漫才師ってカッコいい
漫才ってすごい。
てか、お笑いってすごい。
ライブに出させてもらうと、3分間自分達の事を見てもらえる。多くの人が自分達だけをみる時間がある。凄い。
学生の頃3分間も俺を見てくれる人なんていなかった。
高校1年の体育の授業で、男女合わせてシャトルランを来週の授業でやると言われた。
俺は体力には自信がある、ここで爪痕を残せば
クラスのみんなが話してくれる。
俺は来たる勝負に備えて走り込んだ。
当日、俺の隣にはイケメンがいる、こいつにだけは負けないと緊張が闘志に変わるのを感じた。
シャトルランのあの音楽が流れ、
60回を過ぎたあたりから脱落者が増えてくる。
汗で崩れる顔を見られるのが嫌なナルシスト、
本気出してませんよと気だるそうに抜けていく
ダサ男、シンプルに体力がないブス男。
隣をイケメンも100回が目標だったのか、
100回でリタイア。
俺はやめない、残り2人になった。
だが、138回で俺はリタイア、最後の一人になれたかったがまあ爪痕は残せた!
授業が終わりイケメンが俺を讃えてくれた
心もイケメンなのかと、せめて肛門はブスであってくれよと、そんな中女子が寄ってきたと、
イケメンに100回行ってたねと、凄いねと、
そして、俺にも声をかけてくれたと、
何回やった?と、え、俺最後の2人まで残ってたよと、イケメンより早いドレミ経験してたよと、
俺の方が目立ってたはずやと、だいぶブスになりながら頑張ったよと、けど女子と喋れたのが嬉しい自分がちょっといるよと。
そんな僕が色んな人に見てもらおうと今走り込んでます。
芸人人生もシャトルランも一緒です。
目立つために生き残れ、そしてモテた先に
ギャナレチン!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?