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毎日一緒に散歩している愛犬の Paz が12歳になった。 

いつの頃からか散歩のときにカメラを持ちだすようになって、犬もそれに慣れてくれてる。

オレが撮っている間、わりと待っていてくれる。

もちろん自分が興味をそそられるものが道端にあれば、オレが撮ってるのを邪魔してくれる。
おかげでブレることもしばしば。

でもオレのカメラライフに犬は欠かせない。

あんまり犬は撮っていないけど、撮ってる横に犬がいる。

イタグレは比較的長く一緒にいられる犬種だといわれる。
だからまだ当分こうして一緒に撮り歩きたいと思っている。

先代の犬はフラットコーテッドレトリバーで、8歳になれずにあの世に逝った。
Carl という名の黒い犬で、その子のおかげで散歩が日課になった。

タイプの違う Carl と Paz だけれど、どちらも愛すべき犬で、たいせつな家族だ。

犬とともに育った娘や息子は犬のいる暮らしが当たり前だ。

犬がいることで子どもたちがやさしい子になってくれてたならうれしい。

月曜の仕事を終えてゆっくり Paz と歩いた。
梅雨らしい空だけど雨は降ってなかったのでたっぷり歩けた。

アジサイもそろそろ後半というか終盤へ。

アジサイはここからが粘りづよく美しい。

Carl はあっけなく散ってしまったけれど、Paz はアジサイのように長くそばにいてくれるといいなと思う。

若いころに比べたらずいぶんと顔も白くなって動きもどんくさくなってきたけれど、そんなのはオレたちだって同じ。

共に老いてゆこう。

年とともに落ち着くかと思ったけどそんなことなく、いつまでも落ち着きのないかわいい犬。

まだまだ思い出作ろう。

飼うつもりなかったはずが出迎えてともに歩んで無事としおとこ

VOIGTLANDER MACRO APO-ULTRON 35mm F2 / FUJIFILM X-Pro3


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