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クチコミを徹底分析!オンラインインターンの満足度を高める秘訣

先日公開した、【保存版】オンラインインターンの不満をなくす運営チェックリストでは、主に学生の不満を減らす方法をご紹介しました。

今回の記事は「上級編」として、オンラインインターンで満足度を高め、学生の志望度を上げることをテーマにお届けします。

数多くのクチコミ情報と、筆者が株式会社ワンキャリアの新卒採用担当として実際にインターンやオンライン就活イベントの運営・設計をする中で培ったノウハウから、秘訣をお伝えできればと思います。

インターンの満足度を高めるカギは、参加者への「お土産」にあり

前回の記事でもご紹介したとおり、オンラインインターンで特に気をつけるべきポイントは以下の3点でした。

1. 段取り
事前に準備物やタイムスケジュールをもれなく伝える
2. 目的
各コンテンツの目的や参加する意味を明確に伝える
3. お土産
オンラインだからこそ贈りやすい、テキストやファイルを有効活用する

この中で「満足度を高める」ために最も有効なのは「3. お土産」です。

お土産とは、学生が就活を進めたり、キャリアを考えたりするための「武器」をインターンを通じて渡すことです。

ここからは、オンラインインターンでプラスアルファの評価を得るための細かい注意点と、オンラインならではのお土産の渡し方を中心にご紹介していきます。

【講義 ・ 説明会の満足度をアップ】 画面上で社員のチームワークを発揮

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まずは、講義や説明会パートで満足度を上げる運営のポイントから。

プレゼンの内容に目が行きがちな時間ではありますが、オンライン開催の場合、1つの画面の中でプレゼンター以外の社員の動きが分かってしまうというのが大きなポイントです。

そのため、参加社員全員にできることがあり、協力が求められる場面になります。学生にとっては、社風がよく見えるシーンでもあります。

【 講義/説明会の満足度を高めるポイント 】

1. 冒頭の挨拶は参加社員全員で元気に(社員もカメラオンで参加する)

2. 質問はZoomのチャットに自由に書いてもらうよう案内する(司会の案内とチャット案内の両方で伝える)

3. 雰囲気を盛り上げたい時は、社員が率先してZoomのチャットに書き込む

4. 講義に関連する記事や推薦図書がある場合そのURLをチャットで送付する

特に、最後の記事や書籍のリンク、メモなどをリアルタイムで送ることができるのは、オンラインならではの感動を与えられる体験です。また、チャットで送った内容を、終了後の参加御礼メールでも再送することを伝えて送信するとさらに親切なお土産になります。

場の全てがひとつの画面内に収まる──オフラインイベントで例えれば、参加者全員が天井から様子を俯瞰しているイメージでしょうか。気が抜けない分苦労も多いと思いますが、逆にそれを利点として活用していきましょう。

【グループワークの満足度をアップ】 すぐに送れて保存がきく、テキストフィードバックが差別化ポイントに

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次は、グループディスカッションなどのワークで満足度を高める運営方法です。ここでも、画面共有やテキストコミュニケーションなど、オンラインならではのリアルタイムな施策が重要なポイントとなります。

【 グループワークの満足度を高めるポイント 】 

1. ワーク開始前には、自己紹介やアイスブレイクを入れる

2. 参加者の議論が噛み合わない時は、画面共有や議事録へのメモを推奨する

3. ワークへのフィードバックをテキストで送付する

1つずつ解説していきます。

1. ワーク開始前には、自己紹介やアイスブレイクを入れる
オンラインならではの独特の緊張感や無機質な空気は最初にやわらげましょう。自己紹介を求める場合、名前や所属以外にテーマも与えると人となりが伝わり、良いアイスブレイクになります。

例)
・最近買って良かったものをチームのみんなにおすすめしてみてください。
・今まで行った旅行先で楽しかったところを紹介してください。

参加者全員がリアクションを取りやすくなりますので、盛り上がりやすいテーマをいくつか選定しておきましょう。

2. 参加者の議論が噛み合わないときは、画面共有や議事録へのメモを推奨する

議論慣れしておらず、初対面の学生が集うケースでは特に注意が必要です。イベント全体のコンテンツが良くとも、自身のワークの出来が悪く、社員のサポートも不充分だと満足度が下がります。

空中議論で話がまとまらない場合は、共同で編集できるドキュメントを画面にうつしながら、今何を議論しているのかの整理をすすめましょう。学生だけでは話がうまくまとまらない時は、社員がドキュメントに論点を書き出すようなフォローも行えます。

3. ワークへのフィードバックをテキストで送付する(チーム向けのみならず個人も)

仮にフィードバックの時間を設けていない場合でも、テキストの送付であれば数秒で行え、後で読んでもらうことも可能です。Zoomのチャットなどで伝えてみましょう。

学生にとって社会人から得られるフィードバックは貴重な学びです。それが口頭のみならずテキストでも受け取れたら、それは何度も見返せるお土産になります。テキストをその場で受け取ることができるのはオンラインならではの体験であり、そのフィードバックの質が高ければ他社より一歩抜きん出るチャンスにもなります。以下にフィードバックの一例を挙げます。

チーム全体向け

(良い点)
・常に目線や論点を擦り合わせて議論ができているので、無駄な議論が少なかった。
・特に演繹的な思考が求められるパートでは議論が滞ることなく、時間的な余裕を持つことができていた。

(改善できる点)
・アイディアの発散と論点の軌道修正はスムーズにできた一方、発散した議論の集約への着手自体も遅れ、進行にも時間がかかった。
・仮説を各自が持って議論はできているものの、資料や各自の調査により得られるデータに基づいていない意見が多く、仮説の客観性を高められていない。

個人向け

■Aさん
(良い点)
・積極的にファシリテートして、時間内にアウトプットを出せるように調整できていた。
・不明な点があっても議論を前進させるためにチームに問いかけ続けていた。
・XX観点で出したYYのアイディアについては客観的な事実がベースになっていたため理にかなっていた。

(改善できる点)
・発散した議論を集約するような問いかけができればより良い。
・AAの視点から考えたBBに絞った意見のみであったため、偏った論点のみに全体の結論を集約させてしまった

テキストでのフィードバックはすぐに実行にうつせるのでお試しください。またその際に、テキストのデメリットである「対面で伝えられるよりもきつい表現に感じてしまう」ことには配慮が必要です。テキストとセットで口頭でのフォローも行うように意識しましょう。

【座談会の満足度アップ】 質問の「心理的ハードル」を下げる施策の重要性

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講義やグループワークと同様、座談会においても目線合わせとZoomのチャットの活用がカギになります。

【座談会の満足度を高めるポイント】

1. 最初に社員から改めて自己紹介する

2. 質問への回答中に、Zoomのチャットで質問を書いてもらう

3. 質問が来ない場合を想定して「よくある質問」を用意して選んでもらう

1. 最初に社員から改めて自己紹介する
講義中の社員の自己紹介を覚えている前提でいきなり座談会を開始すると、学生は質問をしづらいです。社員が複数名いる場合、プロフィールを間違って記憶しているかも...などの不安が過ぎると迂闊に発言できないですよね。

社員側からワークの時よりも砕けた話をして雰囲気を和らげられると、その後の座談会が盛り上がりやすくなります。

2.  質問への回答中にも、Zoomのチャットで質問を書いてもらう
オンラインならではの運営方法として、これを行うことで学生が質問をする時間が短縮でき、限られた座談会の時間を有効活用できます。手を挙げて発言するよりも、心理的なハードルが低いのもポイントです。

学生には、事前に質問の回答中にも気軽に書き込んで良いことを伝えておくと安心して書き込んでもらえます。

3. 質問が来ない場合を想定して「よくある質問」を用意して選んでもらう
質問が来ない場合は、こちらから複数の候補を提示し、その中で最も関心のあるものに画面上で挙手などしてもらい、回答の多いものについて話す方法をとることができます。

「よくある質問」は事前に準備が必要ですが、準備ができるため自社の魅力をアピールしやすいテーマについて話すことができるメリットがあります。そのため、回答をセットで準備しておくとなお効果的です。

おわりに

オンラインでの採用活動では、オフラインと比べて参加者が一体感を感じづらく、社風が伝わりづらいなどの課題があります。オンラインイベントの需要は今後も続くため、その利点を活かしながらいかに課題を解決するかに今後も向き合う必要があるでしょう。

会場費や交通費を抑えて開催できるオンラインインターンで高い満足度を上げることができれば、採用のコストパフォーマンスは格段に上がります。その分時間やコストを母集団形成やクロージングにかける取り組みをどれだけできるかが、今後採用で強い企業の一つの条件になってくるでしょう。


ワンキャリアではより本質的な採用活動を目指す新卒採用担当の方向けに、新卒採用の体系的な考え方から、すぐ活用できる実践方法まで、最新の事例をもとに解説する「 #新卒採用のトリセツ 」を公開していきます。

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