輝く夢の架け橋 第4話 ただいま怪獣追跡チュウ
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優真:あとは…野菜だけか…
優真は食材を買いに商店街へ来ていた。
??:あれ?優真くん?
優真:璃花さん?奇遇ですね、こんな所で会うだなんて
璃花:もしかして買い物中だった?
優真:凛さんに休みを貰ったので、どうせなら自炊しようかなと
璃花:へぇ〜毎日自炊してるの?
優真:いやいや、毎日は流石に無理ですよ。カップラーメンとかで済ませちゃってます
璃花:ダメだよ?カップラーメンばっかり食べちゃ、栄養偏っちゃうよ?
優真:ですよね…
優真:店主さん、これお願いします
店主:あいよ!
璃花:もし良かったら私が作ってあげよっか?
優真:流石に璃花さんに悪いですよ…
店主:おっ!えらいべっぴんさんじゃねぇか!優真、もしかして彼女か?
優真:違いますよ!はい、これ
店主:はい、ちょうど。あ、そういやぁウルトラマン…アークだっけ?また怪獣を倒したらしいな!
優真:らしいですね(俺だけど)
店主:いやぁ〜アークがいてくりゃあ、この街も安泰ってもんだ!
優真達が話していると店の電気が消えた。
店主:また〜あいつか!今度こそ容赦しねぇぞ!いたずらネズミ!
店主は他の店主と一緒に走っていった。
優真&璃花:ネズミ…?
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店主:おいこら!出てこい!
優真:ちょちょちょ、皆さんどうしたんですか?
店主:優真!ネズミだ!大きなネズミ!
優真:そんなにですか?
店主:なあ優真、何とか出来ねぇか?
優真:何とかって言われても…
店主:優真!頼む!
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優真は電盤を開けた。
璃花:うわっ、凄いね…やっぱりネズミかな?
優真:今のところは何も…確かに齧歯目の歯型と似てますけど、金属板をかじり取るなんて…それに、明らかに感電した痕があります。普通、生きてないですよ
店主:てこたぁ、やっぱり怪獣か?
優真:これだけじゃ何とも言えないですね
店主:なあ優真、どうにかならねぇか?何度変えてもかじってくんだ。おかげで商店街が何度も停電してる
優真:…
璃花:優真くん?
優真:分かりました。やれるとこまでやってみます!
店主:ありがとう優真!
優真達は被害にあった店を見て回った。
優真:被害は電気周りに限られてますね
璃花:そうだね。商店街なんて食べ物が沢山あるのにそっちの被害は全く無いね
優真:ネズミが発生してるとなると不自然すぎる
璃花:それに姿を全然見ないし…見つけるの大変そうだなぁ…
優真:ですね…被害の範囲を考えると、何処かに隠れて動き回ってるような…
璃花:ねぇ優真くん、あれは?
優真:カガミ重工ですね…ん?
璃花:どうかした?
優真:ネズミが逃げ込んだ側溝は下水道に繋がってる…もしかしたら被害の中心にあるのは電力を大量に消費するカガミ重工!
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??:チュウチュウ
大型のネズミが発電の制御盤をくらい、電力を食らっていた。
するとネズミはどんどん大きくなっていく。
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??:チュウチュウ!!
怪獣がカガミ重工から姿を現した。
優真:怪獣!?
優真はカガミ重工へと走った。
璃花:ちょっと!優真くん!
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優真:逃げてください!
璃花:優真くん!
優真:なんで来たんですか!?璃花さんも早く逃げて!
責任者:あれは!ダイモード発電のケーブル!
優真:電気を食べてるのか?
責任者:早く止めないと爆発するぞ!!
優真:爆発って…!!
優真:責任者さん、あなたなら停められますか?
責任者:もちろんです!
優真:それなら停めに行きましょう!
責任者:そんなの無茶です!
優真:もう停められないわけじゃない!今行けば、停められるかもしれないんです!
責任者:分かりました…
優真:璃花さんは逃げててください!
優真と責任者は制御室へと向かった。
璃花:もう!後で説教しなきゃ!
璃花:皆さん、逃げましょう!
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責任者:くっそ…火が…!
優真:どいてください!
優真は消火器で炎を消火した。
責任者:あれです!
優真:任せました!
責任者:これで、鎮まれ!
責任者はダイモード発電の電源を停止した。
優真:やりましたね!早くここから出ましょう!
責任者:はい!
優真と責任者は外へ脱出した。
優真:…
優真は責任者と分かれ、人気の無い場所へ移動した。
優真はアークキューブを取り出し、起動する。
優真:ふんっ!
アークアライザーが出現し、アークキューブをはめ込む。
絵柄を合わせ、掲げるとウルトラマンアークに変身した。
アーク:シュワッチッ!!
璃花:アーク!
優真:おりゃっ!!
優真はネズドロンの頭を攻撃した。
優真:痛った〜!
優真:ふんっ!
優真:やっぱり痛て〜!硬すぎだろ!
ネズドロン:チュウチュウ!!
優真:ぐおっ!?
ネズドロンは走り出したが、ケーブルが引っかかり、転けた。
優真:えっ?
優真:こいつ、ケーブルが邪魔で来れないのか?
優真は距離を取り、アークテラショットを放った。
ネズドロンはケーブルを引きちぎった。
優真:やばっ!
優真はバリアを何重にも貼りながら後ろへ下がった。
ネズドロンはバリアを破壊していき、優真に突撃した。
優真:ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!
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店主:頑張れ…アーク!!
頑張れ!
アーク!
負けるなアーク!
優真は立ち上がった。
ピコンピコン
優真:くっそ…
璃花:負けないで!ウルトラマンアーク!
??:優真、想像力を解き放て!
優真:そうか…あの時描いた絵を!
新たなキューブが飛び出した。
アークアライザーを出現させ、はめ込む。
絵柄を合わせると、アークにアーマーが装着された。
ネズドロンは走り出した。
優真:効かねぇよ!
ネズドロンの頭突きを両腕で受け止めた。
優真:おらっ!
優真:ふっ!はあっ!たあっ!
優真:おっらぁ!
優真:はあっ!!
優真は拳に炎を纏い、ネズドロンを殴り飛ばした。
アーマーを解除し、構えを取る。
優真:はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
アークファイナライズを放ち、ネズドロンを撃破した。
アーク:シュワッチッ!
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優真:璃花さ〜ん!
璃花:優真くん!
優真:あれ…なんか怒ってる?
璃花:なんであんな危ないことしたのっ!?
優真:あの状況の中で行けるのは俺と責任者の人しか居ないと思いまして…
璃花:もし優真くんが死んじゃったらって思ったら…
優真:ごめんなさい…
璃花:もうあんな危ないことはしない?
優真:はい!しません!
璃花:ならよしっ!許してあげる!♡
優真:(なんだかお姉さんっぽいな…)
優真:璃花さん…
璃花:なに?♡
優真:これから、“璃花姉”って呼んでもいいですか?
璃花:もちろん!その呼び方だったらタメ語にもしないとね♡
優真:頑張ってみま…みるよ璃花姉
璃花:うん!これからも私たちのマネージャーとしてよろしくね!優真!♡
To be continued...
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