葦

例えばQueenのフレディ・マーキュリーが歌う歌詞なんてこれっぽっちも理解出来ていなかったのに中学生の私が心を躍らせていたように、白く光る朝陽を反射させた海は訳もなく美しく、反応して心を震わせること辞することは叶わない。
そこに下手な邦訳なんかを一度当てはめてしまったら、その歌を聴くたびにそれを思い浮かべてしまうことになってしまって、それだと少しがっかり。その曲の持つ秘密は損なわれてしまうことになる。

難しいことをこねくり回して、道理や理屈なんかを探してみるけれど、どれもしっくりこない。特別なものはそのものが存在した時からすでに、ずっと特別なんだ、と思う。

意味は後から考えることにすればよいのです。