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同い年の知人の訃報

また訃報が届いた。
しかも同い年の知人の。

病気を患っておられるのは存じ上げていた。
あまりよくないことは薄々はわかっていた。

ただただご冥福をお祈りするばかり。

大人になってから共にバレーを子どもたちに教えて、一緒にプレーを楽しんだ。
今から考えるともう嘘みたいだ。

彼の息子さんとうちの娘は同級生で、小学校のころから知り合いだった。

彼の息子さんはスポーツがよくできて有名だった。

人の命が儚いことはわかっていても、いざ親しかった人がいなくなってしまったと知れば辛い。

そして、明日はわが身だと思うようになった。

光があれば、影がある。

日が当たっているところと、当たらないところ。その差はかくも大きい。

訃報を聞いた午後はよく晴れて青空で、光と戯れてた。

光の当たる部分と陰になっている部分のコントラストが美しいなと思った。

治る病気があれば、治らない病気がある。

これほどまでに明暗がくっきりしているのか、と思うことがしばしば。

治ってゆくときの生命力には感動を覚える。
医療の進歩のおかげも大きく、それはそれはすばらしい。

不治の病と思われていたものがそれで亡くなる人がほとんどいなくなった、という病気はいくつもある。

反対に現代の医療技術をもってしても依然として歯が立たない病もある。

現代では54歳でこの世を去るというのはまだ早い。

あと20年くらいは、あわよくばあと30年残されていても不思議はない。

残念だけどしかたがない。

もう一度会って話したかった、という思いは知り合いなら誰にだってあるだろう。

でも、亡くなった命はかえってこない。

またあの世で会いましょう。

気長に待っててね。

そのうちに必ずオレも行くからなそれまでしばし待ってて友よ

VOIGTLANDER NOKTON 58mm F1.4 SLⅡs / Nikon Zf

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