しい対談でした♪

というわけで前後編にわたり『One Game』の今まで、そして今後の目標やお二人の話をいろいろと聞かせていただきました!

年末には冬期講習、年始からは新タイトル戦「一意専心」と、『One Game』はこの年末年始にも新しいことを始めています♪

お話に出てきたMリーガーの内川プロ、勝又プロの勉強会も、久山校長と鳴海プロが担当する通常勉強会も事前予約制ですので、まずはホームページをチェックしてみてくださいね。

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今回のちょい足し!!

今回の有料部分ちょい足しは、子ども麻雀教室の話から派生した鳴海プロの地元に行く(!?)話と、対談中に相手がいないタイミングで聞かせていただいたお話です。
久山校長からもらった鳴海プロの秘蔵(?)写真もあるので、鳴海プロファン必見です!たぶん!

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