見出し画像

求めていること、求められていること

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

現在150名以上のサロンメンバーさんが参加しています

早速ですが本題です。
今日はお客様とのやり取りから、こういうことってあるよね といったお話をします。

突然ですが皆さんは、“オーバースペック”という言葉を知っていますか?
Google先生によると、

「機械などに多くの機能を取り入れすぎること。 過剰に高性能であること。」

という説明になるそうです。

先日も"DogSalon Ringo"さんのブログで取り上げていたこのワード。

同じような意味合いを受け取ったので、こちらでも共有したいと思います。

そのお客さまは、ドッグスポーツのひとつでもある「アジリティ」を愛犬と一緒に楽しんでいる方でした。
一言でいうと”犬の障害物競走”みたいなものなのですが、楽しむには練習がかかせません。

そこで、アジリティを教えてくれる施設に通いながら指導を受けるわけですが、ここでちょっとした齟齬が生じてしまっているとの相談でした。
ざっくり言えば「先生!私たちはそこまでのレベルを求めてないんです(汗)」といったところ。

指導を受け持つトレーナーさんは言わばプロなので、「タイム」や「ノーミス」といった競技に欠かせないポイントを追求するわけですが、アクティビティとして楽しんでいる身としてはいささか具合が悪い。

だって、関係性と言う名の服従訓練を、日常の生活においてまで徹底しなくてはいけないので。
#甘やかせない甘えないといったところ

もちろん、スポーツを楽しむ上でも成績を上げるための練習は必要なのですが、とはいえプロが見ている景色とは違ったりすることってあるんですよね。

これはお手入れ教室も然りで、体験レッスンに参加される方の多くは、

「お手入れを教えてくれる場所を探してたんですが、ほとんどが専門学校のようなプロを育成する学校で…」

自分の犬さえできればいいだけなのに、高額な教材や専門的な座学までは求めていないとのこと。
技術一つにとってもプロになるわけではないので、「そこまでのスキルは求めてないんです」といったお声が本当に多いです。

すなわちこちらもオーバースペック。
専門職になればなるほど、この”高み”を目指したくなるもので、いつの間にか「あなたもそうでしょ?」となってしまう。

厄介な職業病なんです。

ちなみにOne for Dogのお手入れ教室では、トリマーと同等の技術を手に入れるなんて無謀な挑戦はせず、飼い主さんの特権”時間がある(すぐそばにいる)”を有効に使ったやり方を教えています。

プロトリマーからしてみると、邪道もいいところかもしれませんが、そもそもそこまで求めていないのを知っているので、開き直って指導しています。

日本人は良くも悪くもオーバースペックになりやすい人種だとか。
僕も企画を進める際には、この辺りを注意するようにしています。

One for Dogのお手入れ教室

ペットブームによりトリミングサロンの予約が取れなくなってしまう飼い主さんが増えています。また高齢を理由に利用を断られるケースさえあります。万が一に備えて愛犬の正しいお手入れ方法を学んでおきましょう。

無料オンラインサロン「愛犬文化村」

愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!

【今週のサロン記事】
・2023年9月24日(日)note更新のお知らせ
・2023年9月25日(月)ドッグスポーツで学ぶとしつけはもっと楽しくなる!?
・2023年9月26日(火)犬と人の運動会ってなにやるの?
・2023年9月27日(水)秘密の特訓、募集します!
・2023年9月28日(木)先着20名!エントリー受付開始
・2023年9月29日(金)スナック愛犬文化村
・2023年9月30日(土)犬種区分シリーズ:フィールド・スパニエル

オンラインサロンでは過去記事もご覧いただけます

日本の愛犬家に、正しい知識と必要な技術を

One for Dogではこれから犬を飼う人の相談会をはじめ、子犬のサロンデビューを応援するはじめてトリミング、飼い主さんと一緒に学べるしつけ教室やお手入れ教室など愛犬の成長に寄り添ったドッグライフプランを提供しています。他にも教育機関や公共施設での講演会やドッグイベントなど、より良い愛犬文化の創出に取り組んでいます。

電子書籍でドッグサロン経営に関するビジネス書を発売しました

One for Dogのサービス設計、コミュニティ運営やブランディングなど、従来のドッグサロンとは異なるビジネスモデルの裏側を包み隠さずお話しています。購入特典として業界関係者だけのオンラインコミュニティ「愛犬文化Labo」への招待リンク付きです。

ワクチン未接種の子犬だけを対象としたサロンデビュー参観を行っています

実際にトリマーが行なうグルーミングを間近で見学しながら、お手入れのことやサロンの選び方などトリミングに関する基礎知識を学ぶことができます。毎回一組限定の完全貸切制なので、はじめて愛犬を迎え入れるという新米飼い主さんにオススメです。トリミングサロンがはじめてという愛犬をご家族みんなで知識を得ながら見守ってあげませんか?

講演会のご依頼はこちら

学校や企業様からのお声がけにより、犬と人に関わる様々な講演をさせて頂いております。犬を飼う前に知っておきたいことや楽しくためになるワークショップ、小学校でのPTAスクールや中学校での職業講話、従業員さまの福利厚生などお役に立てる機会がございましたらお気軽にお問い合わせください。

One for Dog のラジオ放送「One for Dog Radio」

One for Dogにご縁のある皆さまへ音声メディアを通して犬に関わる様々な情報を放送しています。ライブ配信では「これから犬を飼う人の相談会」も収録しています。愛犬とのお散歩タイムにでもお耳を拝借できたら幸いです。

愛犬が嫌がらないブラッシングの方法を無料で公開中!

「ウチの子はブラッシング嫌いで…」「お顔を上手く洗わせてくれなくて…」
愛犬がお手入れを嫌がる理由のほとんどは自己流になってしまったやり方にあります。大切な愛犬のためにも今のうちから学んでおくことでいざというときの助けにもなります。この機会に正しいお手入れの方法を学んでみませんか?

ネットショップ「One for Dog BASE店」もオススメです

お手入れ教室に通いたいけど時間がないという方や、そもそも通える距離にないという飼い主さんに向けた「愛犬のお手入れをオンラインで学べる講習会」や、仔犬のうちからきちんと犬のことを理解してあげたいという飼い主さんに向けた「愛犬のしつけがオンラインで学べる講習会」、「プードルのことだけ学ぶ講習会」といったアーカイブ動画を販売しています。加えて、愛犬のお手入れを本格的にはじめようという飼い主さんに必要な道具一式をプロが見繕い、使い方動画をセットにした「はじめてのお手入れパック」やオススメコンテンツをセットにした「新米飼い主さん応援パック」の販売もはじめました。最近では、プロトリマーが実際のモデル犬でお手入れのやり方を実演する「お手本動画」など多数商品を取り揃えています。ご興味のある方は一度覗いてみてください。

ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?