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ひとつの小さな景色を求めて〜あらためて自己紹介〜

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どれだけの印象を拾い集めただろう。
どれだけの風を追いかけただろう。
どれだけの青に触れられただろう。

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それらはすべて暗闇を照らす光で。
それらはすべて僕の眼に映る光で。
それらはすべて信じるに足る光で。

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その印象の向こうに言葉を紡いで。
その言葉の向こうに想いを馳せる。

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その向こうに在るもの。
それはずっとずっと遠くあるもののように思える。
でも本当はそうじゃなくて。
自分自身のどこかにあるんじゃないかって。
そう思うようになった。

それなら簡単だって。
何の疑いもなく自分を振り返ってみる。
けれどそこにあったものは。

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黄昏時を過ぎてしまった草原。

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色を失う大地。

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あの青とは似ても似つかない偽りの空。

それは確かに。
ここに在ったのかもしれない。

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その向こうを見失ったまま。
あまりにも大きな間違いに気付かないまま。
僕はどれだけ歩いてきてしまったのだろう。

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今からでも遅くはないだろうか。
拾い上げる印象と。
紡ぐ言葉と。
その先にある想い。

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それらはまだ断片的で。
ひとつの小さな景色としてすら見ることはできなくて。
それでも想いの欠片たちをつなぎ合わせて。
その向こうにある景色を見い出したい。

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そこにはきっと。
想う明日が在るはずだから。

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