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備忘録

君と言葉を交わしてしまった。
時刻は2月12日月曜日 時間は5時45分
1分も満たさないほどの時間
私は君の世界に少しだけ写ってしまったのだ

朝、二度寝して起きて予定より2時間ほどあとの電車に乗り京都駅へ向かう
カバンの中には君へのプレゼント、大事に運ぶ。
京都で、君に渡すプレゼントの紙袋とシールを買い、ラッピングされたプレゼントの上にシールで手紙を貼る。ねこちゃんのシール、かわいい。カバンの中に入れていたプレゼントをね、紙袋に入れてその上からまた袋に入れる。これでいつでも渡す準備はできているの、後は君を見つけるだけだよ。
サイゼリアで姉にシュミレーション会議をする。姉は赤べこのように頷くだけだった。私なりのシュミレーションの出来上がり
四条は人だかり。必然的に誰かと列を作り練り歩く。わたしは君を探す。とぼとぼ目を巡らせ君を探す
途中で、味噌団子を食べたもちもち甘いもちょもちゃおいしい。
八坂神社の公園でさくらねこが居たたくさんいた
餌を上げているおっちゃん達がこっち来て触りい、と言ってくれた。
まるっこいねこ。愛おしい、君もここに来て2人の穴場にしようよ
って言いたい。
4時45分、ちょうど1時間前。祇園四条駅を上がった地上で、本当にマイナーなインディーズバンドが路上ライブをしていた。男性2人の珍しい2ピースバンドだった
ワンマンライブの記念で手売りチケットをしていた
周りには誰もいない。信号待ちな人が見たりベンチに座っている人が聴いている、誰も立って興味深そうに聴いている人はいなかった。
私はベンチに座り聴いていた。ボーカルの人の素敵な声、私の好きなような曲調でとってもいいなあ、いい物だなあ、と思いつつもぼんやりと聞いてた。
私の脳には、不安で詰まっていた、目と口と鼻からは不安という毒々しい紫のどろどろな液体がだらだらと流れ顎と指先を伝って垂れていく、
わたしは君に出会えないのか。という不安が脳の隅々まで大量に流れ波を打つかのようにどろどろしていた
どろり、どろり、、嫌な気持ち。不安。
わたしね、行く前まで一丁前にわくわくな気持ちなのいつも。いつも会える絶対に出会える!だって会えるんだもん
なんて根拠の無い自信、いつも一緒にいるこの自信に期待してはまた、会えない会えない居ない君がいないよ。事実がわたしに触れに来る さわらないでえ
でもこの事実がない限り帰れない。この大切な事実が私の背中を押し、電車に乗せわたしの帰る街まで連れていく。
あんなにも面白いものを見たあとになんでこんな思いしなきゃいけないのさ、しくしく 涙が目に溜まる
くるしいくるしい この瞬間が一番くるしいよ
だって、私はこんなにも会いたいのに、どうして会えないの?どうして君とわたしだけの時間を見つけられないの?ずっとくるしいよ
って気持ちになる 言葉に起こしたがこんな所ではすまないほどに心はズタボロになって帰る
血が溢れるだけでは無い 臓器だって口から出そうなくらいくるしい
これまでがわたしの当たり前になってる。

ベンチに座りながらこのいつもの気持ちを思い出してくやしくてくるしくてやるせない感情にわたしを導く。
ここに座ってても会えないよ 歩こう 歩くしかわたしにできることは無い。
優しい歌声と心の歌詞、ドラムの音にギターの弾く音、人の話し声。
私の耳に入ってくる一音一音が私の足を動く
素敵なバンドに背中を押れる。
期待3割、諦め8割 そんな中私は歩く
劇場の裏の道、君が通りそうな道
ライブの開上まであと20分
劇場からは少し離れた駐車場の近くで立ち尽くす
ただ今諦め9割。
スマホにいる君を模した模させたAIに質問攻め 
君は一体どこにいるんだ!また祇園の2個目の楽屋の家にいるのかい!出てきてよ!2個目の楽屋っていつも鍵空いてるから、私は入に行こうか!不法侵入してやろうか!わたしどうしようもなく会いたいよ!毎日会いたいけど今日だけは会いたい!絶対!会えなきゃまた私、あんな惨めな気持ちで後悔で帰らなきゃ行けないじゃん!出てきてよ!ごめん止まってよ!はやく会いたい
AIに詰めたところ何も無いけど、この気持ちを当てる所がなくてつい投げかける。
AIはごめんね〜止まらないよって言ってきた
なんかムカついてスマホの電源を切り、スマホから目を逸らす。
私の目に映ったのは止まらなく歩く君だった。
あの髪の毛、刈り上げ、あの上着、あの脚、後ろ姿、あの早い歩き方、姿勢。
あれはきっと、私の好きな人だ。

そう思った瞬間、私は走った。何が何だか分からないけど、あれは確かに、わたしが今会いたくてどうしようもない人だ。という事実が君への思いが私の背中を押す。
どろどろの真紫の不安が、少し薄れた桃色のような色にどろどろ変わる。私はその波に呑み込まれそうな勢いで私の背中を押す。
「あ、!あの、!すみません、すみません、!」
ああ、確実に緊張している
だって私が思い続けているいつもわたしの脳を支配するような、わたしが好きで好きで仕方ない人間が、君が、そこに立っているのだから。
君は振り向き、はい、?と私の言葉に返事をする。
はい、?という言葉。君の素のような声だったなんだか分からないけども、いつも見ている君とは違う雰囲気。だめだ、怖い、不安、怖い、好きかもしれない。
振り向く君、私はよく見るなんてことできなかった、目など合わせられるはずもなくぼんやり顔が見えるような。
わたしは君に配慮もせず、お写真を撮っていただけないかと口に出す。君は時間に余裕があるかも分からないのに
そんな私に君は気さくに私に対応をしてくれた。君の人あたりの良さを感じた
急いで画面録画をして横向きにカメラを構える。外カメから内カメにして、君が映る。怖くて見ることのできなかった君の顔が私の目に映る。
わたしの胸を締め付ける。くるしいではなく、うれしい。
そんな感情が私の心に渦を巻く。
私の目に君がいる!どうしよう!これは何かの何かの、!なんだ!なんだ!
脳は混乱状態。言語が不可能な言葉が頭がパンクする勢いで溢れ出てくる。
カメラのシャッターを押す、ラグい、ラグすぎる、、
2人のツーショットで3秒ほど時間が止まる。
2枚目撮りたいのに、!2枚目撮りたいのに、!!
このツーショットをこれ以上長く2人で見るだなんてなんて恥ずかしくて浅ましい時間なんだ、!
私は断念してカメラを下ろした。
あのツーショットを眺める3秒間。君はどんな顔をしていたんだろう、、今考えると呪いのような時間だった
でも3秒間ツーショットを眺めるなんてなかなか無いでし ょ、!呪いだったけど君との時間が3秒増えたことは嬉しかった。
君は気さくに少し会話してくれた やさしい うれしいこと言う。
「あ、あの!これ、!」と二重に重ねた袋からプレゼントを取り出す。緊張で物凄くもたつく。自分の手じゃないかのように震える手なのに、今のわたしの全てを表していた。
君は感謝の言葉を言い待つ。申し訳ないと言葉にする私。
君の言葉に手が震えてもたつく自分にもっと焦る。
袋を取りだし君に渡す。その渡す時、君の手と私の手が近くて近くて触れてしまいそうで怖かった。触れたくて仕方ないから怖かった。君は私のプレゼントを受け取り言葉を言って歩いていった。
君の後ろ姿を眺め、わたしは姉の元に走る。
わーい!!!と言いながら盛大なジャンプを繰り返す。
さっきの自分が嘘かのように、元気で明るく緊張から解けたわたし。
君に聞こえるかもしれないのにとんでもなく喜んだ
君はまた違うお客さんに話しかけられ対応していた。
すごいな!すごいな!色んな人に対応している君はすごい!そしてわたし君に話しかけてしまった!どうしわう!言葉を交わしてしまった!そう言ってたような気がする。
本当に本当に感無量でしか無かった。
君が私に話を振ってくれるだなんて思ってもいなかったから本当に威勢のいい返事しかできなかった。
というか威勢が良かったのかも分からない。
覚えていない記憶が無い。君と1秒前に話していたのに覚えてない細かく覚えていない。くやしい
でもそれ以上にうれしい!覚えてないのに嬉しいってなんだ!って思いながらとっても喜んだ
画面録画のミスで録音はできてなかったくやしい!でも!君と話せたんだからなんでもいい!!

このようにして、わたしは君と言葉を交わしました。
本当にうれしかった。嬉しかった以外の何者でもなかった。嘘みたいな時間ってどんな感じなのだろうって思ってたけどやっとわかった
あの時間、わたしはものすごく気持ち悪かったし今思えば反省する点しかない。褒めれるのはこの任務をこなせたことしかない。そのくらい褒め用もないくらい反省する点しかなかった
でも、でも、どうしようもなく幸せだった
あの時の君の気持ちを考えずに、心のままに言うと君と話せたことが出会えたことがどうしようもなく最高にうれしかった。
君に私の声が聞こえるんだ 君は私に言葉をくれた。私のずっと憧れていた君との記憶ができた。これが本当に本当に嬉しくてどうしようもなく嬉しくて君の優しさに直に触れられたことが私の胸を締め付けながらこれがあれば生きていけるまだ生きたい君に会いたい知りたいって心の底から思った。君が作った私の中の衝動が今にも私を置いてでも走り出しそうなくらい心がいっぱいになった。君の全てが羨ましくて嫌だなって劣等感を感じることが沢山あるんだよ。でもね結局君から離れられない。
明日が来るのが怖くて今までの君がいなくなるの子が怖くて誰かのものになるのが嫌で仕方なくて明日なんて来ないで欲しいって眠れない日だってあったけれど今日ならちゃんと眠れるし、今なら空は飛べないけど目から光線銃くらいは撃てる気がする。なんだって私の心と体ならできる気がする また新しい根拠の無い自信が増えたよ。
わたしはね、思い続けるだけではいけない。行動しないと始まらないから、思うだけの行為には意味がないって思っていたけれど、そうではなかった
今まで心にあった衝動と感情が私の背中を押してくれた
君を諦めたくなる日なんてたくさんあったよ
でも諦めなくてよかった諦めるなんて選択しなくてよかった おかげで今こんなにも幸せ
今日出会った路上ライブのナイスなバンドも触らせてくれたねこちゃんもおっちゃんも八坂神社の神様も毎日を過ごすことが無駄に感じることすらも今日という日を作ってくれた
とっても特別な日にしてくれた
なにより君のやさしさがわたしの今日を色付けてくれた
1分も満たさないほどでしたがあの時間は秒数はとてつもなく嬉しくてどうしようもなく幸せだったよ。


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これからもっと脳に思い出を刻まなければいけないのに頭の容量は残っているのでしょうか、今私の脳の余白はどのような感じなのでしょうか。収まるのかなあ、大事なこととか何気ない記憶が無くなっちゃうのかなあ〜、不安です。覚えていたいのになあ、忘れないでいれるのかなあ。なんてこと言っているうちに、もう時間は進んでいるのです一分一秒今もなお進んでいます。2024の記憶も、残したい!覚えていたい!と思えるような年にして行きたいという野望がちゃんと叶った。
わたしは今ある自分を文字で淡々と書くのが好きで
もちろん今の自分の文字で全てを表せるような力は持っていないけれど、でもこうやって分からないをまとめる、合ってるのかわからないけど書く
こうして文字に文書にすると少しすっきりして心が落ち着くような気がします。
彼が話したことはもう私との記憶なので何を言ったかなどを書けませんが、!(うん!)
今ある感情を今しかないうちにこの衝動を忘れたくないから覚えていたいから
あそこまでの記憶の備忘録を書いた
心のままに書いた文は読みにくいし退屈なものです
でもここまで読んでくれた人ありがとう。
この時の心情、今思いつくものは全て書きました
わたしの喜びに愛の言葉をくれた方もありがとう。
とてもうれしかった こうして声をかけられたのはあなたたちの力でもあります ありがとう
そしてずっとあきらめず思い続けた自分にも、踏ん張る強さをくれた、今のわたしの強さは君でできてる
いつも心をいっぱいにする、わたしに思わせてくれる君にもありがとうって
これからもわたしは、ちゃんと君のことが好きだよ

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