登山①

生きているうちにやりたいことがいくつかある。

2023年の抱負に掲げた「登山」がそれにあたる。

え、待って待って?
今2024年なの知らんかったわ、ビビるね?
みんなはもしかして気づいてた?
おい〜教えてくれたっていいじゃないかよ〜。
まだ2023年に居たから、昨日、やっとスケジュール帳買ったよ。3月始まりのやつ。2月のスケジュール確認はどうするつもりだろうね〜〜?

まあまあ、それはともかく、山の話でもしようか。

2023年の抱負を2024年の私が遂げたってワケ。

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◾︎登山メンバー

ぷちゅニキ : 彼は社会人一年目にして人生初のテイクアウトのホットコーヒー飲んだが、その際に、飲み口からたちのぼる蒸気のあまりの熱さに「ぷちゅんッ!」と奇声をあげたことから勝手に私がそう呼んでいる。無免許。
牛サガリの女: 彼女はひたすら食う。食べることを愛している。調味料をままでいける。登山後にひとりで20人前の牛サガリを平らげた。そう、化け物である。
: 取るに足らない、つまらないもの。最近はザーサイにハマっている。無免許。

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◾︎山へ向かう

 会社の同期3人で登ったんだけど、3人のうちひとりしか運転免許持ってないから、すご〜〜く申し訳なかったんだよね。いつでも運転変わるからねって気持ちは人一倍あるんだけど、私が車のハンドルを握ることを国が許してないの。だから、ドライブにいい感じの音楽かけたり、適当な雑談をもちかけたり、お手洗いやら飲み物やら大丈夫か確認しながらのコンビニ探ししたり、なけなしの助手席の流儀をみせることに注力したよ。

みんないつも本当に運転ありがとう。

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-寄り道

 これは道中で寄ったコンビニにあった、バーバママの胴体を模したとされるモニュメント。(嘘)
 こんなところでもまた、いい気な俺らでの身内ネタを思い出しては、ひとり笑っているのだ。
いいかげんにしろ。


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◾︎登山口

 長めのドライブを終えて目的地に到着後、速攻でお土産コーナーをみにいく私たち。さて、何しにきたんでしょうか。
 着替えやらお手洗いや軽い屈伸運動などを終え、牛サガリの女があることに気がついた。
 「え、ここって駐車場1ってことは、2に行けばショトカできるって....こと?」
 彼女は本当に頭がいい。勘のいいやつだね。全員もれなく登山初心者なので可能な限り初回のハードルを下げて挑みたい。
 そうだそうだ、やたら長い階段のある神社だって下の方に駐車場1があって、階段を登らなくてもいいように上の方へ駐車場2がある。まさにそれ。そうに違いないと再び車に乗り込む一同。彼らを乗せた車は駐車場2と矢印が指す方へ進む。


そして、3分後に車は歩みを止める。


は???????????さっきと景色変わらないんだが?????????

 そう、駐車場2は駐車場1が埋まったから、そこに停めざるを得ない。そっちの「駐車場2」だったのだ。勘弁してくれ。

 こうして私たちは登山口に近い駐車場1に引き返すこととなった。幸先不安すぎて笑った。

◾︎1合目〜3合目

 無理。斜面に沿って段差ごとに木製のステップがついてるんだけど、浅いステップの次には、膝がへそにつくくらい足を上げないといけない位置にステップが平気で何度も設置されてる。
 牛サガリの女は、定期的に運動をする習慣があることもあって、すいすいと登っていた。初めはマイペースに登山計画だったが、牛サガリの女だけ完全にペースがRTA。それここ登ったことある人がするペースなんよ。
 へそに膝つきステップに苦戦する私をみかね、ぷちゅニキ提案で一旦ペースを落とし、隊列を変更することに。先頭・ぷちゅニキ、中央に私、後ろに牛サガリの女。先頭のぷちゅニキがみんなのペースをみながら登っていく。
 ちなみに初めの隊列は、先頭・牛サガリの女、中央に私、後ろにぷちゅニキ。中央の私がいつ頽れてもいいように事前に決めていたそうな。私が頽れる前提なの笑った。間違いないね。
 何がきついってね、登った山だけがそうなのかわからないけど、3合目まで「○合目」の標識がなくて「永遠に1合目に辿り着かない」と思わされながら登ることなんだよね。結構登ったように思えるし、下を見るとそこそこの高さもあるのに、どうしてまだ1合目の標識を拝めないのか。先の道のりの長さを想像して絶望する、そんな辛さがあった。
 3合目の標識を見つけた時は嬉しかったなあ。ここには展望台もあって、この地点で下山する人もいた。
 ベンチに腰掛け、一言、「帰っていい?」と提案してみるもふたりにしっかりと断られた。やれやれ、登るしかない。(登山誘ったの私)

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-寄り道

 1〜3合目の途中、後ろから平地を歩いとんかというペースですいすいと登る御老人が現れた。私たちは脇に避け、「こんにちは」と挨拶をすると、片手をスッとあげ微笑み返してくれた。そのまま御老人は、順路とは別の、ロープを乗り越えた、明らかに人の踏み入らないであろう茂みへ分け入った。_______私たちは、幻をみたのだろうか。御老人のことを、仙人と呼ぶことにした。

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そろそろ書きながら眠気がきたので筆を休める。

noteでよくつぶやいてはいるものの、もう長いことnoteの投稿はしていない。

適当にくっちゃべるのは好きだが、どうにも、自分の書く文章が好きじゃない。文字におこすと魔法をかけられたように、面白かった出来事が自分のせいでつまらなくなってしまう。なんこれ。

私の登山記は3合目までで終わってしまう可能性は大いにある。だけど、人生は修行と思っているから、苦手な「文章を読むことと書くこと」を今よりは少しでもマシになるように、気が向いたらまた書こうと思う。

おやすみ〜

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