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拝啓、トリミング利用のお客さまへ

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から、比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び、辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

いつもご利用ありがとうございます。
One for Dog の齋藤です。

この内容はラジオ放送「One for Dog Radio」で音声コンテンツとしても配信しています。"音声派"の方はそちらからもお楽しみいただけます。

辛味という味覚は刺激が鈍化するらしく、どんどんエスカレートしてしまいますよね。
こちらのnoteも然りで、前回の3辛を召し上がっていただいたばかりなのですが、今回は4辛ほどの記事に味付けされております。
そろそろ燃え上がってしまわないか心配ではあるのですが、ちょっと込み入った事情がありまして今回のご紹介となりました。

これからご紹介する記事は2021年8月10日のサロン記事にて公開済みなのですが、トリミングのお客さまへ向けた大切なメッセージにも関わらずオンラインサロン内だけに伝えるにはいささか乱暴かなと思いました。
愛犬文化村に参加されていないというお客さまもいらっしゃるかと思いますので、この場を借りてお伝えしたいと思います。

トリミングのお客さま、お教室の生徒さま以外はなんのこっちゃ分からないとは思いますが、お教室をはじめられる同業者さんにも同じような課題が起こりうる可能性があるので、良かったらご参考にしてください。

それでは本題に移りたいと思います。

ご存知か分かりませんが、トリミング業界の繁忙期は「春先盆暮れ正月」です。

[理由]
春先   ・・・狂犬病や寄生虫の予防接種需要
お盆   ・・・サマーカット需要
暮れ/正月・・・新年をキレイにして迎えたい需要と予約が間に合わなかった需要

そんな繁忙期でもOne for Dogは至って通常運転です。

暇なわけでもありませんが、かといってブッ壊れるほど忙しくもなく、ただただご予約をこなす日々です。
開業2年目くらいから徐々にトリミングのご新規様を制限しはじめ、3年目となる去年からは完全に新規募集を終了した次第です。
今回はそんなトリミングサービスに関してお伝えきれていないというか一部のお客さまにモヤモヤさせてしまっていたことを話したいと思います。

それは、

「トリミング利用だけだと気が引けてしまう」

というお声です。

・最近お教室の生徒さんが一気に増えてきた
・トリミングの予約もどんどん埋まっていく
・齋藤の”50歳で引退説”が流れている
・ゆくゆくお教室だけになる予感がする
・だからといってお手入れを学ぶ余裕はない
・でも今さら他のサロンにも行けない

とのことでした。
このことを数名のお客さまから聞いたときには正直猛省しました。
僕の中では”既存のお客さま”と”ご新規さま”をすみ分けてアレコレ記事を書いていたつもりでしたがいつの間にか不安を与えてしまっていたようです。
なので今回、改めて僕が今考えていることをお伝えしたいと思います。

One for Dogの集客状況

■1年目・・・トリミング募集↑/お教室募集↓
独立するにあたって僕が目指したのは「成熟しきっていない地で1から犬文化を作る」でした。
東京のような成熟したところで開業するならばわざわざ大手を辞める必要はなかったわけで、20年間かけた答えを具体化しようと思った先に宮代町の区画整理地(道佛地区)に出会ったんです。
もともとは田んぼの土地。引っ越した時もお隣さんしか家がなく犬どころから人も家もなかったところにビビッと来たんです。
ただその分、都内でもようやく認知されはじめたばかりの「飼い主さん向けの教室」を広めるには「自分の犬のことを自分でやってみよう」という啓蒙活動が必要だったわけで、まずはそんな会話が出来る機会と定着するまでのストック売上を確保するためトリミングサービスを前面に打ち出すことにしたんです。
■2年目・・・トリミング募集↓/お教室募集↑
おかげさまでお教室に通われる生徒さんも増えて来ました。
一方で「いつでも気軽に」出来たトリミングのご予約はだんだんと不便になっていきました。
#離れていったお客さまもいました
#本当ごめんなさい
■3年目・・・トリミング募集→/お教室募集↓↑
そうして現在トリミングサービスは完全に新規募集をやめています。
ただ既存のお客ワンだけは僕の体が動く限り(というか見限られない限り)担当していきたいと思っています。

ではどうやってこの均衡を保つ計画かというと、

[トリミング]
頭数は増えないけれど引退する子はどうしても出てくるので分母は次第に少なくなると思います。

[教室]
お手入れ教室は基本6回コース、しつけ教室は全12回コースなので一定期間で新陳代謝が起こります。

したがって、トリミングとお教室の両輪は可能だと考えています。

ここからは、もう一つ理由です。
先日体験レッスンに参加された飼い主さんからとあるお手入れ教室の情報を聞きました。

「教室Aの授業料」
・学費:2〜30万円
・教材:+道具一式必須購入

愛犬さえ出来れば良いだけなのにこれでは高すぎると。
そうですよね、分かります。

ただ、教材は一番利幅があるので儲けを出すには最適なんです。
その上でこの金額は・・・仕方がない金額だとも思います。

もし僕がお教室一本でOne for Dogを経営しようとしたら、このくらいの金額をいただかなければいけません。
そして、体験レッスンに来た方を来る者拒まずで受け入れ、追い打ちに営業すらかけると思います。

一方One for Dogのお教室では、ご入学をお断りする場合があります。
例えば、トリミングにトラウマのあるご愛犬。
例えば、仔犬を迎え入れて間もない飼い主さん。
すなわち、愛犬の経験値次第では飼い主さんの学びが上手くいかないため、一定期間プロのトリマーさんに仕上げてもらうことをオススメしているんです。

それが、お教室を収入の柱にしてしまうとそういうわけにはいかない。
単価を上げるか、生徒数を増やすかになると思うんです。

こうした営業は前職で経験させてもらいました。
だからこそ、もうしたくありません。

愛犬の正しいお手入れ方法なんてのは、そもそも販売店が無償(というか販売価格に込み)でやるべきことです。
犬を飼うのであれば、学べる人と学べない人に格差はあってはならない。
「学ぶもの」でなければいけないはずです。

#4辛にて刺激強めです
#ラッシーを飲んでください

だからOne for Dogのお教室は子育て世帯でもなんとか手が出せる(子供の習い事程度)の料金設定にしています。
#全6回コース3万円(5千円/回)

僕が言うのもなんですが、この金額で学べる恩恵はトリミング利用のお客さまから頂いている収益のおかげです。
トリミングというストックビジネス、そしてお教室というフロービジネス。
それぞれ大切なお客さまで成り立っています。

したがって、トリミングをご利用いただいている”既存の”お客さまにおかれましては、オーダー内容に関するわがままやご予約調整のお願いなどあるかもしれませんが、引き続き遠慮なくお申し付けいただきたいと思っています。

One for Dogとしてもこの状況をなんとかすべく、すっからかんの頭でアレコレ策を考えている次第です。
加えて愛犬文化村の皆さまも同じく貴重なお客さまですので、皆さま今後ともよろしくお願いいたします。

ネットショップ「One for Dog BASE店」

お手入れ教室に通いたいけど時間がないという方や、そもそも通える距離にないという飼い主さんに向けた「愛犬のお手入れをオンラインで学べる講習会」や、仔犬のうちからきちんと犬のことを理解してあげたいという飼い主さんに向けた「愛犬のしつけがオンラインで学べる講習会」といったアーカイブ動画を販売しています。加えて、愛犬のお手入れを本格的にはじめようという飼い主さんに必要な道具一式をプロが見繕い、使い方動画をセットにした「はじめてのお手入れパック」やオススメコンテンツをセットにした「新米飼い主さん応援パック」の販売もはじめました。最近では、プロトリマーが実際のモデル犬でお手入れのやり方を実演する「お手本動画」など多数商品を取り揃えています。ご興味のある方は一度覗いてみてください。

無料オンラインサロン「愛犬文化村」

愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!

【今週のサロン記事】
・2021年9月5日(日)note/stand.fm 更新
・2021年9月6日(月)※ナイショの記事
・2021年9月7日(火)※ナイショの記事
・2021年9月8日(水)※ナイショの記事
・2021年9月9日(木)※ナイショの記事
・2021年9月10日(金)※ナイショの記事
・2021年9月11日(土)犬種区分:レオンベルガー
どこかで見たことのある黒塗り文書みたいになってしまってごめんなさい。
今週のサロン記事は極秘プロジェクトについてのアレコレだったためお口チャックになっております。来年あたり明らかになると思いますww

※サロン記事の内容をOne for Dog Radioでちょっとだけ触れています

ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。



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