見出し画像

ステーキを食べる話

今日は珍しく遅い時間に打ち合わせがあり、奥さんに夕飯を外で済ませてきていいと言われた。我が家ではわりと珍しいことです。うちの奥さんは少食で脂っこいものが苦手なので、普段外食で行く店は結構限られている。ラーメンや焼肉といったいわゆる男子が好みそうなジャンルのものはほとんど行かないか行ったとしてもちょっと品の良いお店になる。しかし僕としてはたまには少しくらい脂っこいものを貪るようなお店にだって行きたい。ということでフランチャイズのさっと入って食べられるステーキ屋さんに入って、定番らしいステーキ300gにライスとサラダとスープを頼んだ。

ただ最近ではステーキを食べると言っても「食べたい時に好きなだけ」という簡単な話ではなくなってきている。齢33。ちょいちょい胃がもたれて肉に打ちのめされてしまうのだ。もう自分は若くないということをこういうところで実感してしまうのはなんとなく気が滅入ってしまう。そういうこともあって我が家では「質の悪いものを頻繁に食べるよりも、ちょっと良いお肉をたまに少量食べる方が良いよね」というのが定説になっている。でも本当のところはどうなんだろう。

奥さんと交際を始めた時から、その小人的食生活に影響されて、脂っこいものを食べる量は減り野菜を多く摂るようになった。一見すると健康的になったように思える。でもそんな食生活を続けてきたからこそ脂っこいものを食べる能力がすっかり衰えてしまったのでは?ぬくぬくとした環境に甘やかされ、僕の胃袋は戦うことを忘れてしまったんじゃないかしら。いつでもどこでもなんでもバックバックと食べられる人と、ごく限られた種類・品質のものしか食べられなくなった人とではどちらが健康的と言えるのだろう。質が悪いのが先か?胃袋が弱ったのが先か?ステーキを取り巻く問題は実に複雑だなぁ。

それはそうと今日はステーキ300gを美味しく平らげる事ができました。

作品制作に繋げていきたいと思いますので是非よろしくお願いします。