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2024.06

 いつもお世話になってます、Hairsalon ONEの嘉山ですこんにちは。
 毎月のブログをさぼって早くも4カ月が経ってました。
 3月に確定申告が終わってから、営業だけでなくお店の細かいところをあれこれやったり考えたりしてるフリをしてたらこんなことになっていました。どうしようもねぇな本当に。

 まずは、一瞬で心を綺麗で洒落た夜にしてくれる名曲のスーパーアレンジを載せます。シティポップの時差投稿で影響受けてませんよのアピールです。
Friday Night Plans  -Plastic Love-




 さて、澄んだ頭に汚いお金の話をしますねw
 5月の終わりから6月前半にかけて、何人かのお客様から光熱費をはじめ食料品、旅費など多方面の値上げ話をよく聞きました。全体的に世の中はやっぱりそういう傾向なんですね。僕は究極の箱入りスタイルで生活しているので浮世と離れているのかそこまで実感がありませんでした。
 あ、いやありました!買ったお菓子が気持ち小さくなってる気がして心に乾いた風が吹いたことあります!あれ虚しいですねぇ
 逸れましたね。で、そんな話をしているとお客様から聞かれるわけです。「おたくは値上げしないの?」と。え?していいんですか?と聞くとフフフと微笑まれて終わります。怖いですよ。

 でも、んー値上げ、、ですかぁ。。 
 実際うちは道具も薬剤もかなり上質で自分の納得のいくものだけ使ってるって思ってるし、1対1でやることは絶対に譲らないから、少ない美容師仲間からは効率が悪い店とよく言われるんですね。
 でも、でもですよ?
 道具や薬剤を吟味するのは、それが1人でやってる醍醐味だと思って好きでやってることだし、1対1なのも他のお客さんや自分以外の美容師がいるのは気が散るからイヤなのと自分が言い訳したくないからで、ようは好きにやってるんですね。
 自分の好きにやっててそれは効率が悪いからじゃあ値上げ、というのはちょっと違うのかなと思いますよね。僕は思います。

 だけど、世の中の値上げムードとは関係なく、ずっと前から1つ思っていたことがありました。
 それは、お客様がお店に来てくれている頻度と施術時間は比例しているということです。特に内容によってはくるけどカットとカラーが大きく影響を受けるんです。
 同じ内容の施術をしても、短期間で再来店してくれているかたのほうがどうしても短時間でお返しできる。これは本当になんとか平等にしたいと、なんなら勤めてる時からずっと気になっていたことです。
なのでいい機会だし新しいメニューをつくってみた。



 極力シンプルに、そしてできるだけすべてのお客様に平等にというのを意識して作成ました。
 見てすぐにわかるとは思いますが
①1か月以内再来店のお客様用
②ご新規、男性、70歳以上のかた、3カ月以内再来店のお客様用
③通常メニュー
と分けて作成してみました。


 このように作成した理由をここでお伝えしておきます。
 うちは、毎月ほぼ30%のお客様が1ヵ月以内で再来店していただいています。上にも書きましたが、頻繁に来てもらっているお客様ほど早くお返しできるので①のメニュー固定で施術させていただきます。
 次に男性と70歳以上のお客様は②のメニューを使います。
 そして、一定の期間を過ぎてもそこまで施術時間は変わらないかたがほとんど(肩上の長さだったりブローなどのセット時間も短い)なのがわかってるので、施術時間が短くお返しできるお客様はもちろん①のメニューで施術させてもらいます。
 新規のお客様は、初回のみになりますが通常より15~30分多くお取りしてカウンセリングの時間をしっかり確保します。

 3カ月以上経過してから再来店していただいているお客様にもお伝えさせてください。
 Hairsalon ONEのこれからは「何をするか」ではなく「どれくらい時間が必要か」を基準に考えていくつもりです。
 ですので、3カ月以上経っていても②のかたたちと同じ施術時間でお返しできると判断した場合は②のメニュー料金で施術させてもらいます。

 ストレート(縮毛矯正)とパーマの表記のしかたはかなり考えました。
 そもそもストレートを毎月やるなんてことはまずないし、それ以前にそんなこと言われたらハッキリと断ります。
 パーマも、なんだかうちのはモチがいいらしい(密かな自慢)です。
 よってこの2つの施術は頻繁にやらないことが前提なので、来店頻度の設定ではなく施術時間で判断するものとして、①と③で最低と最高の料金を提示していてお客様の髪の状態によってそのなかで上下するものとします。
 
というわけなので、実際に「値上げ」になるのは

・髪が伸びきった状態から大幅なスタイルチェンジをするカット
・根元から前回染めた部分の境目までが3㎝以上あり、そこを繋げる場合のカラー

 おもにこの2つのケースに絞られる予想です。
 はい、そうなんです。ほとんどのかたは何も変わらないし、30%のお客様にとってはこのご時世でまさかの「値下げ」になってしまうのです。今僕は『ん?あれ?これ大丈夫か?』と思っています。

 
 変わらないことをこんなに長々と書いて申し訳ないです。
 美容室の料金が曖昧説はずっと前からよく聞くことだし、わりと何事もはっきりさせておきたい(面倒な)性格ということもあり今回こんな感じで書かせてもらいました。
 でもこれでやっと、前々から言ってることではあるけど何も言わず進めて施術が終わってから初めて料金を知る、というお客様側からしたらかなりの不安問題は少しは解消してくれると思うのでこの駄文にも意味ができるかなと期待しています。
 もうこれで、よっぽどのことがない限りしばらくメニューや料金はいじらなくてよいと思ってます。

 久しぶりの投稿のうえ、お店とお客様のかなり大事なことの1つなので、思うままに書いていたらなかなかな文字数になってしまいました。
 1人1人のお客様に来店時にざっくりお伝えはするつもりですが、ざっと読んでもらえるとスーパーハッピーです。

 それでは、ほとんどのお客様には何も変わらないお知らせになりましたが、これからもまたよろしくお願いします。




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