稽留流産②

11/11 ドキドキしながら病院へ。

心拍復活してればいいなって何度も思ったけど、この2日で心拍確認後の心拍確認ができないってことは、復活はまずないっていうのをネットで学んでいました。


結果はやっぱり心拍は確認できず。

先生からも今回は妊娠がうまく行かなかったようです、と。

諦めたくなかった気持ちもありつつも、何となくもうだめだなって分かってたものの、実際妊娠がうまくいかなかったということを目の当たりにすると先生の前でも涙が出てきてしまいました。

ハンカチ持ってきてたけど、ハンカチ出す余裕もなく…先生がサッとティッシュを出してくれました。

👨‍⚕「今の状態は、胎児がお腹に留まっている稽留流産という状態です。

妊娠は何回も細胞分裂を繰り返していて、そこでコピーを何回もしているんです。今回はこのコピーをどこかの部分でうまく行かず、それが心拍停止に関わる事だったということです。

決してお母さんが悪いわけではありません。あの時のあれが、あぁしておけば良かったって自分を責めることが多いですが、例え荒れた生活をしていても出産まで迎える事ができますし、どんなに細心の注意を払っていても今回のような事が起きてしまうことも珍しくありません。

流産は15%の確率で起こるといわれています。逆に返せば妊娠は85%しか出産までいかないんです。私は、85%は高いとは思えません。けど、娘さんはその85%に入ってきてすごいですね。」

という説明をされた気がする。

その後、昔は死んだ胎児がお腹に留まることで細胞が母体に悪影響を及ぼすとされていて、流産=すぐ手術だったのですが、20年ほど前に母体に影響しないってことが分かってから自然排出を待つということも増えてきました。手術もできますが、子宮穿孔(子宮に穴が空いてしまうこと)の報告もありすので、リスクがない自然排出を勧めています。いいですか?

ってあれよあれよと話が進む。

けど、自然排出の個人的デメリットがある。

毎週通院をしなくてはいけないこと!!!!

コロナの影響で原則検診を受ける人のみしか入室が出来なく、毎回毎回旦那の在宅の日を見計らって通院していた為、毎週毎週通院だなんて…

そして、自然排出のデメリットがもう1つ。

腹痛の強さと出血量が人によって異なること。

0歳娘を日中見ながら腹痛に耐えるのはちょっと…

という懸念があったため、ネットで事前に調べていた手術を選択。

(旦那も理解がある人で好きにしていいよとの事でした。)


子宮穿孔(子宮に穴が空いてしまうこと)が起きてしまう場合があること

中絶手術と同じ手術であること

掻爬法であること

痛みを伴う場合があるため、軽い全身麻酔をすること

手術自体は15分程度で、寝ている間に終わってしまうこと

手術後は抗生剤を内服してもらうこと

等々、そんな説明を受けました。

手術日は11/16に決まりました。

その間に自然排出が始まってしまうことがあるので、その時は様子見、もしくは連絡を下さい。

ということでその日の健診は終わりました。


本当ものは考えようとはよく言ったもので、仮に元気よく生まれてきたとしてもこの子は短命だったんじゃないか、だったらまだ予定日も確定できてない今で良かったんじゃないか。

温かいお腹の中でこの子も幸せだったんじゃないか。

とかとか、色々自分の中で『確かに』って思える理由を沢山考えました。

旦那に「ふとしたときに涙が出てくるんだけど、この涙はなんの涙だろう。性別も、なんなら予定日すら決まってない子なのにこの涙はなんの意味があるんだろう」って聞いたら、

『確かに性別も予定日も決まってない。けど、お腹にいた事実は変わらない。俺達しか悲しんであげられないんだよ。』と言われました。

うーんなんか意味わかんないけどとりあえず悲しいんだな、と思いました。←


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