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最近よく考えること

今日、B&Bに行ったら「想像からはじめる--Solidarity-連帯-연대--」展がやっていた。知人も参加しているので展示のことはSNS上で見聞きして知っていた。「丁度良い。」と思い壁に貼られたポスター達を順番に眺めた。

まずこの展示の概要というか挨拶的な文章に目を留めた。読む。それはスルスルと僕の心に沁みていった。そこで表現されていることは驚くほど僕のここ最近の心象と重なった。それは世の中で何か困った事が起きたときに声をあげるべきかどうかいつも悩む僕と、同じ様に悩みながらも考えの拠り所になってくれるような言葉達だった。読み終わってから気付いたが、それは挨拶文ではなく文章をポスターにした展示作品の一つだった。大前粟生さんの「強くない気持ち、強くない言葉」という作品だ。
同じように文章だけの作品に、温又柔さんのものも素敵だった。タイトルはついていなかったが、こちらもまた僕に気付きと勇気を与えてくれるような文章だった。
この二枚のポスターと、置かれていた大前さんの著書「私と鰐と妹の部屋」を、これもご縁と買わせてもらった。まさか自分が文字だけのポスターを買うことがあるとは思わなかったが、感謝と賛同の意を表して。

最近はおかしなことばかりが起こる。おかしくてとても困ったようなことが。まあそういうことはいつの世でも起こり続けていて、僕がそういった物事が心身に堪えるような年齢になったというだけなのかもしれない。そうしたときに僕はどうすべきなのか、いつも悩んでいる。

僕の作品は、そうした出来事と直接的に闘う為にあるのではない。違う場所、違う時間、違う形で観てくれた人を癒したり勇気付けたり出来たら良いと思う。ただ僕も現代社会の一員だし子を持つ親でもある。色んな問題は僕や家族にとっても問題だ。僕はどうやってこの世の中と関わっていったらいいんだろう。

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作品制作に繋げていきたいと思いますので是非よろしくお願いします。