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【速報】iPhoneのAI搭載。しかしiPhone15Pro以上の高額な機種が必要…

Apple社のWWDC 2024が6月11日の深夜2時に開催され、iPhoneをはじめとするApple製品にAIが搭載される「Apple Intelligence」と、話題の「ChatGPTとの連携」について発表がありました。

しかし、気になるのは価格面高額な機種でしかAIが使えないのでは?と不安に思う方もいるかもしれません。この記事では、発表内容を詳しく解説し、今後のApple製品でのAI活用の展望についてお伝えします。

【要点】

・「Apple Intelligence」と「ChatGPT連携」の違いは?
159,800円のiPhone 15 Pro以上が必要?
・無料でも利用可能なChatGPT連携の内容
・iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaのリリースはいつ

第1章 WWDCでのApple製品へのAI機能搭載とChatGPT連携の発表

6月11日の深夜2時から開催されたAppleのWWDC2024で、ついにiPhoneをはじめとするApple製品にAI機能の搭載が発表されました。そして、気になるChatGPTとの連携についても発表がありました。

結論を先に申し上げますと、iPhoneでAI機能であるApple Intelligenceを利用できる端末は、iPhone 15 Pro以上が必要となります。お値段は159,800円からとなっています。一方、MacやiPadはM1チップ以降の端末であればOKとのことです。


定価159,800円のiPhone 15 Pro

ChatGPTとの連携については、最後の方で少し触れられただけで、具体的な内容はあまりわかりませんでした。ただ、次のiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaで今年後半に全てのユーザーが使えるようになりそうです。ChatGPTとの連携についてはおそらくどのiPhone端末でも使えるようになると予想しています。

第2章 iPhoneへのAI機能搭載とChatGPTとの連携に必要な条件

iPhoneにAI機能を搭載するためには、iPhone 15 Pro以上のハイスペックな端末が必要となります。これは、AI処理には高い性能が求められるためです。一方、ChatGPTとの連携に関しては、自分の端末でAI処理をするのではなく、ChatGPTのサーバーにデータを送って外部でAI処理を行うため、端末のスペックはそれほど必要ありません。基本的にどのiPhoneでもiOS 18さえインストールできれば使えるようになると思われます。

第3章 「Apple Intelligence」と「ChatGPT連携」の違い(比較)

Apple Intelligenceは、iPhoneやMac、iPadの中に搭載される独自の生成AIです。自分の端末内でAI処理を行うため、セキュリティやプライバシーが非常に安全だとAppleは強調していました。

一方、ChatGPT連携は、自分で料理するのではなく、出前やUberEatsを頼んで外で調理して持ってきてもらうようなものです。自分の端末でAI処理をするのではなく、ChatGPTのサーバーにデータを送って外部でAI処理を行います。

第4章 Apple Intelligenceの機能

Apple Intelligenceでは様々なことができるようです。
例えば、iPhoneの通知に優先順位をつけて重要なものを強調したり、Webの記事やブログ記事を要約したり、文章の執筆を手伝ってくれるライティングツールとしても活用できます。また、メールの返信文を提案してくれる機能もあるようです。

画像関連では、絵文字を画像生成できるGenmoji、写真を編集してくれる機能、写真を集めてビデオにしてくれる機能なども含まれています。さらに、Siriも賢くなり、アプリ内でアクションをしたり具体的な操作を実行できるようになります。

第5章 ChatGPTとの連携機能

ChatGPTとの連携では、GPT-4oと連携して文章を書かせたり、Siriに質問や命令をした時にその内容をGPT-4oに橋渡しして回答を得ることができます。また、自分のアルバム内の写真についてGPT-4oに質問をすることや、画像生成をさせることもできるとのデモがありました。

注目すべきは、ChatGPTのアカウントに登録してなくても無料で利用できるという点です。

もちろん、ChatGPTのアカウントを持っている人はそのアカウントと連携することもでき、有料ユーザーであればChatGPTの有料版としての機能も利用できるとのことでした

ただし、無料で使える機能のリミットはどのくらいなのか?は、明確には説明されませんでした。

また、GPT-4の音声による自然な会話機能については、今回のWWDCでは残念ながら何も触れられませんでした。

第6章 今後への期待

ついにiPhoneをはじめとするApple製品にAI機能の搭載とChatGPT連携が発表され、Apple製品ユーザーにとって非常に興味深いWWDCとなりました。残念ながらApple Intelligenceについては、現時点では約16万円するようなハイスペックiPhone端末でないと使えませんが、ChatGPTとの連携機能はおそらくどの端末でも利用できるでしょう。

今年後半にリリース予定のiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaに大きな期待が寄せられます。私はすでに電子書籍の執筆を進めており、iPhoneでのショートカットを活用したChatGPTとの連携方法についても紹介する予定です。Apple IntelligenceとChatGPT連携の間ぐらいの機能を提供できるようなショートカットを取り揃えていますので、よりパワフルにChatGPTとiPhoneを連携させたい方はぜひ楽しみにしていただければと思います。


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