最近の自身のドット絵に関して雑記
はじめまして。
この度はこのような場を設けていただき大変ありがとうございます。
端ドット絵カレンダー2023、11日目の温田町子と申します。
だいぶ昔に一時期SNSにて、
などなどほかにもいろいろ描かせていただいておりました。
今年2023年9月下旬ごろにドット絵制作に復帰してからは
などなど描かせていただいております。こちらの記事では、比較的直近で描いたエビのいる絵に関していろいろ書いていこうと考えております。拙い記事ではございますが、もしよろしければみてやっていただけますと幸いです。
*使用しているツール
・EDGE(無料ドット絵制作ソフト)
・TreeViewGraphics(通称TVG 無料画像編集ソフト)
・procreate(ipad用イラスト等制作ソフト)
制作プロセス
何を描くか決める
青っぽいタバコ屋のGIFを描いた後、反動で明暗と彩度のきつめなピンクっぽい絵を描こうと思い立ちました。
また、ロケーションも田舎の個人商店と雰囲気の真逆な歌舞伎町を描こうと思いました。
ここまで思い立ったら歌舞伎町へ向かいひたすら写真撮影し、資料集めをしました。
エビはニシキエビをモチーフにしています。
極彩色の街に極彩色のエビをぶつけてみようという思い付きです。
ピンクの女性はOCの成人女性です。
服装はOLぽくするか悩みました。
下描き
結構きつめの一点パースがかかっています。
なるべくドットの置き方を規則的にし、建物の直線ががたついて見えないようにします。
また、嘘に嘘を重ねたパースなのでそれっぽくなるように選択範囲であちこち動かしていい感じに見える場所を探ります。
パースを取る際に決めたアイレベルを意識して、人々の位置感や大きさも調整します。
手前のメインキャラは全然固まっていないです…。
最後の最後までライブ感で色々変えてしまうこともたまにあります。
ひたすら描く&おおむね完成
あとはマウスでポチポチ色をひたすらおいていきます。
私は固有色→光源→陰→質感→落ち影の順で色を置くことが多いですが、気分で割と前後してしまいます。
また、大変申し訳ないことに過程が対して残っていなかったため、今回は完成品から何を考えてドットをうっていたか考えてみます。
光源がしこたま多い絵だったので、反射光やどこに何色の光がぶつかるかなどはかなり考えながら描きました。
この絵では右奥からピンクの光、左からオレンジの光が来ています。
そのためメインキャラの左上部に少しオレンジを入れてみました。
また、地面のアスファルトの質感、サッシや看板の金属のきらめきもこの二つの光源と、看板の光を意識しながら描きこんでいます。
奥の群像は顔を省き、奥からきている明るいピンク系の光の色になじむように色調をそろえながら描きこんでいます。
看板のレタリングは少しずつ書体を変えてみたり、建物の上部は夜の色に寄せてグラデーションをつけてみたり、光源とパース、夜という時間帯を意識しながらひたすらポチポチです。
また、納得いく色になるようパレットのRGB値を永遠にいじり倒して、納得したらおおむね完成です。
今回色数の多い絵だったので256色めいっぱい使用しました。
色調補正
やらないことも多いのですが、今回はTreeViewGraphicsというフリーソフトで画面全体のピンク感を最後に強めています。
このソフトを使用している理由は、WindowsXPぽいインターフェイスが気にいっているためです。
また、今回かなり色を使ってしまったため試しにこのソフトで減色してみたのですが、視覚的効果がいまいちであったためそれはやめました。
SNSに上げる前に
ドット絵は原寸サイズでアップロードすると画質がとんでもなくひどいことになるので、Procreateに持ち込んで5~10倍ぐらいに大きくします。
拡大形式はニアレストにしておくのがおすすめです。
古のツイッターでは一部透過PNGにしてJPEGの魔の手から逃れる裏ワザがあったのですが、今はどうあがいてもJPEGにされているようです。
また、作品のタイトルはほぼほぼ投稿する直前に考えています。
語感重視で、感覚でいつもつけていることが多いです。
よかったところ&改善点
この作品をSNSに投稿したところ、非常に多くの反応をいただくことができました。
また、歌舞伎町を描いたということもあり、タンブラーで海外の方から多くの反応をいただきました。
私としては、地面の光と影の表現は比較的納得できるものができたと考えています。
看板のレタリングと発光も楽しく描けたかな、と思います。
しかしメインキャラの女性とニシキエビは、もっと見栄えよく描きこめたと反省しております。
また、パレットの256色の中に的確に使用できなかった色がいくつか存在していたので、次回はもっと色を無駄に増やさぬように描きたいです。
夜の光の表現はまだまだ試したいことが多くあるため、またこのような街並みを違ったアプローチで描きたいです。
最後に
本当に拙い記事でしたがここまで読んでいただきたいへんありがとうございます。
質問や疑問がございましたらお気軽にお題箱やDMで聞いてやってくださいませ。
これからもたくさん納得のいく作品を制作できるよう精進していきます!
よろしくお願いいたします!