ネタバレ感想/ ひっそり暮らし 著:なち
2021年3月1日発行。
表紙の写真だけでもわかる、すっきりとした暮らしぶりに惹かれて手に取りました。20代独身で分譲マンションを購入し、熱帯魚と猫と暮らす女性ブロガー、とのこと。
なちさんのすごいところは、不安に対してちゃんと知識で対応するところ。
参考にしたいのは積立貯蓄。毎月決まった額ではない・不定期に発生する支払いイベントを年単位で考える。それを12ヶ月で割って、積立貯蓄をしておくというもの(p.14)。確か眼鏡を新調したら、その月だけ支出額が跳ね上がり、お金が足りない!と焦りそう。見越して眼鏡代を毎月コツコツ貯めておくなら焦らずに済むもんな〜頭いい〜
食事においては、なちさんは少食のようなので、ここは私には真似できなさそう。写真のワンプレートはとっても可愛いです。いや、まるべん(p.94)はできるか…?綺麗だからぜひみて欲しい!
大物(シーツとか)をハンガーにマントのように被せて洗濯バサミで止める(p.116)
、を挑戦してみたけど、私の大物選択類は、生地が傷みそうでこれも断念。夏掛けタオルケットも、ハンガー干しで干せるのかなあ?これが体得できたら、だいぶ洗濯のハードルが下がるんだけど。
あと、一番やってみたいのは、使い古したナイロンボディタオルを浴室掃除用にすること!蛇口周りとか細かいところはスポンジが当たらなくてヤキモキしていたので、これは絶対やります!楽しみ!
さらになるほど、と思ったのは、第一印象の決め手となりうるヘアケア、爪先(p.197)などは重点的にケアをして、綺麗にされていること。ポイントをしっかり抑えることで、人目を過度に気にすることなく、コンパクトに暮らしておられます。
スッキリミニマムに暮らしたいと思っていても、人からどうみられるかが気になってしまうとなかなか思うようにできないけど、髪の毛、爪先が綺麗なら清潔な印象持たれるし、そしたらどんな服を着てるかなんて他人はあまり気にしないかも。大事なポイントだけ抑える、は見た目だけじゃなく生活全般にもいえますね。全部を完璧にやろうとするのはとてもエネルギーを使います。
自分の生活を楽しむ、知識をつけて将来の不安を減らす。堅実で地に足ついた生き方に心惹かれる本でした。