220611 ミュージカル『CROSS ROAD 〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ』ソワレ感想


皆さま、はじめまして!

滋賀県出身、◯◯歳のわんわんと申します。お見知り置きを☺︎

推しである早川聖来ちゃんの挨拶丸パクリから始めてしまいすみません。
どうにもこうにも早川聖来ちゃん出演のミュージカル、『CROSS ROAD 〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ』があまりにも素晴らしすぎて筆をとりました。
アカウントだけ作って全然書いてなかったnoteもやっと浮かばれます(それは自分のせい)

本編感想の前に、ちょっとだけ自分のことを話します。
私は乃木坂46好きのしがない早川聖来ちゃんオタクですが、乃木坂は2014年(気づいたら片想い頃)から好きになりました。
その前はAKBやSKE、さらに前にはハロプロ……となかなか長年に渡って女性アイドルオタクの道を歩いております。
特にAKB時代の推しだった子が舞台に出ることが多かったので、舞台を観る機会は多かった方だったと思います。
色んな劇場で色んな舞台も観てきましたが、ミュージカルを観る機会は少なかったです。
なので今回の『CROSS ROAD 〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ』は、色んな意味で私の中に強く刻まれた舞台となりました。


(※ここからは本編内容にもしっかりがっつり触れますので、ネタバレが嫌な方はお気をつけください)






せーらちゃんが演じるアーシャちゃんは、音楽と自由を愛する劇場猫。
悪魔と契約したと人から疎まれるパガニーニにずっとついてくる、人懐っこくてずっと「自分」のままである強さも持つジプシーの猫ちゃんでした。
アーシャちゃんはジプシーというだけで人から敬遠されたりもしてきたけど、自分を自由にしてくれる音楽を、大好きな音楽を奏でるパガニーニから学びたいと楽屋に何度も忍び込む。かわいいね☺️(甘い)

どんなに罵られても強くあたられても、いつも明るくへこたれずにパガニーニの後をずっとついていって、その光のような彼女の明るさはパガニーニの凝り固まった心を柔らかくしたような気がします。
いつだって彼女は「アーシャ」であり、それは様々な十字路で移ろう「パガニーニ」との対比にも見えました。
お茶目で、どこか憎めなくて、決してめげないアーシャは、パガニーニにとっても灯台の光のような存在だったのではないでしょうか。
最後のシーンで、それは嬉しそうに「人助けをした」と言うパガニーニ。アーシャを悪魔の手から救ったことは、パガニーニの歩んできた人生の中で、最期に満足できた選択だったのかなぁと思ったりしました。

ストーリーの中で最も心に響いたのが、母と子の愛でした。
母の誇りでありたいパガニーニ。いつも、いつも子を誇りに思うテレーザ。
パガニーニが悪魔の手を取るきっかけ。その十字路での選択が、道中母を苦しめてしまったとしても、根本にあるのは確かに母への愛だったでしょう。
幼い頃からずっとパガニーニに無償の愛を注ぎ続けてきたテレーザ。ろくに食べもせず、ギャンブルに弱い夫の尻を叩き、酒場で歌って酔っ払いに絡まれながらも、子のためなら何でもするテレーザ。
時に重くもある母の愛でしたが、そう感じるのは当たり前でした。だって母だから。
とても個人的な話なのですが、私自身の母もとても子への愛が深い人です。そのこともあり、テレーザの姿はとても親身に感じました。だって身近にそういう存在がいるのです。子のためなら何でもする、悪魔にも負けない、子への愛を一番に強く信じる。それが母なのだということを、改めて強く見せつけられました。
テレーザの訃報を聞いた時のパガニーニのシーンで、今日一番泣いてしまいました。母の愛があまりにも大きすぎて、家に帰って母を抱きしめました。泣きはらした私の顔を見て、「どうしたの?」と言う母に、「舞台で感動して泣いたんだよ」と答えると、「そうなんだ、感動するのはいいことだね」と微笑んでくれたのでまた少し泣きそうになりました。

この物語には愛の種類がたくさんあります。母の愛、憧れの愛、求めすがる愛、そして支える愛。
それらは悪魔によって翻弄されていきます。
悪魔は自らの欲のために、人の欲を利用して己を満たすために甘い言葉で囁いてくる。
弱い心を持たない人間はいない。心の隙間に入り込んでくる誘惑に抗えないパガニーニ、そしてエリザ。
堕ちていく様は決して他人事には思えませんでした。悪魔のように甘い誘惑は、今世にも沢山あります。自分が人生の十字路で悪魔にもし出逢ったら、その手を決して取らないなんて強く拒める自信はありません。
形のない悪魔は今も身近にいることでしょう。でもこの作品で、パガニーニは最期まで戦って抗ってました。エリザは自らを律して、愛する人のために愛する人から離れました。人は弱いけど、同時に強いということを改めて教えられました。

そしてアルマンドさんへの、ありがとうの言葉。人助けをしたという報告。アルマンドさんの嫌味は、愛があるからこその言葉。愛がなくてどうして仕えられるのか。ただの契約関係ではない絆が、確かにパガニーニとアルマンドさんの間にありました。
ブランケットで包み込む腕。パガニーニを愛する人たちの眼差し。愛に溢れた場所に、悪魔の姿はありませんでした。
人が悪魔に負けなかったのだと、そう思えるラストシーンでした。拍手も涙も止まりませんでした。圧巻とはまさにこのこと。
どんな人にも起こりうる悪魔との出会いと、愛の交錯を見られたミュージカルでした。普通の舞台ではなく、ミュージカルとして演じられるのが正しいお話だと思いました。
素晴らしい作品と出会えて感謝しかありません。まだまだ言葉では伝えきれないことが沢山ありますが、このミュージカルを見られて本当によかったです。まだ何回か観に行くのですが、この先も楽しみで仕方ないです。本当に、本当にありがとうございました!!!!!!!!





と、本編にがっつり触れたところで、ここからはせーらちゃんオタク全開の時間。
かわいかったところ、印象的なところをつらつら箇条書きで挙げて行こうと思います。語彙力なくなる予定です、よろしくお願いします(?)


  • いや出だしから可愛すぎるっていうか可愛すぎる……え?可愛すぎる、ほんとにディズニープリンセスの歌声してた……周りに小鳥さん飛んできそうだったもん……かわいい………

  • 強気な口調なのにバイオリンケース抱っこしてるのかわいい、世界一かわいい泥棒猫ちゃん🐈‍⬛

  • パガニーニとの出会いについて、「素敵な出会いだった」と言ったらすかさずアルマンドさんに「嘘でしょう」と言われ「はい、嘘です」って肩を縮こめるアーシャちゃんかわいいかわいいかわいいね………

  • お紅茶飲みながらアルマンドさんの後ろをついてくアーシャちゃん、紅茶の熱さにびくっ!てして舌出してたのめちゃくちゃかわいかった!!!!!!!猫舌カモミールティーだねぇ!!!!!!

  • アーシャちゃん、歩き方がかわいい、足取りが軽やかで本当に幸せそう、自由な猫ちゃんだなぁ🐈‍⬛

  • アーシャちゃんの「ふふっ」て笑い方がいたずらっぽくてあまりにかわいい、お花が咲いたようだよ……🌼

  • アーシャちゃんがパガニーニの前でひとり踊るシーン、あまりにも美しすぎて精霊かと思った。現実?????あのシーンだけでもいち早くBlu-rayにして売って欲しい、お願いお願いお願いお願い………というか推しちゃんのソロダンスシーンを観させていただいて……いいの………??スポットライトいらんくらい輝いてたんですけど…キラキラだったんですけど……瞬きすら惜しかった、なんなら呼吸すらも…身体中の全神経をせーらちゃんにだけ向けていた、あのために12000円払ったと言っても過言ではないくらい早川聖来ちゃん推しとして幸せな時間だった……………………

  • パガニーニって名前に改名したい、そしてあの声で「パガニーニさん」って呼ばれたい、あの声で「喧嘩しないで」って言われたい(?)

  • パガニーニ、アーシャちゃんのこと大好きだよね………それがとても嬉しかったな………アーシャちゃんは猫じゃなくて天使かな……👼

  • 自分のセリフじゃないところでもずっとアーシャちゃんなのが本当にかわいい、お茶目な猫ちゃん永遠に見てて飽きないからアーシャカメラほしい、アーシャカメラの円盤出してほしい🎥(?)

  • ギャンブルのこと得意げに話すアーシャちゃんかわいい、アーシャちゃんとギャンブルして全財産捧げたい💸(??)

  • 私もパガニーニみたいに、苦しみの中でアーシャちゃんという希望の光に出逢いたい(???)

  • パガニーニの最期を知るアーシャちゃんの横顔があまりにも美しくて、神々しくて、人って美しさで泣けるんだ………ということを今日体験しました🥲

  • ていうか思い出すだけでアーシャちゃんのかわいさに打ちひしがれてるんだけど?????あんなにかわいい劇場猫いないよ………😭😭😭😭😭😭

  • ずっとずっとバイオリンケースを抱きしめる姿が本当にかわいい、かわいすぎる、愛おしいとはこの感情、音楽と自由を愛する光の花、アーシャ……✨🎻🎶🐈‍⬛

  • 最後の挨拶でヤママンドさんとふたりで腕組んで出てくるとこ可愛すぎて無理!!!!!!!!!!!!結婚式のバージンロードかと思った……(何で??)その後目を見合わせる時のお顔もちょうかわいかった、いたずらっこみたいなお顔ずるいねぇ!!かわいいねえ!!!!せーらちゃんがいっちゃんかわいいねぇ!!!

  • 終始アーシャちゃんは自由きままな劇場猫で、くるくる変わる表情も、どこにいても自分であり続ける姿も、どれも愛おしくて等身大の女の子でとっても大好きでした。アーシャちゃんに出会えてよかったなぁ!!!



…と記憶のままに語りましたが、アーシャちゃんの魅力はこんなもんじゃ語り尽くせてないです。アーシャちゃんだけでなく、このミュージカルそのものも。
舞台は生き物だと思いますし、観る人によって抱く感想も感じることも異なるのが当たり前だと思います。
感じ方は自由であり、誰にも咎められることも強制できるものでもないと思ってます。
だから今日私がこうして書いた感想は、ひとりの早川聖来ちゃんオタクが、今日のソワレ公演を観て感じた、あくまでひとつの感想でしかありません。

それでも、沢山の人に観てほしいと思いました。
せーらちゃんをもっと好きになれました。アーシャちゃんと出会えてよかったと思いました。
こんなに眩しいせーらちゃんを、みんなに見てもらいたい。そう思う感情は、もしかしたら悪魔の餌になるかもしれません。
でもきっと、明日、再来週、同じ公演を観ても同じことを思うでしょう。仮に私がせーらちゃんオタクじゃなかったとしても、このミュージカルを観て流す涙はきっと変わらないと思います。

ミュージカル『CROSS ROAD 〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ』、この作品に出会えたことに心からの感謝を。
悪魔と契約してでも観たいと思える作品でした。また明日も楽しみに観させていただきます!

※今回はせーらちゃんのことばかりでしたが、次回以降があれば他のキャスト様方についても書けたらいいなと思いながら…
拙い文章をここまで読んでくださった方がいましたら、ありがとうございました。



2022年6月 雨の夜に
わんわん

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