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03.バベルの塔が無かったら今頃何語を読み書きしていたんだろうか【After Effects】

◆飛ばしても大丈夫な前語り。

はい、第3回です。
今回のタイトルはなんかもう、ただの疑問ですね...(笑)
でも神話やら伝説やらってすごいワクワクするものがありますよね!

僕はお仕事で色々な動画を制作させていただいているのですが、
その中にミュージックビデオがあります。
ただ第1回の前語りでも言ったんですが僕は撮影ができません
なので基本的にお手伝いさせていただくのは文字PVリリックビデオと呼ばれるものです。
要は文字を主体としたミュージックビデオですね。
主体というからにはただただ出すだけではインパクトに欠けますよね。

というわけで今回は
テーマに応じたエフェクト×テキストの組み合わせを5つ紹介
していきます!

これで文字PVのクオリティがレベルアップするかも??

◆今回の記事でつくるもの

・ポップでカワイイ!食べたら美味しそうなテキスト
・クール?ワイルド?かすれたテキスト
・もはや定番?ネオン風テキスト
・昔なつかしVHS風テキスト
・淡くてお洒落。水彩画風テキスト

こんかいはつくるというよりも紹介なので、つくりかたはざっくりとしたものになっています。(詳しく書くと量がとても多いので...)

作ったらプリセットでいつでも呼び出せるようにしておくと便利ですよ!

さっそくいってみましょう!

01.ポップでカワイイ!食べたら美味しそうなテキスト

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難易度:☆☆★★★(かんたん)
使用エフェクト:ベベルアルファ・ドロップシャドウ

ぷくぷくでポップなテキスト。少しマシュマロを意識してみました。

■つくりかた■
①テキストに「ベベルアルファ」を適用(パラメータは画像参照)

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②「ドロップシャドウ」を2つ適用(パラメータは画像参照)

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Point:エクスプレッションで方向を連動させておくと後から調整が楽ですよ!

■アニメーション作例

作例01_2


02.クール?ワイルド?かすれたテキスト

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難易度:☆☆☆★★(ふつう)
使用エフェクト:ラフエッジ・トーンカーブ・(ドロップシャドウ)
かすれたフォントとして「源界明朝」が有名ですが、それよりも更に細かい
キズ・掠れを表現してみました。砂嵐や吹雪と相性良さそうですね。

■つくりかた■
①「ラフエッジ」を適用(パラメータは画像参照)

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②「トーンカーブ」を適用。アルファのパラメータを画像のようにする。

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Point:ラフエッジで削った部分を更に詰めるような感じです。

③好みで「ドロップシャドウ」を適用。
  (「不透明度」80「柔らかさ」65くらい)

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■アニメーション作例

作例02

徐々に傷ついていくアニメーションなんですが容量の関係で
ちょっと潰れてて分かりづらいかもしれないです...💦

03.もはや定番?ネオン風テキスト

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難易度:☆★★★★(とてもかんたん)
使用エフェクト:グロー・ブラー(ガウス)
言わずとしれたネオン風テキスト。パッと見ただ光ってるだけですが、
よくよく見ると真ん中に白い線が通っててネオン管っぽくなっています。

■つくりかた■
①「グロー」を2つ適用(パラメーターは画像参照)
ひとつめ

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ふたつめ

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②テキストを複製して線の色を白に。
 グローはかけずに「ブラー(ガウス)」を適用
 合成モードをスクリーンにする。

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■アニメーション作例

作例03

よくあるやつですね...笑

04.昔なつかしVHS風テキスト

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難易度:☆☆☆★★(ふつう)
使用エフェクト:グリッド・VR色収差
最近はもうVHSと言っても通じない時代なんですよね...
僕が子どもの頃はまだVHSは全然現役で、よくウルトラマンみてましたね。

■つくりかた■
①「グリッド」を適用(パラメータは画像参照)

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テキストに走査線をいれるイメージです。

②「VR色収差を適用」

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あまり馴染みのないエフェクトですが、
比較的簡単に色ズレをかけられるエフェクトです。
困ったときはとりあえずかけてみるといいと思います。

■使用例

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動かすというよりかは右上とか左上に置いておくイメージです。
くぐもった音声や掠れた音声とセットで使いたいですね。

05.淡くてお洒落。水彩画風テキスト

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難易度:☆★★★★(とてもかんたん)
使用エフェクト:フラクタルノイズ・色かぶり補正・ラフエッジ
結構気に入ってる表現です。弾き語りとかのMVに合うかもしれない。
ラフエッジにキーフレームを打てばじわっと出てくる表現もらくらく。

■つくりかた■
①「フラクタルノイズ」を適用

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②「色かぶり補正」を適用

画像22

③「ラフエッジ」を適用

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Point:エッジカラーは「色かぶり補正」のホワイトをマップの色と
   同じにすると綺麗な縁取りが出来ます。

■アニメーション作例

ダウンロード

ゆっくりとしたテンポの曲と相性がいいですね。
MV以外にも用途は多いかな?と思います。


以上!テキスト×エフェクト組み合わせ5選でした!

◆あとがき

まずはじめに。
更新が約3ヶ月ぶりになりまして...大変おまたせしました...
それと言ってはなんですが、
結構ボリューミーな記事になったかなと思っております。
テキストがガシガシ動くMVもたくさんありますが、
こういった文字の質感にこだわった作品も結構いいですよね。
いろんなエフェクトを使って自分だけの質感を見つけてみるのも面白いかもしれませんね。

アニメーションの方のコツ?というか我流の作り方もまたどこかの記事で
書けたらいいなと思います。

今回のあとがきはちょっと短めで終わろうと思います。
相変わらず間は空きますが更新はちまちま続けていくのでまた次の記事で
お会いできることを祈っております。

それでは、お疲れさまでした!

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