輝く夢の架け橋 第6話 あけぼの荘へようこそ
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優真:ここか…
優真は三期生の旅行に引率で来ていた。
優月:そういえばここら辺でUFO騒ぎ無かった?
優:あった!確かK-DAYの直前だったよね?
優真:UFO?そんなのあったの?
優月:いや、ただの噂なんだけどね?
優:今のご時世的にアウトですね〜
優真:知らなかったな…
璃花:みんな〜旅館着いたよ〜
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優真:すみませーん…
沼田:あけぼの荘へようこそ〜!団体様でございますか?
優真:はい、予約した飛世です
沼田:お待ちしておりました〜!ささ、お上がりください!
優真と三期生達は分かれて部屋へ案内された。
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麗奈:のどかでいいところだね〜
瞳月:やな。そういえば、ここのきのこ御膳が美味しいらしいで
優:どんなのなんだろ〜?食べてみたいな〜!
瞳月:優は食べる時ずっと一口目のリアクションするから止めてや
すると大きな地震が起こった。
美青:地震!?
優真:みんな、大丈夫!?
璃花:私たちはなんともないよ
優真:無事でよかった
優月:ん?番頭さん?
美羽:どうしたの優月
優月:外で番頭さんが走ってて
優真:地震があった直後なのに?
優月:ちょっと行ってみよ!
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優真が物置小屋の扉を開けた。
優真:大きな…きのこ…?
すると沼田が急いで大きなきのこを隠した。
優真:なんでここに?
逃げようとした沼田は転び、宇宙人の姿になった。
優:宇宙人!?
優月:通報しなきゃ!
優真:待って!話だけでも聞いてみよう。通報はそれからでも遅くないと思う
宇宙人:ありがとうございます…
クロコ星人:私はクロコ星人。16年前、シャンピーム系銀河から地球へやってきました。
優真:その目的は?
クロコ星人:きのこの採取です
美青:きのこ?
クロコ星人:我々クロコ星人は、常に新種の開発を模索し、様々な星のきのこを集めていました。初めての地球できのこ狩りに夢中になって…すると、仲間たちから緊急連絡が入り、「宇宙空間に以上が発生したため、急遽地球を脱出する」と…
クロコ星人:必死に走りましたが無駄でした。仲間たちは去り、私は一人地球に取り残されてしまったのです
クロコ星人:私は何日も山中を彷徨い、遂に行き倒れてしまいました。その時目に入ったのが、あけぼの荘です。私は人間に姿を変えて、沼田と名乗り、女将に頼み働かせてもらいました
優真:そんなことが…
クロコ星人:なんとか生き延びて故郷へ帰りたい、その一心でした。長く働く内に、女将に信頼され番頭を任されるようになりました。
優月:これ、宇宙船ってこと?
クロコ星人:はい!部品の殆どは、拾った粗大ゴミ。動力源はきのこの胞子。内部にはバッテリー代わりの苗床があって、もうすぐで故郷へ帰れるだけのエネルギーが充電されます。充電が済み次第、私は地球を離れます
クロコ星人:だから…だから!どうか見逃してくだい!
優月:…やっぱり通報しましょ…
優真:何言ってるんだよ!聞いてたでしょ?この宇宙人は一人で地球を彷徨って大変だったんだ!
優月:全て嘘だったら?
優真:えっ…?
優月:この宇宙人が嘘をついてる可能性だってある!私の友達も…侵略目的の宇宙人に騙されて殺された!
優真:…
優月:だから、防衛隊に通報して、全て本当のことを言えばいいでしょ!
優月:女将さんはこのこと知ってるの?
クロコ星人:女将さんは何も知りません!
優月:16年も騙し続けてたってこと?
クロコ星人:その通りです…
女将:沼田さん…
クロコ星人:女将さん!
するとまた地震が起こった。
優真:外へ出ましょう!
優真達は小屋の外へ出た。
すると地中からシャゴンが現れた。
優真:あいつは!
女将:あけぼの荘へ!
優真達はあけぼの荘へ避難する。
シャゴンが仲間を呼び、もう一体増える。
クロコ星人:…
クロコ星人は部屋を出ようとした。
優月:待ちさない!
優月の前に女将が立つ。
優月:どいてください!あなたは騙されたんですよ!?
女将:いいえ!私は最初から正体を知ってました…宇宙人を匿うと罪に問われる。だからこの人は私に迷惑をかけまいと嘘をついたんです!
クロコ星人:女将さん!
女将:全て言わせて!
女将:酷い不景気のうえに世界中で始まった怪獣災害、この大変な16年の間、あなたは私と共にたくさん頑張ってくれた。沼田さんは大事な家族です!地球侵略だなんてするはずがない!
優月:…
女将:沼田さん早く逃げて!怪獣が私たちに気を取られてる隙に!
クロコ星人:女将さん…すみません…!
クロコ星人は部屋を出て行った。
一体のシャゴンがあけぼの荘へ近付き、手を突っ込んだ。
優真は部屋を出ていく。
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優真はアークキューブを起動した。
優真:ふんっ!
アークアライザーが出現し、アークキューブをはめ込む。
絵柄を合わせ、ウルトラマンアークに変身した。
アーク:シュワッチッ!!
優真:やらせない!
優真:はっ!
優真:おりゃっ!
優真:はあっ!
もう一体のシャゴンが優真に酸を噴射した。
優真:ぐっ…!
シャゴンは優真を殴り、もう一体のシャゴンへ投げた。
もう一体のシャゴンは優真に頭突きをした。
優真:ぐわぁぁぁぁぁっ!!
シャゴンは優真を踏み付けた。
優真:なんとか1対1にしないと…!
優真はバリアを張り、アークエクサスラッシュを投げ、空中で組み合わせた。
一体のシャゴンを撃破した。
ピコンピコン
残ったシャゴンは優真に襲いかかる。
すると新たなシャゴンが現れ、あけぼの荘を襲い始めた。
優真:ソリスアーマーで!
アークからソリスキューブが飛び出した。
アークアライザーを出現させ、はめ込む。
絵柄を合わせると、アークにソリスアーマーが装着された。
優真:止めろ!
優真:はあぁぁぁぁぁっ!!
追撃を仕掛ける優真に別のシャゴンが邪魔をする。
シャゴンがあけぼの荘を襲う。
優真:みんな!
するときのこ型の宇宙船が現れた。
クロコ星人:長い間、お世話になりました!
クロコ星人はシャゴンに突撃した。
女将:沼田さんっ!
優真:おらっ!
優真はアークアイソードを取り出した。
アークアイソードにソリスキューブを装填する。
優真:うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!
優真:はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
アークアイソードでシャゴンを斬り裂いた。
優真:帰れ…!
シャゴンは帰っていった。
優真:沼田さん…
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女将:沼田さん…
優真:! 女将さん!
沼田は生きていた。
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優月:やっぱり、通報はしないでおきます
沼田:いいんですか…?
優月:女将さんの話を聞いて、あなたの事を信じてみようと思います
沼田:ありがとうございます…!
優月:さて、お腹も空いたし、沼田さん!きのこ御膳お願いします!
沼田:分かりました!
To be continued...
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