絵師どもが馬鹿だから生成AIで手描きイラストは終わり

非常に強いタイトルだけれども、すべてが終わる前に言いたいことだけ残しておきたい。まず自分自身の主張は「絵描きは生成AI対策としてイラストにクソデカサイン(視認性に多大な影響を与えるレベル)をいれろ」ということ。

けれどもこれを書いた目的はこの主張の普及というよりも、まだ手描きイラストという文化が残っているうちに自分は忠告したという証を残すこと。
サインの例とかその有効性を書いてサインの重要性を広めようとおも思ったけど、すでにしてくれている人がいる一方で実践する人は殆ど目にしない。未だにXをはじめSNSでは無対策のイラストが投稿され続けてる。
だから絵描きに期待なんてしてないし、「サイン書こうよ!」っていうよりも「お前らはサインを書く程度の簡単なこともやらねぇから淘汰されたんだよ」って書くほうが意義があると感じた。

個人的に目立つサインさえ入れれば生成AI問題は間違いなく解決すると思っている。異論はあるかもしれないけれども、それが証明されることは決してないだろう。どうせ絵描きはやらないだろうし。だって馬鹿だから。もっというと知能が低いから。それらしい理由があるならまだしも、少なくとも今まで見た限りでは基本的にしょーもない理由しかなかった。

  • 面倒くさい

  • 気取ってるみたいで嫌

  • 周りのひとがやっていない

  • 絵の見栄えを悪くしたくない

逆にこれ以外のちゃんとした合理的な理由があるなら教えてほしい。どうせないんだろ。
繰り返し言うけれども、絵師がやるべきことはシンプルに「作品にクソでかいサインをいれる」たったこれだけのこと。
そうすれば

  • 学習の妨げにできるし、みんながやれば今後の生成AI学習において質の高い学習素材の供給をストップすることができる

  • 学習させる側にウォーターマークを消すという倫理的に問題があきらかな工程を踏ませることができるし、あとでそれが判明したときに描き手が有利になる

  • 生成AIを知らない人に正当な権利の主張という形で問題を周知することができる

これだけのことが実現できるのに、やれGlazeの導入だの回りくどい方法で頑なにそれを行おうとしない。おそらく前述のような下らない理由でやってないんだろうけど、生成AI登場以前にだって無断転載とか横行しててサインの必要性があったのに、生成AIが出てきてついにみんなサイン書き始めるかなと思いきやほとんどそんな気配は見当たらない。
騒動があってからサイン入れてる人も結構増えたとかいう人もいるかも知れませんが「クソデカサイン」です。透かしや絵の端っこに書くような生易しいものじゃありません。透かし程度のものは自動処理されてスクレイピングでも有用な素材になり得ます。危機感があれば直ちに視認性に影響を与えるレベルのサインを入れようと思うはずです。だから気持ち程度のサインを入れている絵描きも同様に危機感の低いバカです。
絵描きがPixivはじめいろんなサービスにAI生成作品への対応に関してブーブー文句言ってるけど、言ってる張本人たちが絶望的に自衛意識低いんだから救いようがないだろ。こんなアホウドリみたいな連中相手にしてたらキリがないからそりゃAI作品受け入れざるを得ないわ。「絵は無断利用されたくないです。でも気取ったような恥ずかしいことはしたくないし、いいねもほしいからノイズはいれたくない。だから自衛はしないけど私達の絵を扱うサービスは私たちが満足するような対策と運営を心がけてください」←完全に他力本願のカスとしか言いようがない。

イラストと生成AIの関係が問題になって結構な時間が経ったけれども、最終的に生成AIの普及でイラストレーターの仕事は終焉を迎えると思う。だけどこれは生成AIがすごい技術だからという理由ではなく、絵師と呼ばれる人たちが馬鹿だからというのが原因で、防げたであろう悲劇が防げないのは完全に絵師サイドが不甲斐ないからだと思っている。
著作物であるイラストの無断での生成AI利用は現行法では規制されていないものの倫理的に問題があるのは明らかで、誰が悪いのかといえば完全に生成AI利用者が悪い。けれども、不安は抱えているけれどもなんとかなるだろうと危機感を持たず、簡単な対策すら行わず文句だけ言ってる頭の悪い絵師とかいう生き物たちは淘汰されて当然だからもう可愛そうとすら感じない。自業自得。

ただ自己防衛だけすればいいのに、それをせずに疑わしい作品に対して生成AI利用の疑念をふっかけたり、生成AIの危険性をいろんな場所に飛び出して語ったり、AIサービスに対するお気持ちを表明する前にまず第一に始めるのは正当な権利の主張だろう。

生成AI利用者がどんな人達で、どういう反論をしてくるかというと

  • 嫌と言っても無断で学習されたモデルでの生成や追加学習をやめてくれない←「やめる法的根拠がない」

  • 人の作品を素材としか思っていない←「お前らだって人の作品を参考にしてるじゃん」

  • 知らぬところで学習させて模倣品を大量生産する←「絵柄に著作権はない」

こういう人たちと言い争いをしても何も得なんてないし、上記の反論に対して「正しいじゃん」と思う人も生成AIに関心がない人も含めてたくさんいると思う。まともな人間ならおかしいとわかるはずなんだけれども、この反論が正しいと思っている人たちに対して必死に言い争いをするという無駄な労力を割いている。
言い争いをする前に絵にサインを入れるという「誰も批判できない絶対的に正当な権利」をまず行使すべきなのに、SNS等には未だに学習してくれと言わんばかりのイラストが大量に投稿されている。あるのかないのかわからないようなスッケスケのサインを被せるくらいで危機感がまるでない(←これ本当に馬鹿。対策したいと考えている上でやってるんだから知能の低さが露呈してる)。もはや敵国に兵器送ってるレベル。
クソデカサインや学習禁止の意思表明を載せておけば一般人に対しても「生成AIとやらのせいでまともな絵が見られなくなった」と生成AIユーザー側にヘイトが向くのに、対策よりも言い争いに力を注いでるせいで生成AIをよく知らない人には「なんかよくわからんけど語気強い人達が言い争ってる」程度の認識になってしまっている。どっちが正しいかじゃねぇんだよ自己防衛しないと誰も守ってくれないんだよ。
サインをいれるのが嫌でもせめて何らかの形で法整備が行き届くまで絵描き全員が一丸になってちゃんとサインを入れて利用困難な形にして生成AIの発達を鈍化させなくちゃいけないのに、ずるずる猶予を与えたせいで生成AIは幅を利かせて技術が発達して手書きと判別がつきにくくなってきて段々と受け入れられてきている。

今後法的に学習データの開示義務やAI生成であることをわかるようにする透かしをいれる仕組みの導入なんかがされることに期待しているのかもしれないけれども、すでにローカルデバイスで使えて個人利用が普及している上にマシンスペックもあがっていくことを考えるともはや手遅れだし、手描き詐称の技術も確立していくだろうし、ディープフェイクほどの深刻な問題のないイラストに関してはもう終わりが確定してると思ってる。
この予想が外れてほしいけどあまりにも絵師と呼ばれる人たちが頭が良くないせいで期待できない。まさかとは思うけれども未だに以下のような楽観的な考え方を持っているとしたら相当周回遅れ。

  • 「手書きイラストには生成AIにはない温かみがある」←Xで5秒くらい眺めるだけの人たちにどんな慧眼を期待してんの?

  • 「生成AIが描けないものを描けばいいんだよ」←AIに足りないものを積極的に描くことでAIに学習素材を提供するんですね、わかります

  • 「手書きする人は製作工程をアップすればいい」←それが学習対象になるからやめとけってことは当初から言ってたんだけれども、ついにラフ工程作ろうとするAIが出てきてしまったよ

サインを入れないことにどんな崇高な理由があるのかはわからないけれども書きたくないなら勝手にすればいいし、いずれ手書きのイラストはほぼなくなっていくだろうと思うけれども絵師様たちはそれまでせいぜい楽しませてくれればいいんじゃないかな。

これを書いてる自分自身もイラストを描いていて、いずれはそれを仕事にしたいと思っていて非正規でフルタイムの仕事をしながらSkebや支援サイトなりで細々とお金を頂いていた。ところが生成AIが出始めたころから不安になって最初の頃は眠れないくらいの日々を過ごした。それからイラストを仕事にすることについての可能性を考えたんだけれども、生成AIに関する動向を見ているとそもそもそれに反対する当の絵師たちの動きが馬鹿すぎてもうどうしようもないなと思ったので諦めた。不安になっていた頃に働き先で正規社員になることが決まった。夢は諦める形になったが一気に精神が安定した。これまで結構そういう話はやんわりと持ちかけられてて、自営業で食っていく可能性を信じながらはぐらかして中途半端な生活を送っていたんだけれども、生成AIで踏ん切りがついた。もともと実力も大したことなかったかもしれないけれども、こんな世の中で絵で食っていけるわけがないと確信した。むしろいい機会だったかもしれない。
だからもう未練はないんだけれども、イラストレーターが淘汰されたあとになって初めて「俺は前からそうなると思っていた」なんてダサいことは言いたくなかったし、手遅れになるまえに解決法は書いておいたという証は残しておきたかった。

一応自分自身は諦めた今でもパブコメ送ったりして反対はしているけれども、それは自分が正しいことをしたいと思っているからやっているだけで悲劇は避けられるとは思っていない。この現状は抗えないと確信しているからもう受け入れる覚悟をしようと思っている。
けれども、エンタメに生成AIが介入してきたのは本当に悲しい。今後あらゆる作品をAI生成だと疑って見てしまうし、将来生まれてくる子どもたちは絵を描くことを仕事にするという選択肢が奪われてしまうから。創作に携わる人たちは自分たちでクオリティの高い作品を生み出すために創意工夫をしても、それらが評価されて称賛されるという機会を得られなくなる。作品を公開しても「どうせAIで作ったんでしょ?」という冷たい言葉をかけられることになるから。
だから無駄だとわかっていても自分はせめてもの抵抗として既存の未対策の作品は非公開にしたし、Xの方針を見てそこでの投稿をやめたし、あれから投稿したイラストには対策を考えて行った。たとえそれらに効果がなくとも抗った形跡を残さないとこれから生まれてくる世代の人たちに顔向けできないと思ったから。
だから楽観的で対策しない人に対してはもはや哀れみは感じない。せいぜい不満だけ言って滅んでいけばいいと思う。

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