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皆を守る光!ブレーザー!16

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○○:すみません…ちょっと通ります。

夏鈴:すみません…

人混みの中を避けながら進む○○と夏鈴。

○○と夏鈴の視線にはビルに登っているタガヌラーがいた。

○○:嘘だろ…

夏鈴:あの怪獣って○○さんが倒したはずですよね?

○○:はい。

夏鈴:○○さん!あれ!

夏鈴はもう一方のビルを指差す。

そこには屋上に人が立っていた。

○○:人!?

??:……

謎の人物は右腕を剣のような物に変え、タガヌラーを斬った。

すると斬られたタガヌラーは消滅した。

○○:あれって…

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○○:ここか…

○○はノヴァイオの建設地に来ていた。

??:こんな所で探し物か…

○○:貴方は…

??:おそらくお主も目的は拙者と同じ…

謎の人物は懐から結晶を取り出した。

すると結晶は緑に発光し、レヴィーラを生み出した。

??:……

謎の人物はタガヌラーと同じようにレヴィーラを斬った。

??:拙者の名は"ザンギル"

ザンギルは姿を変えた。

ザンギル:お主と話がしたい。

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○○とザンギルはとあるカフェに移動した。

ザンギル:落ち着かぬ様子じゃのう…

○○:そりゃあ…姿が…

ザンギル:安心せい。拙者は今、人間の姿をしておる。

ザンギル:正体が見えているとすれば、それはお主の持つ力ゆえ…いや、正しくはお主の中におるもう一人の力…であるか?

○○:……

マスター:いらっしゃい。コーヒーが1つと、ミルクティーが1つ、コーヒーゼリーが2つですね。ごゆっくり。

ザンギル:かたじけない

○○:ザンギルさんですよね?

ザンギル:いかにも。

○○:僕は比留間○○です。アイドルのマネージャーをしてます。

ザンギル:比留間…

○○:多分…聞いた事ありますよね?

ザンギル:もしや…弦人殿のご子息か?

○○:はい。

○○:貴方が斬りまくってる怪獣たちは成仏出来ずに彷徨っている幽霊ですよね?

ザンギル:さよう

○○:それで貴方が拙者とかお主とか喋り方が昔なのは…

ザンギル:この星に来るまでに歴史を一通り学んでな、その中でも日本の侍文化は素晴らしく、故にその言葉使いに習っておる。

○○:なるほど…

ザンギル:変か?

○○:あ〜いや、そんなこと無いですよ?

ザンギル:素晴らしいと言えば…このコーヒーなる物、これもまた見事な地球が誇るべき、文化であるのぉ…

○○:そ、そうですね…(僕、コーヒー飲めないんだよな…)

ザンギル:美味しくなぁれ

そう言うとザンギルはコーヒーを飲む。

○○:美味しくなぁれ…

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○○とザンギルが話している時、外では上空に雨雲が集まり、そこからニジカガチの怨霊が姿を現した。

ニジカガチ:ガァァァァァァァ!!!

ニジカガチは光線で街を破壊していった。

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プルルルルルル…

○○:もしもし?

夏鈴📞:○○さん!前に○○さんが倒した怪獣がまた!

○○:分かりました!

○○とザンギルは店へ出る。

○○:ご馳走様でした!

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ザンギル:待たれぃ!拙者も共に!

○○:ダメです!コーヒーでも飲んでてじっとしててください!

ザンギル:コーヒー…何故じゃ!?拙者の責任を問おておるのか?よいか、奴の念の強さを思えばたとえ石の力など得なくともいずれこの様に大きな災いを…!

○○:あいつは僕がなんとかします!

ザンギル:相手は怨霊じゃ!戦い方を知らずに挑んでも勝ち目は無いぞ!

○○:じゃあ、どうすれば!?

ザンギルはゴーグルを付け、ニジカガチを見た。

ザンギル:御免!!

するとザンギルは○○を掴み、投げた。

○○:おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

○○:あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…

ドゴーーン!

○○:痛てててて…

○○:無茶苦茶すぎる…

ザンギル:今度こそ逃がさん

ニジカガチ:ガァァァァァァァ!!!

○○:行くぞ!ブレーザー!

○○の腕にブレーザーブレスが出現した。

ザンギル:待たれよ!奴を斬るには…

○○:話は後で!

○○:ウルトラマン…!ブレーザー!!

ブレーザーブレスにブレーザーストーンを装填し、ウルトラマンブレーザーに変身した。

ブレーザー(○○):あいつの力で!

○○はブレーザーブレスにニジカガチストーンを装填した。

ブレーザー(○○):くらえ!レインボー光輪!

ブレーザー:ウルァーイ……

ブルゥゥゥゥゥゥワァァァァァァイ!!

ブレーザーはレインボー光輪を投げ、ニジカガチは光線を出しレインボー光輪を破壊した。

ブレーザー(○○):嘘だろ!?

ザンギル:ハッ!

するとザンギルがニジカガチの光線を斬った。

ニジカガチ:ガァァァァァァァ!!!

ニジカガチは走り出し、しっぽの剣で攻撃したがザンギルの剣で受け止められる。

ブレーザー(○○):剣ならこれだ!

○○はブレーザーブレスにガラモンストーンを装填し、チルソナイトソードを取り出した。

ブレーザー:ウルアッ!!

ブレーザーはニジカガチのしっぽを叩き落とした。

ザンギル:ハアッ!

ザンギルはブレーザーに斬りかかり、ブレーザーはチルソナイトソードで防ぐ。

するとチルソナイトソードにザンギルと同じ力が付与された。

ブレーザー(○○):これで行ける!

ニジカガチ:ガァァァァァァァ!!!

ブレーザー:ウルァッ!!

ブレーザーはもう一度ニジカガチのしっぽを叩き落とした。

ニジカガチ:ガァァァァァァァ!!!

ニジカガチはしっぽの剣に炎を纏わせ、回転しながらブレーザー達に突っ込んできた。

ブレーザー:ウルォォォォォォォォ…

ブレーザー:ウルァイッ!!

ブレーザーは何度も斬り、最後にチルソナイトソードを突き刺し、投げた。

ザンギル:ハッ!

ザンギルは高く飛び、頭でニジカガチを斬った。

ブレーザーはチルソナイトソードのレバーを5回引く。

ブレーザー:ブルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルァッ!!

ブレーザー:ブルゥゥゥゥゥゥワァァァァァァイ!!

ブレーザーは飛び上がり、稲妻の速度で相手を斬るオーバーロード雷鳴斬でニジカガチを真っ二つに斬った。

ザンギル:フッ!

ザンギルが着地すると真っ二つに斬られたニジカガチが起き上がり、ザンギルに取り憑いた。

ブレーザー:ウルァァァァァァァーーーー

ピコンピコンピコン

ブレーザーはザンギルの元へ駆け寄る。

するとザンギルがブレーザーに攻撃してきた。

ブレーザー:ウルアッ!?

ブレーザー(○○):えっ!?

ザンギルとブレーザーの攻防戦になる。

ブレーザーはチルソナイトソードのレバーを2回引いてトリガーを押した。

ブレーザー:ブルゥゥゥゥゥゥワァァァァァァイ!!

ブレーザーはザンギルにイナズマスラッシュを放つが叩き落とされる。

ザンギル:ハアッ!

ザンギルはブレーザーに斬りつけた。

ブレーザー:ウルアッ!

ブレーザー(○○):相手の動きに集中して呼吸を読み取り、そして懐に飛び込む…

両者走り出した。

ブレーザー(○○):ここだ!

ブレーザーはザンギルに峰打ちした。

ザンギル:うぁぁぁぁ…

するとザンギルから虹色の球体が出てきた。

ブレーザー&ザンギル:ウルアッ!(ハッ!)

両者、虹色の球体を突き刺し、ニジカガチを撃破した。

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ザンギル:ありがとう、おかげで奴を成仏させることが出来た。心から礼を申す。

○○:これからどうするんです?宇宙に帰るんですか?良かったら一緒に働きませんか?

ザンギル:拙者にこれからは無い。

ザンギルは机に結晶を置いた。

ザンギル:この石のおかげで実態を保っておったが、その力も尽きようとしておる。

ザンギル:拙者もまた、あの怪獣たちと同じ、彷徨う魂じゃ。

ザンギル:思えばこの長い年月、常に一人じゃった。最後にお主たちと共に戦えたこと、誇りに思う。

○○:ザンギルさん…

ザンギル:ありがとう。○○殿、ブレーザー殿。

ザンギルが消えかかる。

○○:コーヒーがまだですよ?

ザンギル:それだけが唯一、心残りじゃのう。

そう言い残してザンギルは光となって消えた。

マスター:おまたせしました。お連れ様は?

○○:先に…帰りました…

マスター:そうですか…

○○:大丈夫です。頂きます。

マスター:承知しました。

マスターは机にコーヒーとミルクティー、そしてコーヒーゼリーを2つ置いた。

○○はコーヒーを一口飲んだ。

○○:苦っ…でも、美味しいな。

To be continued...

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