感想雑記 パンとバスと2度目のハツコイ

シアターの前の待合所のソファに腰掛けていると、先週観た映画のエンディングが聴こえてきた。程なくして上映は終わり、赤と青の椅子がちょうど切り替わるところのちょうど真ん中の席にいつものように腰かけ数分の静寂に包まれる。

主人公は25歳。絶対に今観るべき映画だった。
今泉力也監督の撮る映画はどうしてこんなに人間味に溢れるんだろう。

色々なものが堪えられなくなりそうでフレンドに駆け込んだ。
浴びるようにビールを飲んでしまって情けない。イースタンユースやブッチャーズやバンプオブチキンをみんなで歌って楽しく家路に着いたが、自宅のソファに座りカップヌードルを啜りながらlostageの手紙やフジファブリックを聴いている自分の姿は誰にも見せたくないと思った。

自分の良いと思うものに理由なんてないだろうと思っていたけれど、その共通項を見つけたい。
何故に自分はこんなにも惹かれるのか何がその対象となり得るのか、知りたい。


その魅力の本質が分かってしまっても憧れ続けることが出来るなら。

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