個展の計画と今後のこと

ここ最近の僕のnoteをご覧いただいている方にはご承知いただいているように、今年春頃開催を目指して個展の準備を進めておりました。

しかし新型コロナウィルスの感染拡大とそれに対する世間の様々な動向を踏まえ、事態が収束し誰もが安心して絵を楽しめるようになるまでは、一旦個展の開催を見合わせることに致しました。

まだ日程も場所も決まっていなかったような段階でのことなので、こんなアナウンスを気にする人もいないかもしれませんが、ご報告ということで一応。

つい先日までは僕の個展のように小規模なイベントは中止や延期になどせず、せいぜい各自がしっかり予防に努めて日々を過ごせばいいものだと思っておりました。
しかしここ数日の全国各地で規模の大小を問わず様々なイベントや行事が軒並み中止や延期になっていく流れを見れば、多くの人がコロナウィルスに対する危機感を今よりも強く持つことになるだろうと思います。とりわけ小さいお子さんや高齢なご家族がいらっしゃる方は特に気を遣われることでしょう。
そうした人たちが多くいるであろうことを承知の上で個展を開催し、皆さんに不安な思いをさせてまで作品を見に来てもらうことは本意ではありません。なので、まずは開催を見送り状況を見守りたいと思います。（「幸いにも」とは言えませんが、準備が遅れていたことでまだ実費での負担は発生していなかったので、そういった意味でのロスはほとんどありません。）

この事態が早く収まるのであればそれに越したことはありませんが、可能性としては数ヶ月から年単位で長期に渡るということも考えられるのでしょう。多くの人が心の消耗戦を強いられたとき、様々なイベントが中止になってはいますが、スポーツや文化、芸術やエンターテイメントは、むしろいつにも増して人々の心の支えとして必要とされてくるはずです。

もしそのようなときには、僕も個展の形態自体を見直し、WEB上での展開など、安全と安心を確保した上で作品を楽しんでもらえるような形も考えてみたいと思います。

以上が、僕が現時点で考えている今後の方針です。事態の成り行きを見守りつつ、また考えが変わっていく部分もあるかもしれません。

個展を楽しみにしてくださっていた皆さまには大変申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いです。またnoteで書いている「個展までの制作記」マガジンは、既にだいぶそうなっているようにただの日記として今後も書き続けていきたいと思います。

本来であれば３月は個展の準備を急ピッチで進める予定でしたが、一旦準備のことは脇にやって、まずはTwitterやweb上で楽しんでもらえるアニメーションを作ろうかなと思っています。

最後になりますが、感染された方々の一刻も早い回復と、皆様の安全と心の平穏をお祈りしております。