芽吹いた
頭がぼーっとしてしまって平常に過ごすことなどできやしません。
家にいると食事も忘れてずっと湯に浸かっている、大きな音でギター鳴らす、寝るの3択でしかないので週末は出かけることとしました。
ずっと楽しみにしていた"きみの鳥はうたえる"を観た。とても好きなオーバーフェンスという映画と同じ原作者の作品でこちらも舞台は函館。オーバーフェンスを観た時には函館に行ったことはなかったのだけれど、約1ヶ月函館で過ごした今ではほんの少し身近な街だと思っているのでなおさら楽しみにしていたのですが、私には無関係で理解したくない人間関係の話で、率直な感想を言うと、好きではない映画だった。残念。
そう感じるのは真っ当に生きなきゃ、真っ当に生きなきゃと強迫観念のようなものにしたがって、ずっとそこから抜け出せずにきたことによる嫉妬心から来ているのかもしれないな、とぼんやりと思った。だらしないのは嫌いだけれど、無理に働かず何をするでもなく捉われずに生きるのは羨ましいと自分が思っているのは明らかだ。
映画を観た後は原付を走らせて福山のライブハウスへ向かった。
Gyakusoは今日も良かった。といっても観るの2回目なんですが。
最後から2番目の曲ずるかったな。ミッドなテンポで穏やかに始まって壮大に仕上げていくの大好きだ。3人それぞれのフレーズがとても良くて上手い。肩並べたい。
それと嬉しいことがあって、これを描きたかった。
新しいことが始まるかもしれません。福山で長いことボーカルとしてバンドをやってる人と大好きなベースを弾く人と、私はこれではギターに専念する。sour thoughtでは温かくてエモーショナルな曲を追求して、こちらは暴力性というか激情性を詰め込んだぐしゃっと歪んだギターを弾きたい。
昨日、ぽっと話が出て、よしやろう!となっただけなのでまだ決まってもないのだけれど。
始めたころから最下層に位置していて、承認欲求を持つことすらなく今まで来たように思うけど、このように声をかけてもらえたのは隠れていた承認欲求が満たされたようで、とても嬉しい。
私、好きなものって思っていたよりないのかもしれません。
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