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銀座の蔦屋書店が凄かった話

今日は娘の2歳の誕生日を両家のじいじばあばと共に祝う会を銀座でやってきた。じいじばあばに沢山構ってもらったのと誕生日プレゼントではしゃぎまくっていた娘は長い食事会が終わった頃には完全に電池切れで退店時にママに抱っこされたまま爆睡し始めた。そういえば銀座SIXって話題だけどまだ行ったことないんだよな〜なんて話を夫婦でしていたところだったので、丁度いいやと義父母と共に娘を寝かしがてら行ってみることにした。

いや〜銀座SIXすごいね。THE 銀座って感じ。黒がベースのカッコいい建物。他の百貨店よりもかなりゆったりとした広さのある通路。エスカレーターまでがシンプルでエレガントな雰囲気だった。賑わってはいたが幸いブルーボトルコーヒーにさっと入ることが出来た。娘の抱っこに疲れたママに代わって義父が抱っこしてくれる運びとなり、「娘は見てるから今のうちに他のところ見てくれば?」という義父母のお言葉に甘え、突然の夫婦フリータイムが発生。嬉しすぎる〜。中に蔦屋書店が入ってるんだと入り口で知って俄然気になっていたので早速ウキウキ気分で行ってみることにした。

これがまあタイトルの通り凄かった。言っても蔦屋書店は今や結構いろんなところにある。普段から代官山・中目黒・二子玉川(蔦屋家電)にはよく行っているし、たまには湘南まで足を伸ばすこともある。言ってみれば蔦屋書店馴れしている我々ではあったけど銀座の蔦屋書店はやばい。一言で特徴を言うならば「めちゃくちゃ銀座」である。

6階の大部分が蔦屋書店となっており、広さとしてはそこそこの規模。代官山ほどは大きくないが中目黒よりは大きいかな?くらい。そんな決してめちゃくちゃ広いとは言えない店内の大部分をアート・デザイン関係のコーナーが占めているというのが銀座店の特徴だった。そういったコーナー自体は他店舗にもあるのだが銀座店でしか見れないのは、ビンテージのアートブックや写真集がみっちり並べられたコーナーがあることだ。

普通に数十万レベルの本がゴロゴロしている。ちょっと前に2万円の写真集を買うのにあたふたしたという投稿をしたが、そんな自分が可愛く(可哀想に)思える世界。これがザギン・・・

上の写真の左側で人がたかってるところには有名なデザイナー(亀倉雄策とか仲條正義とか)が手がけたビンデージポスターが揃っていてどれもとてもカッコいい。こういうのが家に飾ってあったら良いだろうな〜と思う。こちらも数万円レベルだが、これくらいなら買ってしまいたいと思わされてしまう場力があった。その中に僕が大好きなことで知られる(そんなことで知られてはいない)ディックブルーナのブラックベアーの当時のポスターがあるではないか!デザインもめちゃくちゃ良い!欲しい!でも十万円。これがザギン・・・

ちなみに蔦屋書店と言えば、本の他にも、文房具や雑貨の売り場が入ってることが多いが、銀座の場合は日本刀でした。銀座!
しかも日本刀300万だった。Oh!SAMURAI!

嬉しいことに絵本コーナーも充実。面出しされてる海外の絵本がグサグサ刺さる。セレクトも抜群の銀座。なんかどれもこれもここに並べられてるだけで、とてつもなくラグジュアリーな雰囲気を漂わせてくるから怖い。あっという間に以下の本を購入する運びに。

言っても娘を義父母に預けてる身。そんなに長居は出来ないと、ほとんど店内をぐるりと一回りしてきただけで、詳細にこのお店の全容を把握するにはまるで時間が足りなかった。今度改めて平日の昼間に一人で来ようと思います。いや〜凄味あったなぁ。

美術書や写真集は新刊であっても総じて高いし客層も限られている。これだけの展開が出来るというのが銀座という土地の強みということか。本屋はお金を使わなくても多くを得られる有難いお店だ。アートやクリエイティブに関わる人には是非オススメしたい場所でした。

ということで買った本がどれだけ良いか見てみようのコーナー。

同じ作者の2冊。え、めちゃくちゃ良い・・・。
ていうか絵柄にかなり共通するものが。。街の描き方が特に好み、っていうかこれ僕の絵?・・・じゃない?

こちらもかなり好みの絵柄。特別個性的ではないものの、形の選びが全体的に綺麗でクオリティが高い。


まずもって表紙が良い。とても好みな色合わせ。
タイトルの通りミッドセンチュリー、モダンのグラフィックデザイン集で、書籍、レコードのジャケット、ポスター、雑誌、そして絵本のヴィジュアルがたっぷり収録されている。構成主義的なグラフィックも多いしカッコいいが、イラストが力強いデザインもたっぷり載っていて、総じてクオリティが高い。この時代のグラフィックって本当にイラストが強くて、シンプルな文字との組み合わせのみで成立しているのが、いち絵を描く人間としては結構理想的に思っている。

良い絵ばかり過ぎる。こんなにレベル高い絵を集められるとむしろ怯んでしまうまである。いや〜、僕も頑張ろう。

以上、銀座からお送りしました。

作品制作に繋げていきたいと思いますので是非よろしくお願いします。