MEZZO"が好きすぎる。⚠︎ネタバレ注意⚠︎

 基本箱推しであり、どのキャラも大好きなのですが、最推しは、見た目はマイルド中身はスパイシーな逢坂壮五くんです。IDOLiSH7というグループの中で一番マルチ的な存在の壮五くんは実は、人類が食べるようなものではないぐらいの激辛料理を好み、ドアがあかないのならスクリュードライバーで開けてやろう精神を持つ、柔らかい面影からは想像しがたいアクロバティックな子なのです。そしてそんな壮五くんとユニットを組んでいる四葉環くんは、ちょっと物言いがストレートでちょっとわがままですが、とっても素直で優しくて褒めて伸びるタイプの成長率半端ない子。

 そしてMEZZO"というユニットはとってもエモエモなのです。2人はとにかく性格も出身も正反対。
 四葉環くんは小さい頃は酒飲みで暴れん坊の父から病弱な母と小さな妹を守る兄ちゃんでしたが、母の死から施設に引き取られることに。そして、妹だけが引き取られ、環くん自身はアイドルを始める前まで施設にお世話になっていたと思われます。その後妹とは連絡がつかなくなり「自分がテレビに出て有名になれば妹にみつけてもらえるのでは」とアイドルを始めます。
 その一方逢坂壮五くんは財閥的な存在であるFSCグループの御曹司で、次代社長になるべく厳しい教育のもとで育ちます。そんな息苦しい毎日の中で唯一の楽しみは叔父さんと音楽をすることでした。壮五くんの叔父さんは細々とミュージシャンをしており(多分)家のことに縛られず自由に音楽を楽しんでいる人でした。しかし、叔父さんは体を壊してしまい亡くなります。葬式の時に親戚が口を揃えて叔父さんの悪口を言っているのを聞き、まだ幼い壮五くんはこう思います。なぜ大好きなおじさんを悪くいうのか、音楽を好きという思いはどうしてだめなのだろうか。この後敷かれたレールの上を順調に進んでいきますが、大学生の時に、「やっぱり好きな音楽をしたい」とアイドルを目指すようになります。もちろん家族は猛反対し壮五くんは勘当されます。それでも音楽の道に進みたかった壮五くんは小鳥遊プロダクションの音晴社長にスカウトされIDOLiSH7の一員となるのです。
 また、四葉環くんは超ストレート砲を放つまだまだ思春期な高校生、逢坂壮五くんは考えすぎて空回りがちな頭固めの20歳という正反対さ。びっくりだよ。そんなふたりは最初は相性最悪、私も始めた時はドキドキハラハラしながらストーリーを読んでいました。
 MEZZO"のエピソードはどれもめっぞめぞなのですが、私は2部のシャッフルユニットのお話が大好きなのです。(TRIGGERの十龍之介さんとMEZZO"のふたりのユニット通称ラブゲ組で、十龍之介さんのセクシーさが溢れてMEZZO"にも影響し最後の決めポーズにはあまりのギャップに鼻血を出した思い出がありますね。)環くんの妹、理ちゃんの存在を知ってしまった壮五くんが理ちゃんに「私にあったことはにいちゃんにはいわないで」と頼まれ、今まで妹に見つけてもらうためにアイドルをしていた環くんに言おうか言うまいか迷っていました。結局壮五くんが理ちゃん問題を隠していたことに気づき、環くんは「自分は信用されていなかったのだ」と壮五くんに怒るのです。ここがポイントなんですが、普通「なぜ自分が妹のことを探してアイドルをしていたのに妹にあったことを隠していたのか」について怒ると思うのですが、さすがよつたま成長率、環くんは今までユニットを組んできてメンバーの中で1番多くの時間を過ごしていた壮五くんに「信用されていなかった」ことに怒るのです。今までひとりで生きてきた壮五くんにとってはそんな考えが及ばずに環くんに謝り倒すのですが、環くんにとっては謝って欲しい訳じゃなくて頼って欲しいから、壮五くんを突っぱねます。もう訳が分からなくなったのか、直接話そうとして逢坂壮五がとった行動がかの有名な「スクリュードライバー事件」。
開かぬなら無理やり開けようこの扉
そんな俳句が出来そうなこの事件、きっとどうしたらいいか分からなかったのでしょう。そして、どっから手に入れたのだ、そのスクリュードライバー。まあ、そのあとも色々あって仲直り。そうして少し距離の縮まったふたりは壮五くんは頼ること、環くんはちゃんと礼儀をわきまえることを習得して仲良しになっていくのですよ。うふふ。

 これからのMEZZO"の注目ポイントはやはり2人の共通の問題の原因である「九条鷹匡」ですよね。環くんとしては妹の理ちゃんに何してくれてんだ!だし、壮五くん的には叔父さんとなんの関係があるんだ!です。理ちゃんはこれから九条鷹匡プロデュースのもと、ゼロになりかわる存在として芸能界に出ていくのでしょうか。そうなれば今では人気アイドルのIDOLiSH7と関わるようになるのも時間の問題です。天と陸の二の舞にだけはなって欲しくないですね。また、叔父さんのその原因は何なのでしょうか、少なからず九条鷹匡のゼロの代わりとなるような人材探しの犠牲となったことは明らかです。あぁ、まじでやめろ九条鷹匡。兎にも角にもMEZZO"は良いのう。だからオタクは辞められない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?