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顎クイ

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

現在147名のサロンメンバーさんが参加しています

どうも、"顎クイ"を生業としている齋藤です。

早々に訂正しておきますが、今日は女性がドキドキする仕草を語る回ではありません。
吐き気を催しそうになった方はご安心を。

では齋藤、誰の顎をクイッとしてるのか…
もちろん「犬たち」です。
#そうしてください

そんなこんなでおふざけはこの辺に、ちょっと真面目なお話を。
突然ですが、こんな質問を投げかけたいと思います。

「愛犬の顎クイ、何分間キープできますか?」

一度やってみて

犬の顎クイとは、顎下の被毛または弛んだ皮膚をつまんで見つめ合う状態です。
#勝手に名付けました

これが意外と難しい。
とくにお手入れ教室なんかでは、お顔のカットの際に行うのですが、そもそも持たせてすらくれないことが多いんです。

「先生!どこ持ってるんですか??」

あまりにも動いちゃうので

そんな質問を受けたりしても、実は大したコツなどなかったりします。
では、なぜなのか?

理由はどこを持っているのかではなく、誰に持たれているのかであるということ。
つまり、「この人には逆らっちゃいけない」という気持ちがあるかということが重要なんですね。

犬たちにとって、お顔(特に マズル:口吻 周辺)というのはまさに聖域。
ここを掌握されるということは「服従」を意味します。

日頃から俗に言う”ナメられている”状態では、そもそもが持たせてくれないというわけ。
この試練はトリマーを目指す練習生であっても同じです。

先日もお教室の生徒さんに話したトリミングスクールのあるある。

実技授業の時間帯にモデル犬を上手に扱えない生徒さんがいたとします。
モデル犬は練習台としてのプロなわけなので、賢い子なんかは生徒さんの力量を見切ってわざと意地悪したりします。

ボクサーさながらのウィービングにお手上げの生徒さん。
そこに講師が現れて「ここをこう持って…」とアドバイスすると…?

途端に顎クイを成功させるわけですが、講師が立ち去るやいなやまたしても嫌がるモデル犬さん。
立ち去った先から、

「○○ちゃん!意地悪しないよ〜」

わざとやってる子もいたりして

と講師の声が聞こえただけで、

“ボク、なんにもやってないよー”

演技力ったらハンパない

なんて白を切ったりさえします。
#悔しくて泣いちゃう生徒さんも少なくない

こんな状況がトリミングスクールでは日常茶飯事。
となるとお分かりの通り、”コツ”ではないというわけ。

経験を重ね、度胸や決断力、手際や余裕といった力を手にした先でようやく身を委ねてくれるんですね。

“犬たちの前で新人を叱らない”

これもあるある。

人間なんかよりもずっと主従関係を意識している犬たち。
そんな彼らの前で後輩を叱咤してしまうと、その人の言うことを利かなくなるなんてのも有名な話です。

だからこそお手入れ教室では、お手入れの時だけでなく日頃の接し方から意識しないと、お顔を上手にカットできないんですね。

犬って本当、よく人を見てるんです。

One for Dogのお手入れ教室

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愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!

【今週のサロン記事】
・2023年6月4日(日)note更新のお知らせ
・2023年6月5日(月)小学生のための教育支援イベント、始動です
・2023年6月6日(火)自由研究のテーマを考える
・2023年6月7日(水)動物愛護を学ぼう!小学生のための自由研究ワークショップ
・2023年6月8日(木)もうひとつの動物愛護
・2023年6月9日(金)犬種区分:ブリタニー・スパニエル
・2023年6月10日(土)スナック愛犬文化村

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ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!

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