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FUJI ROCK FESTIVAL 2023|3日目レポ

Lizzoが観たいよねと家族と意見が一致していたこと、先にサマソニの通し券を買っていたことから、フジロックは3日目だけ行ってきた。

フルで観たのは black midiとLizzo。ほかのアーティストは5曲前後で少しずつ観た。せっかくなので感想を残しておこうと思う。(準備などの備忘録は別途まとめる。)

never young beach

11:00スタートにもかかわらずグリーンはかなりの賑わいでバンドの人気っぷりを感じた。メンバー揃って寅次郎の衣装でかわいかった。

YARD ACT

アグレッシブかつ色気もたっぷりのUKロック。バンドのエネルギーもさることながら観客の熱気もムンムンでレッドマーキーは蒸し風呂状態。時代やシーンが変わってもギターロックで踊りたい人がたくさんいることにちょっと涙した。

スターダストレビュー

根本要さんの歌声が格別の素晴らしさで驚嘆した。MCも抜群の面白さでベテランの力を見せつけられた。サングラスのイメージがあったので調べてみたら2017年から外しているとのことだった。

OKI DUB AINU BAND

トンコリ(樺太アイヌの弦楽器)でこんなに踊れるとは思ってなかった。ヘブンでこういう音楽を堪能できるのがフジロックの醍醐味だよな。

ROTH BART BARON

厳かな楽曲がヘブンの雰囲気と合ってて良かった。大学の後輩がいるとのことで探すも見つけられず暑さと疲労で退散。アヴァロン付近の木陰で遠巻きに聴いて心地よかった。

100 gecs

魔法使いの格好して出てきた時点で最高。頭を空っぽにして脱力しながらバキバキの音楽で体を揺らした。こういうの大好きなはずなのに最後まで遊び尽くす体力がなくて年取ったなと思った。

black midi

ゴリゴリのバカテク、ここはホワイトかそれとも地獄か。凄まじい演奏に終始圧倒された。デカい音を浴びるのにホワイトは一番いい会場だと思うけど、このバンドはライブハウスで観たいかも。去年の来日公演行けば良かった。

NONE THE WISER

TOKYO FM育ちの夫が生まれ変わるならクリス・ペプラーになりたいと予てから言っていたので観てみた。MCで喋ってる時間さえラジオ番組やってるみたいにいい声だった。

カネコアヤノ

しなかやかで力強い歌声と気迫のこもったバンド、まっすぐな音楽がグサグサと胸に突き刺さって泣けた。同世代の(ついでに言うと同じ沿線の大学で同じ街で遊んでいたであろう)人がこれをやってるの、うまく言葉にできないんだけど、いろんな気持ちが湧いてきて胸がいっぱいになった。アーケードが聴けてうれしかった。今度親に聴いてもらおうと思った。

Lizzo

間違いなくベストアクト。これまで観たどのライブよりも愛と勇気を与えられた祝福の時間だった。ステージの最初に掲げられたメッセージと圧倒的な歌い出しの感動は一生の宝になった。自分を愛し同じように他者も愛して、誰もが生きやすい社会にしていきたいよね。
絶対にセーラームーンの衣装があると思ってたけど、まさかの変身途中のリボンに包まれてる衣装で、ふだん心の奥底に沈めている私のオタク部分が大興奮で急浮上してきた。好きだったことやものを大人になるにつれて隠したり諦めてたりしてたけど、ずっと好きでいていいし外に出していいと教えてもらえた。(だから最近は絵を描いて遊んでいる。)

まとめ

5年ぶり4回目のフジロックはとにかく楽しかった。過去のフジロックでは職場から電話がかかってきたり物を盗られたり怒声が聞こえたり(他人に向けられたものでも気が滅入るよね)してたので、それがない分穏やかでいられた。会場にいる時間も短かくて移動を抑えられたし(22km)雨に降られなかったのでストレスが少なかったってのもあるはず。
既に来年のフジロックに行きたいと思っているので体力の向上と減量、可能であれば些細なことを見逃せる心を用意したい。

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