あの時の大失恋を引きづったまま、私は模索している。

※皮脱げ注意なのだ

私は24歳の時大好きな男の子が居た。その子の事を書く。昇華させるためだ。

私はその子とはツイッターで知り合った。優しくて朗らかで、会ってもないのに好きになってしまった。福岡の人で、わざわざ会いに行った。

兎に角、勉強のできる頭の良い子だった。家庭環境は劣悪で、飼い犬をとても大事にしていた。

彼は今でいう無性愛者で、人の愛し方がわからなかった。そして私も幼くて、彼に甘えてばかりだった。

福岡の大濠公園で、彼と話した。「僕はあなたが望むような幸せを与えられないかもしれない、でも気持ちは確かです。」そうして私は彼にキスをした。

遠距離恋愛になったが、私は彼に毎日連絡した。時々電話をしたり、ポケモンで遊んだり、幸せだった。

ただ、相互フォロワーの彼の事を好きな女性に話したら、なぜか彼はあっさり「あなたはいつか子供が欲しいんでしょう、僕は、幸せに出来ない、別れを…」と言われた。私は大泣きして、駄々をこねた。その女性を恨んだ、でも、彼の中でも、私の中でも、未熟で、幼くて、どうしようもない恋愛だったのはわかっていた。

別れた後も自殺を仄めかしたり、怖がらせるラインをしたり、私は本当に彼に酷いことばかりした。誤って許されないことばかりした。

彼の飼い犬が亡くなった後、間もなく彼からの連絡は亡くなり、ツイッターもブロックされた。

ここまでが事実だ。そして私は彼を忘れられなくて、恋愛となると、疑心暗鬼と二極化した思考回路に陥りがちだ。

そのあと、彼からもらった髪飾りを大事にしてたが、何かの事情で捨てた。

でも未だに、その髪飾りの、色も、形も、欠けた部分も未だに覚えている。

たったそれだけの昔はなしを、宝石箱の中身のような昔の恋人の話を、このタイミングで書いたのは、今、大切と思える人がいるからだ。手探りでいいから、大切にする方法を考えて行きたい。

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