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ChatGPT「高度なボイスモード」の動画5選。日本語はペラペラ?英会話に使えるか?【AIがしゃべりまくり】

待望のChatGPTの「新ボイスモード」機能が、アルファ版として一部のユーザーに公開され、その動画がXで次々と共有されています。
Advanced Voice Mode;高度なボイスモード

日本人ユーザーの私たちとして気になるのは、この2つです。

  • 「ChatGPTは日本語を自然に話せるのか?」

  • 英会話の学習に使えそうなのか?」

実際の使用例を通じて、可能性を探ってみました。

【要点】
・ChatGPTの「新ボイスモード」、どんな特徴?
・AIの日本語発音は自然?どの程度ペラペラ?
・英会話学習にどう活用できる?
・実際の5種類の動画を引用しながら紹介

※ここからは、以下のVoicyの文字起こしを基にAI記事化しています。詳細はVoicyでお聴きください。

第1章 ChatGPTの新ボイスモード:概要と期待

待望のChatGPTの新しいボイスモード「アドバンスド(高度な)ボイスモード」が、一部のユーザーにα版として公開されました。この新機能は、現在ChatGPTプラス(月額20ドルのプラン)に加入しているユーザーの一部に招待制で提供されています。

世界中のユーザーが実際に使用した映像がXで多数共有され始めており、その性能や可能性に注目が集まっています。この新ボイスモードは、テキストベースのチャットを音声対話に拡張する画期的な機能として期待されています。

第2章 日本語対応の実力

ChatGPTの新ボイスモード「アドバンスドボイスモード」の日本語対応能力は、多くのユーザーにとって大きな関心事です。この章では、実際の使用例を通じて、その日本語対応の実力を検証していきます。

2.1 女性声による接客シミュレーション

まず注目すべきは、マクドナルドの店員役を演じる女性の声による対話例です。このデモでは、非常に自然な日本語での接客対応が再現されています。

特筆すべき点は、使用されている「店員さん敬語」の的確さです。この種の特殊な敬語表現をどのようにして学習したのか興味深いところですが、結果としては違和感なく、流暢な対応を実現しています。

例えば、「いらっしゃいませ」「ご注文は以上でしょうか」といった接客フレーズが自然に使用されており、実際の店舗での会話をリアルに再現しています。

2.2 男性声によるナレーション再現

次に、男性の声によるナレーション風の読み上げ例を見てみましょう。このデモでは、物語を朗読するような、落ち着いた低めの声で日本語テキストが読み上げられています。

ここで注目すべきは、文脈に応じた適切なイントネーションや間の取り方です。単純な機械的な読み上げではなく、物語の内容に合わせて感情を込めた読み方ができているのが印象的です。

さらに、同じテキストを異なる感情表現(例:悲しそうに、怒ったように)で読み上げる試みも行われています

2.3 高テンションな物語の語り

最後に、非常に高いテンションで物語を語る男性声のデモを紹介します。このケースでは、やや外国人アクセントが感じられる日本語発音となっています。

「ある日、小さな兎が不思議な森に出発しました。霧は空高くそびえ立ち、まるで生きているかのように風にささやいていました」というような文章を、非常に興奮した調子で読み上げています。

この例は、白人の日本語話者(例:お笑い芸人の厚切りジェイソンさん)を思わせるような、ネイティブではないが非常に流暢な日本語話者の印象を与えます。

以上の例から、ChatGPTの新ボイスモードは日本語対応においてかなりの実力を示していることがわかります。ただし、声の種類や表現方法によって、その自然さや違和感のレベルには差があるようです。次章では、外国語学習への応用可能性について詳しく見ていきます。

第3章 外国語学習への応用可能性

ChatGPTの新ボイスモードは外国語学習、特に英語学習の分野で大きな可能性を秘めています。この章では、発音矯正機能と英語の地域差・方言の再現能力について検証します。

3.1 発音矯正機能の検証

新ボイスモードの興味深い機能の一つに、ユーザーの発音に対するフィードバック能力があります。これは英語学習者にとって非常に有益な機能となる可能性があります。

例えば、あるデモでは、フランス語の単語「クロワッサン」の発音をユーザーが行い、それに対してGPTが発音のフィードバックを提供しています。「最後の鼻音をもう少し強調してください」といった具体的なアドバイスを行っているのです。

この機能が英語学習に応用された場合、例えば「light」と「right」の発音の違いなど、日本人学習者が苦手とする発音の違いを指摘し、改善のためのアドバイスを提供できる可能性があります。

ただし、この機能の正確性や一貫性については、さらなる検証が必要です。AIが人間の発音をどの程度正確に認識し、適切なフィードバックを提供できるかは、実際に使用してみないと判断が難しい部分があります。

3.2 英語の地域差と方言の再現

新ボイスモードのもう一つの注目すべき特徴は、様々な英語の方言やアクセントを再現する能力です。

あるデモでは、アメリカの各地域(南部、ニューヨーク、ボストン、中西部、ケイジャン、ウィスコンシン)の英語の特徴的な発音やイントネーションを再現しています。例えば、南部なまりで「Hey y'all, if we're talking about cuisine, you can't beat southern barbecue」と言うなど、各地域の特徴的な話し方を模倣しています。

また、イギリス英語の様々な地域の発音の違いを再現するデモもあります。

この機能は、英語学習者にとって非常に有益です。様々な英語の発音に触れることで、実際のコミュニケーション場面での対応力を高めることができます。また、特定の地域や状況に応じた英語の使い方を学ぶことも可能になります。

ただし、これらの方言や発音の再現がどの程度正確であるかについては、各言語や方言の専門家による評価が必要です

3.3 ロールプレイ練習にも期待

さらに、この機能を利用して、空港での会話、スターバックスでの注文など、様々なシチュエーションでのロールプレイ練習が可能になります。これにより、よりリアルな状況下での英語使用を練習することができます。

新ボイスモードは、外国語学習、特に英語学習の分野で革新的なツールとなる可能性を秘めています。発音矯正機能と多様な英語の再現能力は、学習者に新たな学習機会を提供し、より効果的な言語習得を支援する可能性があります。次章では、この新機能がもたらす可能性と今後の展望について考察します。

第4章 まとめ:今後の期待

ChatGPTの新しいアドバンスドボイスモードは、2024年8月現在、アルファ版として、ChatGPTプラス(月額20ドルのプラン)に加入しているユーザーの一部に招待制で提供されています。

海外を中心に、招待を受けたユーザーがXで様々な使用例を発信しており、日本国内でも数名の利用が確認されています。

日本語での対応について、特に注目すべき点は以下の通りです:

  1. マクドナルドの店員役を演じた女性のボイスが非常に自然でした。

  2. 渋い感じの男性ボイスも、ビジネス用途でかなり自然に聞こえる可能性があります。

  3. 一部の声質(例:高めの声)では、日本語ネイティブではない印象を与える場合があります。

英会話レッスンへの応用については、非常に有望な結果が見られました:

  1. 発音矯正機能
    ユーザーの発音に対するフィードバックが可能な様子ですが、その精度と範囲については更なる検証が必要です。

  2. 多言語対応
    様々な言語を滑らかに切り替えて話すことができ、以前のバージョンで見られたバグも改善されているようです。

  3. 英語の方言再現
    アメリカ英語やイギリス英語の様々な方言やアクセントを再現できる可能性があります。

  4. シチュエーション別練習
    状況に応じたロールプレイング練習が可能で、英会話学習に大きく貢献する可能性があります。

この新ボイスモードは、2024年の秋までに全てのChatGPTプラスユーザーに公開される予定です。

今後、この技術がどのように発展し、私たちの日常生活やビジネス、教育にどのような影響を与えるのか、注目していく必要があります。AI音声技術の進化は、新たなコミュニケーションの時代の到来を予感させるものです。

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