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第2回 まちなかワークショップ 開催報告


第2回 まちなかワークショップを開催しました🎉

大牟田市は、令和4年度から『大牟田市官民連携まちなか再生エリアプラットフォーム構築』という事業を進めています。
この事業は大牟田市の今の魅力を活かし、未来の「居心地が良く、訪れたくなる、歩きたくなる」大牟田市を実現させるために民間と行政が共同で行なっているプロジェクトです。

まちなかワークショップは、そんなプロジェクトの一環として行われています。
大牟田市に住んでいる人、大牟田市が好きな人、大牟田市を盛り上げたい人…
そんな一人一人が未来への期待を語り合い、その声を生かした将来のビジョンを考
えるワークショップとなっています。

1. ワークショップの開催概要

日時:2022年12月10日(土) 13:30 ~ 16:30
会場:大牟田市イノベーション創出拠点「aurea(アウレア)」
参加人数:16名

今回の会場である aurea は、元は商工会議所として利用されていた施設をリノベーションして建てられた施設です。
貸しオフィスやコワーキングスペース、イベントスペース、カフェなどの機能を備えています。大牟田市のイノベーションを支える拠点として期待されています。

大牟田市イノベーション創出拠点 aurea


1.1 参加者

今回のワークショップでは、大牟田高校の学生から、地元でお勤めの方、最近移住してきた方など多種多様な参加者が見受けられました。
第1回目から継続してる方が多くいらっしゃいましたが、今回から参加される方も見られ、賑やかなワークショップとなりました💐


1.2 開会・未来ビジョンの説明

まず最初に開会では、まちなか未来ビジョンについて説明が行われました。
今回初参加の方にとっても、2回目の方にとっても、これから大牟田がどのように変化しようとしているのかを再確認する機会となりました。

さらに、事務局の方からこのプロジェクトの公式Twitter「大牟田まちなか再生プロジェクト」が紹介され、これを基にした発信やハッシュタグの活用についてアナウンスがされました。
このNoteを見てくださってる皆さんにも、ぜひフォローしていただきたいです✨
SNSの活用によって、リアルタイムでワークショップに参加ができない方でも、今大牟田で起ころうとしていることがわかるようになっています。
また、SNSの特徴である双方向的なコミュニケーションを利用して、SNSユーザーからの意見も集めることが計画されています。

https://twitter.com/OmutaMirai


1.3 前回の振り返り

本ワークショップの全体ファシリテーターである九州大学の黒瀬教授からは、前回の振り返りが行われました。
第2回である今回は、第1回目で行なった「まちを知ろうフィールドワーク」を踏まえて行われたブレインストーミングと、そこから共有されたアイデアについて説明されました。

1.4 ビジョン作成についての説明

次に、今回のワークショップで行われる未来ビジョンの作成について講演が行われました。
講演をされたのは、まちづくり実務者である東邦レオの吉田さんです。
宗像市のまち再生事例をもとに、吉田さんがこれまで行なってきた取り組みが紹介され、大牟田市のこれからにどのように活かせるのかという示唆を与えてくれました。
この講演は参加者にとって大きな刺激になり、講演後の質疑応答ではたくさんの質問が飛び交いました。
質疑応答でも意見交換は活発化し、追加の海外事例や、実際に取り組みをしていく中で重要な視点など多くの知見が得られました。

東邦レオ 吉田氏


1.5 ビジョンの検討とディスカッション

休憩をはさみ、実際のディスカッションに移っていきました。
全体ファシリテーターの黒瀬教授の指示に倣って進められます。
ディスカッションは、第1回と同様にオープンで自由な意見交換の場を保つためのルールが施されました。

ディスカッションではまず、現状とアイデア等の確認が行われ、その後追加提案について話し合いました。そこから見えてきた課題について、解決を図る再生のテーマにアイデアを膨らませます。そのようにして抽出されたテーマ別に、大牟田の将来のビジョンと方針を作っていきます。

今回が初めての参加者もいましたが、それぞれの目線で課題を提示したり、解決策について意見を出している姿が見られました。

1.6 ディスカッションの成果発表

ワークショップでは、最後それぞれの班で出たアイデアについて発表をしてもらいました。
1時間以上かけて出された意見は、それぞれの班で方向性も着眼点も多様で、これからの大牟田市の豊かな未来への期待が膨らむものとなりました。

また発表を積極的に行なってくれたのは、これからの10年・20年を先導していくことが期待されている高校生たちでした。
彼らが進んで大牟田の未来ビジョンについて語ってくれたことも、感慨深いことだと思います。

◯A班の意見
新栄町商店街周辺を、賑やかな雰囲気にしたいです。花を植えたり、色を塗り替えたりストリートアートを取り入れることで、今までは暗い印象だった路地も明るい雰囲気になって、今までにない魅力が出るのではないかと思います。また潰れてしまった商業施設の跡地に、スポーツ施設などが入れば盛り上がるのではないかと考えました。今流行しているスケボーができるスケートパークや、雨でも遊べる屋内コート、プールなどがあると、活気が出ると思います!

◯B班の意見
大牟田市の広い土地を利用し、地域の交流の輪を広げたいです。広い場所で映像を投影して楽しむパブリックビューイングを使ってスポーツや映画の鑑賞をしたり、今は寂しげな公園でキッチンカーのイベントを開催したら、地域が賑わうと思います。
また、専門性を持った大牟田高校の学生が地域の活性化に対して独自の視点で取り組んでいくのも、良いと思います。駅周辺のベンチや、花壇を作ったり、カフェを出展したりすることで若者と地域との繋がりが深まるのではないでしょうか!

◯C班の意見
学生が勉強できたり、作業ができるような図書館のような場所があると良いのではないかと思います。そんな場所にカフェが併設されていたりすると、便利だし、作業が捗りそうです!
交通に関しても問題を感じています。商業施設へのアクセスが悪いので、レンタサイクルや路面電車などを導入することで、幅広い世代の方の生活が楽になると思います。


それぞれの班で全く異なる、個性的な意見が飛び交いました。
このような最終発表の後、黒瀬教授から次のように総括の言葉が述べられました。

◯黒瀬教授
多くのワークショップは意見交換の後、『こんな取り組みしていけたらいいね!』といった具合に、実際の行動にまでは移らずに終わりがちです。
しかし、このワークショップに関してはきちんと実現まで持っていきたいと思っています。今回交わされた意見は、町の実情を踏まえて、具体的な取り組みが出てきたと感じたからです。
実際の行動に移すために、第3回目のワークショップでは現実的な部分に関して、行政の方や専門家からのフィードバックをもらいながら考えていきます!

ワークショップへの参加者が実際に大牟田市内で暮らしているということで、問題をより具体化し、実際の市民のニーズを反映させた提案となって現れたと感じます。
次回のワークショップでは、過去2回行われたワークショップで深められた意見を、より現実的なものに変化させたいという旨が述べられました。
次のワークショップでも、新たな視点からの意見交換が期待されます。

2. 次回ワークショップの案内

次回(第3回)のワークショップは、2023年1月28日(土)の13:30 ~ 16:30に行われます。
テーマは、「実現への方針づくり」です。
このNoteをご覧になったみなさんも、ぜひ参加していただきたいと思っています。
参加をご希望される方がいらっしゃれば、公式Twitter「大牟田まちなか再生プロジェクト」のアカウントにDMをお願いします🌿

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