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2023年 余市町水道事業給水条例審査特別委員会等 質問と答弁

余市町の水道料金は10tあたり2,636円と、同規模の町と比較して高額…。
水道料金も下水料金も、1円でも安いとありがたいですよね(^^;)

11月~12月にかけて、上下水道に関する特別委員会が開催されました。
簡易版ではありますが、質問と答弁をまとめてみました。

【2023年11月7日余市町下水道条例審査特別委員会】


現在、余市町の下水道料金は内税ですが、外税方式に改正する旨を審査する委員会が開かれました。

 
質問1、
「資料2を拝見すると、厳しい財政状況のように感じます。
令和7年度から、し尿処理料金が新たな収入になる予定との事ですが、財政状況が今後改善する見通しはありますか?」
 
 
(答弁)下水道課長
「現状ではなかなか分析できませんが、R6には今後の財政状況の数字が見えてくると思います。」
 
 
 
再質問①
「余市町下水道中期ビジョン」には下水普及率が81.2%とありますが、普及率を向上させるために取り組んでいることがありましたら教えて頂きたいです。


(答弁)下水道課長
「水洗化には1戸あたり約100万円の費用が発生するため、古いアパートの大家さんにお願いしても断られることが多いのが現状です。また、事業所などにも営業しており、今年は新しく2カ所の事業者さんに下水道を利用して頂けることになりました。」
 
 
 
 
質問2、「資料1に、省エネ機器を導入して維持管理費の削減に努めたとありますが、おおよそどの程度削減出来ましたか?」

 
(答弁)下水道課長
「必要に応じて、管を大きなサイズから小さなサイズに変更するなど、コスト削減に努めました。
また、操作が簡単な機器を導入することで作業時間が減り、人件費等を抑制することが出来ました。」
 
 
《再質問》 
「再生エネの導入等は検討されていますか?」

 
(答弁)下水道課長
「再生可能エネルギーについては検討中であり、有効な手段として調査・研究中です。」


【2023年11月9日 水道事業会計決算特別委員会(第2号)】


令和4年度の水道事業決算書等の資料が配布され、決算についての特別委員会が開催されました。

質問1、
「決算書P3に記載されている特別損失648,881円を減らす努力はどのような事をされていますか?

(答弁)水道課長
「督促状や給水停止などを行い、早期に回収できるよう努力しています。」

 
質問2、
「決算書のP18~20の企業債明細書がありますが、企業債を減らす努力として、どのような事をされていますか?」
※未償還残高合計48億1846万4418円(令和4年度余市町水道事業会計決算書)
 
 
(答弁)水道課長
「借入と返済を調整し、解消するように努めています。」


 
 

 【2023年12月1日 第2回余市町水道事業給水条例審査特別委員会】


下水道料金と同じく、水道料金も内税ですが、外税に条例を改正する旨を審査する委員会が開かれました。

【質問】
「インボイス制度導入もあり、消費税を明確にしなければならない事から、外税方式に改める必要がある事は理解しております。

また、参考資料P8、9に記載されている通り、条例を改定することで給水収益が増加し、経営が改善されることもわかりました。

外税方式にすることでの不安は「消費税が増税された場合に、水道利用者の負担が増える」ことだと思います。

仮に、大幅な消費税増税があった場合、水道料金を下げるなど、水道利用者の生活を圧迫しない対策は考えられていますか?」


(答弁)水道課長

「条例の改正によって、増税になった場合、水道料金が値上げになりますが、減税になった場合は水道料金が下がる側面もあります。
増税になった場合の対策ですが、現在も住民税非課税世帯には、減免等の措置をしています。
また、コロナ禍に実施した水道料金の減免は、余市町独自の施策でした。
仮に大幅な増税があった場合には、町全体で対策を考える必要があると思います。
また、必要に応じて一般会計との調整も考えています。」


答弁を受けて、

「水道は命に係わるライフラインですので、利用者の負担が増えないように今後も引き続き経営努力に力を入れていただきたい。」

とお伝えして、発言を終えました。


生活に欠かすことが出来ない上下水道。
余市町は、人口が減少している事もあり、上下水道施設の経営は大変なようですが…。

上下水道を維持・管理してくれている現場の皆様に感謝しながら、今日も水を使いたいと思います。




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