アイナナは人生だ

これは アイドリッシュセブン が大好きでIDOLiSH7箱推しというには七瀬陸が好きすぎるオタクの初投稿です。
多少ストーリーのネタバレがあります。
身内が読んだら100%身バレしそうな程度には自分語りだけど、気付いてもそっとしておいてね。

アイドリッシュセブン、5周年おめでとう!
グループ最年少と同い年だった私がグループ最年長と同い年になったよ。
この5年、アイナナの隣で生きた日々を、特に心に残ってる出来事を、過去の写真を見返して思い出したことを、書き連ねていく。

出会い

初めてアイドリッシュセブンを知ったのはWEB広告だったように思う。2015年7月頃だった。すっかり使い慣れたスマホでネットサーフィンをしていて目についたのが声優の名前だった。小野賢章と増田俊樹である。びっくりした。それぞれ別の作品で知って好きで、推してて、共演するのか!?という驚きがあり、事前登録を決めた。

アイナナはweb広告が多いな、と初期の頃はよく思っていた。今でさえ色んな方法で発信されているけど、同時期にリリースされた同系統のアプリと比べるとテレビCMは少ない印象がある。ソシャゲなのだからスマホを持っている方向けへのマーケティング、ターゲット層がよく利用するサイトなんかに絞って広告表示ができるならコスパがいいのかもしれないし見つけてもらいやすいし刺さりやすいのかもしれない。
実際私はwebで広告を見つけていて、テレビはあまり見ない人間だったから(それこそ録画したアニメ程度しか見ないからCMをスキップすることもままある)推測する理由は間違っていたとしても方法として大成功しているよなぁ…

早くも話が逸れたので戻ります。

リリース直前、私は高校3年生で夏休み真っ最中だった。
夏に部活最後の大会が終わって色々燃え尽きていたところでアイナナを知る。
それまで部活に注いできた熱が丸ごとアイナナに移動してしまった。できてしまった。

リリース当日、今でも覚えている。
家には私ひとり、いつもなら後回しにしがちな風呂掃除をさっさと終わらせて昼ごはんも早めに食べて、リビングのテーブルにスマホを置いて、正座して、リリースを待っていた11時30分。
数字までは完璧な記憶ではないので間違っているかもしれないけど、お昼頃リリース予定でAndroidだった私は11時45分頃に配信を確認しインストールをしたんじゃなかったか…
とにかく、アイナナの知った日からリリースが本当に楽しみだった。事前登録をしてこんなにも待ち望んだソシャゲはアイナナが初体験だったと思う。待っている間もとても楽しかった。リリース前の色んなキャンペーンもたくさん確認して、毎日ワクワクしていた。

待ちに待った2015年8月20日、ダウンロードが終わってゲームを起動して、それからもうずっとアイナナの世界の虜だ。

ちなみにその頃夏休みももうあと少ししかないのに課題がほぼ手付かずだった。でもアイナナは進めたい。というところであみ出したのが、
10分アイナナ→体力回復待ち50分で課題→10分アイナナ以下繰り返しである。体力回復されなきゃどうせプレイできないんだ、暇つぶしに課題しよ…という精神だった。今覚えばそれで大丈夫か受験生。大丈夫だったけど。これを繰り返して5日くらいで課題が終わった。やれば出来んじゃん…
ちなみにストーリー第1部は約10日で読み切ったのを覚えている。
前述の通り小野賢章と増田俊樹がもともと好きだったのでストーリー内で七瀬陸と和泉一織がユニット組んで脳みそショートした。

アイナナに出会った当初は実家暮らしだった。それはもうド田舎で、コンビニすら車を出さないと辿りつけないほどだ。
一番近い都会だった名古屋へ行くのも片道2時間を超え、電車の運賃も学生には痛手で、東京なんて以ての外。
東京のどこかでポスターが掲示されるとか、缶バッジぺりぺりできるとか、もう行きたくて行きたくてしかたなかったけどあの頃はまだ東京なんて未知の世界だった。中学時代の修学旅行でしか踏んだことの無い地だ。
もともと東京への憧れはあったけど、アイナナは"上京したい!"と強く思うきっかけにもなっているかもしれない。

1年目

2015年12月2日、1stシングル『MONSTER GENERATiON』『SECRET NIGHT』発売。
もちろんどちらも購入したのだが、印象に残っているのがこの週のMステだ。ランキングでTVに映ったのだ。本当に名前が載っただけという感じで、それ以上の何ものでもなかったけれど、とても高揚したのを覚えている。
しかもランキングがIDOLiSH7が9位、TRIGGERが8位。
こんなnoteに目を通してくれている方なら知っているかもしれないど、TRIGGERはIDOLiSH7の先輩でありライバルなのだ。あと一歩越えられないIDOLiSH7、超えていくTRIGGER…アイナナは現実だ!を初体験した日と言えるだろう。

同じく12月、池袋のアニメイトカフェとコラボ。ド田舎学生の自分には行く術がなく。Twitterに流れてくるポスター等の写真を眺めては行きたいな〜!と思う日々。
…その翌年2月、名古屋のアニメイトカフェでもコラボがあるということで行った。他の作品で何度かアニメイトカフェには足を運んだことがあったが、何度行っても楽しい。嬉しかったのはなんと言っても王様プリン…!ホンモノだ!迷いなく買った。

その年、冬に受験、春に卒業、新たな学校に入学、そして名古屋での一人暮らしが始まった。肌身離さず持っていたスマホの中には常にアイナナがいた。
新しい学校で出来た友達はオタクに寛容で、私の推し語りにも付き合ってくれた。高校時代の友達ともたくさん遊んだ。バイトを始めてグッズを買ったり、再度アニメイトカフェのコラボにも行った。
都会ってすごい!と思った。だってコンビニが徒歩5分、アニメイトも30分で着く。電車賃も安くて、紛うことなきカルチャーショックを受けた。
今まで好きになったアニメやゲームはたくさんあったけど、ここまで"お金を使う"オタク活動はしてこなかった。稼ぎもなかったし近隣にお店もなかった。それができるように、行けるようになるって、なんて楽しいんだろう!
大人になんてなりたくないと思っていたけど、大人になっても楽しいことがたくさんあるんだと思わせてくれた、それもアイナナだった。

そして、2016年6月。
『RESTART POiNTER』 MV解禁。こちら
ストーリー内で再生されるMV、こんな演出ずるい…
号泣した。今見ても泣く。
どこをとっても素敵なMVだ。愛が詰め込まれている。
今でも大量のスクショがそのまま残っている。
このストーリーを、現実とリンクするように発信される情報を、リアルタイムで追いかけていられて本当に嬉しいと思う。何度も見た。つい最近、1000万回再生おめでとう。今はもうプラス17万回くらい増えてる。
アイドリッシュセブンを好きでよかった、心からそう思った。その先何度もそう思うことになるなんて知らずに。

1周年、そして2年目

1周年を語る上で外せないのがやはりニコ生だ。
今までキャストが表立って語る姿を見ることがなかったので、声優オタクとしても、それはそれは楽しい時間だった。
リリースからたった1年、ゲームの収録は別々だと聞くけれど、でもこんなに楽しくて仲が良さそうで、何より作品を愛してくれていることが伝わってきて、胸がいっぱいになった。
いつかこの7人を、みんなを、ライブのステージで見たいなぁ、見れたら最高だな。そんなふうに思った。

時同じく2016年8月下旬。アイナナのナンジャタウンコラボ。
人生初のナンジャタウンへ行った。東京へ単純に遊びに行くのは初めてだった。夜行バスだったと思う。1から教えてくれて一緒に行ってくれた友達には感謝してもしきれない。
コラボフード、ねこみみ、そしてナンジャタウンそのものの雰囲気がとても楽しかった!
せっかく東京に来たのだからと他にも色々なところへ足を運んだ。アニメイト池袋本店、丁度アイナナのパネルが展示されていて、名古屋とは比べ物にならない人の多さに驚きながらも写真を撮った。ラフォーレ原宿、地理に弱くて迷いかけたけど壁に大きく貼られたアイドルたちを見つけられた時は感動した。サイン色紙も見た。やっぱりアイナナって現実だ。

少し月が飛んで2017年1月より、VISUAL BOARD TOURが始まる。
仙台から始まり、札幌、広島、福岡、大阪、そして私の住む名古屋を経て東京。
自分の住む近くでこんな大きな広告が見られるなんて!確かその時までなかったテレビCMが見られるなんて!
名古屋の期間中にはもちろん、ポスターを見に行った。いつもは使わない路線をわざわざ経由して、出かけるついでですよみたいな顔して、写真を撮りに行った。
オフショットして上げられていた画像もとても魅力的だった。行ってみるしかなくね?って友達を誘って喫茶マウンテンにも行った。途中下山した。ごめんなさい。

アイドリッシュセブンの目指すところが、ゲームを広めることではなく、アイドルそのものを生み出し広げることなんだ、とじわじわ実感が湧いてきた。だからこんなにも現実だと思えるんだろう。

2周年、そして3年目

2周年を迎える頃には私も随分オタク活動というものに慣れ始めていた。
高校卒業後入学した学校は2年制で、1年目後半から就活が始まり、春からインターン、企業面接と忙しかったことを覚えている。
東京で就職したい、とこの頃には心に決めていた。親の反対もあったけど内定もらえばこっちのもんだと思った。
2017年8月下旬、面接のために東京へ赴いて、2度目のナンジャタウンへ行った。昨年は友達とだったが、今回は1人だった。この年も推しのねこみみはかわいくてとても良かったのだけど、やっぱり語り合える友達と行く方が楽しいなと思った。コラボフードの写真を友達に送った。次は一緒に行きたいなんて言葉と一緒に。

2017年9月頃、アニメイトカフェ名古屋のコラボ。
違う友人と3回ほど行った。今思えばよくそんなに抽選当たったな、と思う。殆ど友達が当ててくれたものだけど。
ひとり、社会人の友達がアクスタを個数上限まで買っていた。社会人ってすごい、と思った。
私はトレーディング商品の楽しさを覚えてしまった。買う時、そして開ける時の誰が出るだろうという高揚感。そしてその場で交換して頂けたりする時の、同じ作品を好きなんだなというちょっとした心の繋がり。何よりアニメイトカフェコラボのデフォルメチックな絵柄はとてもかわいくて、アクスタを並べて立てるのがとても楽しい。もう戻れないところまで来ていた、オタクとして。

そして2019年1月。アニメが放送スタート。通称アニナナ。
1周年記念のニコ生で発表されてから実に1年と約半年。待ちに待ったアニメ化だった。
大好きなアニメを作った制作会社がアイナナも担当すると知った時にはこれはもう運命だな、と思った。
第1部をなぞるように、懐かしさも新鮮さも感じながらどのお話も楽しんだ。

この頃には無事就職先も決まっており、3月下旬には上京する予定だった。アニメのBlu-ray全巻購入特典をどこで買おうかかなり悩んだ。実店舗では同一店舗での受け取りが厳しい。結局、オンラインで買い揃えることにしたのだが、ここを機にオンラインショップで買う便利さを覚えてしまった。

話は変わり2018年2月15日、PSVita用ソフト『アイドリッシュセブン Twelve Fantasia!』が発売。
この頃は上記の通り引越しを予定していたので資金を貯めるためにバイトを増やし、それなりに忙しく毎日過ごしていたのだが、そんなもの発売されたらもう買うしか無かった。大丈夫大丈夫!バイト2日くらい増やせばいいから!
そもそもPSVitaを持っていなかったので電気屋さんにも行った。無難な色を買う予定だったのに在庫が赤しかなかった。逆に推し色だけ残ってるのは運命だなということで流れるように買った。大丈夫大丈夫!バイト4日くらい増やせばいいから!
私の身の回りには赤がどんどん増えていく。

2018年3月、友達と再度アニメイトカフェのコラボへ行く。
名古屋に住んでいる頃仲の良かったオタク仲間は皆愛知県近辺に住んでいた為、こんなに気軽に遊びに行けるのはもう最後なんだろうな、なんて思った。
東京とかいう未知の世界で、社交性に欠ける私が、オタク友達なんて作れるんだろうか…そんな不安だらけだった。

卒業式も終え、いよいよ引越し。
ダンボール2箱分のオタクグッズと共に上京した。
名古屋でのコンビニ徒歩5分から、東京ではコンビニまで徒歩2分になった。都会ってすごい。この時期、最寄りのセブンイレブンにアイナナのコラボファイルが置いてあったのを覚えている。もうほとんど無くなっていたけれど。

そして4月、晴れて新社会人となる。
入社当初、同期と色んな研修を受けた。本当に色んな人がいて、たくさんの刺激を受けた。
その中に、知っているアニメ作品のキーホルダーをつけている子がいた。勇気を出して話しかけてみると、なんとアイドリッシュセブンも知っているという。
ちょうどその頃、アニナナのBlu-ray発売記念か何かのポスターがJR山手線を中心に展開されていた。知り合ってまもないその子と、会社最寄りの駅へポスターを見に行った。こんなに早く仲間が見つかるとは思っていなくてとても心強かったのを覚えている。

そしてまた少し時が進んで2018年7月7日-8日。
待ちに待った1stLIVE『Road To Infinity』が開催された。
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アニメBlu-ray先行もゲーム先行もファミマ先行も全部落ちた。ので、ライビュで観た。ライビュは当たって本当に良かった…
ひとりで2日間。たくさん泣いた。映画館の大きな画面を前に、ボロボロ泣いた。出だしで涙ぐんで、いっぱい叫んで、本当に楽しかった。持ち手の塗装が剥がれるくらいペンライトも振った。
夏の暑い中、こまめに乾杯の音頭を取ってくれるのが本当に素敵な計らいだなと思ったし、暑くない映画館で鑑賞してる人も飲み物が手元にあれば飲んだ。一瞬で静まりかえる会場の一体感が忘れられない。
リリースされてからずっと見たかった、ライブだった。アイドルたちがそこにいた。あぁ、やっぱりアイドリッシュセブンって存在するんだ。虹を超えて来た、そういう実感があった。
翌日の池袋駅ジャックも本当にすごかった。その日に直接見たわけではないのに、もうなんというか、エモい、エモい広告出された事実に胸が熱くなってまた泣いた。
歳をとって涙腺が弱くなったのか、アイナナに涙腺を弱くされたのかよく分からない。
ライブ翌日、職場でアニメの話を少ししたことのある先輩にチラリとライブに行った話をした。私はこの時が"ライブ"というもの自体初体験で、更にずっと追いかけてきた大好きな作品、アーティストだったから、それはもう最高の体験だった。アイナナの名前を上げるとタイトルは知っていたようで、「今一番熱い作品なんじゃない?」なんて言って貰えて、本当に嬉しかった。オタクに優しい職場である。
後日ゲーム内で開催されたイベントで、実際のライブでキャストが話した内容が盛り込まれていて、ああ、すごいな、愛だな、とただただ感動した。

3周年、そして4年目

私の生活にアイナナが組み込まれて3年が経った。
夏といえばアイナナ周年記念、もうそれが当たり前になり始めた。

この年、さすがに自分が社会人1年目ということもあってなれない仕事に忙しくて、東京に友達もいないし、ナンジャタウンのコラボへは行けなかった。

アニメイトカフェのコラボもあった。東京に友達がいないので、名古屋遠征した。東京のカフェは抽選も当たらないと聞いていたし英断だと思う。
もう気軽に遊べないかもなぁなんて思っていた友達と1年経たずに再会した。上京して分かったのは、日本って結構狭いんだなということ。新幹線ってすごい。

その後、職場に新しく入ってきた方とアイナナを通してすぐ仲良くなった。今までもオタクに優しい職場ではあったが、がっつりアイナナの話が出来る人ははじめてで、奇跡みたいに嬉しかった。
東京で一緒にオタク活動してくれる友達ができた。

東京での暮らしにも少しずつ慣れてきて、本当にすごいと思ったのが"2次元が近い"ことだ。
最寄り駅にポスターが貼ってある。電車の中で広告が流れる。アドトラックが通る。2次元に焦点を当てたお店がこれでもかというくらい建っている。地元では有り得なかった。
コンビニもたくさんあるからウエハースも一番くじも本当によく見かけた。売り切れも早いけれど。
アイナナを始めた頃、コンビニすら気軽にいけないほどの田舎に住んでいたのが嘘みたいだった。夢見た東京がこんなにも身近になることが嬉しくて、そしてほんの少しだけ寂しい気もした。

上京して1年が過ぎる頃、UFOキャッチャーを覚えた。
昔、地元の小さなゲームセンターでやったことがないわけではなかったけど、商品を取れた経験などなかった。ずっと苦手だと思っていた。
きっかけは本当にたまたまで、友達と遊んでいる時なんとなく暇つぶしでゲームセンターに入った。するとどうだろう、限定グッズがたくさん並んでいるじゃないか!
その時一緒にいた友達は土地に詳しく、どこのお店が取りやすいかというところから、どんなアームを選ぶといいか、商品のどこを狙うといいかなど、手取り足取り教えてくれた。
1番初めに挑戦したのは缶バッジだった。慣れなくて、それはもうビックリするくらいお金を使ったと思う。でももう社会人になって1年が経っていた。経済的に余裕が出てきていた。厳密に言えば、来月になれば給料入るから使ってもいいだろうと思うようになっただけである。
初めて自分の手で商品が取れた時の嬉しさは忘れられず、遊びに行く度ゲーセンを覗くようになった。知らないグッズがあると挑戦してみることも増えた。気付いたら、缶バッジを取ることに関しては友達より上手くなっていた。
こんな娯楽もあるんだな、と覚えてしまったのは、果たして良かったのか不味かったのか…
とりあえず次はフィギュアに挑戦してみたい。

そして2019年7月6日-7日、ついにやって来るのが、2ndLIVE 『REUNION』だ。
チケットが、当たった。
当落が、たまたま地元で仲の良かったオタク友達と一緒にいる日だった。通知を見た瞬間に、伝えた。良かったら一緒に行かないか、と。
鼓動が凄かった。私の人生、抽選が当たるなんて経験は本当に数える程しかない。片手で足りる。前年も全て外れていたし、当たって欲しい願望はあっても、正直期待はしていなかった。
私、推しを生で見れるのか…?信じられなくて、でも現実だった。
現地のチケットが当たったのは1日目だけだった。それでも、だからこそ、本当に浮かれながら準備をした。
いつもはやらないネイルをして、事前通販でライブTシャツもキャップもリストバンドもタオルも揃えて、髪にはエクステをつけてみたり、当日のメイクには普段より時間をかけてみたりした。インスタのストーリーに上げたら(本名)さんってこんな格好するんだね!って言われた。初めてしました、こんな格好。それくらい浮かれていた。
ライブの感想は、もう、ここで語りだしたらキリがないので一言だけ。
最高だった。
キャストの、アイドルのはじめの登場シーンで泣いた。楽しくて、感動して、本当に本当に最高だった。前年のライビュだって本当に楽しかったけど、現地で生の熱度をそのまま感じられるのが最高だ。ライブって、こんなにたのしいんだ!
雨が降り始めた帰り道、一緒に行った友達と「現実だったよね?」って何度も確認した。
2日目、遠方から来ていた友達は帰ったので私はひとりライビュ会場へと向かった。
1st LIVEより、カメラへのファンサをたくさんしてくれたような気がする。気のせいかな。でも何だか、キャスト同士が前より更に仲良くなっているからか、本当に楽しんでいるのが伝わってきて。好きだな。好きでよかったな、アイドリッシュセブン。
IDOLiSH7も、TRIGGERも、Re:valeも、ŹOOĻも、そこに存在している。これは本当に、本当だと思う。

4周年、そして5年目

ライブの熱も冷めないまま、4周年を迎える。
2019年8月20日。『CROSSING×US!』…渋谷駅に広告が大きく出た。
仕事の関係もあり、今日しか見に行けない。今日、行こう。とんでもない腹痛と戦いながら私は渋谷駅へ向かった。
東京に住んでいるとはいえ渋谷駅にはあまり馴染みがなく、まるで迷宮だった。スマホ片手に30分はさまよった。途中手からスマホがすっぽ抜け、思い切りコンクリートに落とした。画面が割れた。推しを見に行く代償なら許す。でもまだ買って半年なんだけど。そんなこんなしているうちに、やっと見つけた。
私が着いた時間にはまだ人も少なく、写真が綺麗に撮れた。見に来てよかった。お腹痛いし画面割れたけど。
見なかったら絶対後悔してたから、見に来てよかった。

同じく8月、スイパラコラボに行ったり、9月にナンジャタウンへ行ったり、12月には感謝祭のライビュに行ったりした。友達と行く方が楽しいけれど、ひとりでの行動も慣れてきた。動かなきゃもったいない。好きだから触れていたい。

2019年12月末。
作中で数えて2度目の『BĻACK or WHiTE』
広告を見にもう一度渋谷駅へ行った。2組のMVもすごくカッコよくて、何度も見た。
ここまで来ると記憶に新しいが、Twitterで大きく流行ったタグ、 #白く染め上げろ #黒く塗りつぶせ がある。
ファンだけに留まらず、一般企業がのっかって来た時はどうしようもない興奮に駆られた。
今までもアイドリッシュセブンは、ゲームとしての売り出すのではなく"アイドル"を売り出す面を強く感じていた。JR東海ツアーズやDHCとのコラボなんかもそうだ。コラボというより、彼らが"広告塔"として起用された、といったプロモーションが成されている。ただのゲーム、ただの2次元作品じゃない、生きている"アイドル"が感じられる。
気分が高揚した。アイドリッシュセブン、すごいだろって言って回りたくなった。だって私は、私たちは"マネージャー"なのだから。

更に2020年1月から順に公開されている企画『RabbiTube』プレイリストはこちら
これがもう、本当にすごい。推しがVtuberになる世界線、何?この時代に生まれてよかった。
今まで何度もアイナナは現実だ、と思ってきたけど、別ベクトルからリアルを投げ込まれたような印象を受けた。動きや表情、感情もとてもナチュラルで、生きていた。そこに。
今後の更新も楽しみで仕方ない。

さて、少し暗い話題になってしまうけれど、2020年上旬から新型コロナウイルスが流行し始め、アニメイトカフェのコラボがなくなったり、展示会が中止になったり、アニメ第2期が放送延期になったりした。
悲しくないと言ったら嘘になる。それでも今は、最善の行動をするしかない。
そんな中でも話題になったのがSHIBUYA109に掲出された #HomeTimeTogether ではないだろうか。
元々はアニメ第2期のキービジュアルを使用した広告がされる予定だったが、大きく変えてステイホームを促すような広告へ変更された。アイドリッシュセブンの広告で良く使われる手法とも言えるが、"ファンには分かる"というタイプの広告。
1stライブ、2ndライブの後に池袋駅をジャックし出された広告と同じく、作品名は小さく載せ、知らない人から見たら何の広告なのか、誰が出している広告なのかパッと見ただけでは分からないようなデザイン。
広告の役目とはサービスを広め顧客を作ることが1番と大きいのではないかと感じる部分がある。そのために会社の名前や商品の名前、サービスの内容を大きく打ち出すものが多い。本来広告とはそういうものなのでないか。
109の大きな壁に載せるのだから費用だって馬鹿にならないはずだ。それでも載せる予定だったデザインを大きく変え、社会に合わせたメッセージを出す。そしてファンにはアイナナの広告だと分かるように。
私はただの社会人で広告業界には全く詳しくないけど、アイナナの広告のうち方には毎回度肝を抜かれる。"これはなんだろう?"と思わせるのが上手い、というか。タイトルも内容も目立つように描かれない。だからこそ"なんだろう"と思わせる。目をひく、センスの良さ。
私はそんなところにも虜なのだ。世界を変えてやろう、みたいな。2次元を超えて、生み出した作品が、アイドルたちが、たくさんの人に愛されることを、スタッフもファンも願っているような。
たくさんの愛に包まれたアイドリッシュセブンを、まだまだ愛していたい。

5周年、そして

2020年8月20日。5周年。
色んなことがあった。アイナナにも、私にも。
私の人生が大きく動いたこの5年、過ごす環境が変わっても挫けずにここまで生きてこれたのは、心の支えにアイナナがあったからと言っても過言ではないと思う。
成功だけじゃないストーリー。胸を打たれる言葉が本当にたくさんあった。
成功だけじゃない人生。それでも今死ぬわけにはいかないって何度思えたことだろう。
私は隠し事が得意じゃないから、私がアイナナを好きな事は付き合いのあるほとんどの人がもう知っている。否定する人はいない。寧ろ肯定して、友だちになってくれる人がいる。決して多くはない友人だけど、とても恵まれていると思う。

出会った時からずっと、今も、私はワクワクしている。
アイドリッシュセブンに。
次はどんな楽しいことをしてくれるんだろう。どんな感動が待っているんだろう。そして、どんな出会いが待っているんだろう。

こんなにも好きになれる作品に、アイドルに出会えて本当に良かった。
"好き"は生きる原動力だから。

キミがいる世界ならば どんな今日も超えられるさ

大好きなRESTART POiNTERの歌詞だ。
ここがゴールじゃない。まだまだ続いていく夢。
アイナナがあるから今の私がある。
嘘みたいだけど全部本当の話。
だから声を大にして言える。

アイナナは人生だ!

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