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輝く夢の架け橋 第7話 満月の応え

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満月の夜。子供の頃の優真は絵を描いていた。

真澄:(優真。悲しい時は、月を見上げるの。たとえそこに見えなくても、いつもみんなを見守ってくれてる。お月様みたいに、みんなを守れる人になってね)

優真:みんなを、守る

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ニュース:昨日の最高気温は43℃でしたが、今日は既に45℃に達しています。

優真:あ゙〜あ゙づい゙〜こんな熱い日は仕事に行きたくないけど行かなきゃ〜アイス食べながら行こ…

優真は仕事に向かった。

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優真:ん〜やっぱりバリバリ君美味いな〜

優真:ん?何だこの卵が腐った臭い…くっさ!

優真が臭いのもとを辿ると地面から水が溢れ出していた。

??:早くここから離れて!

優真:ん?

杏樹:私は杏樹。早くここから離れて!

優真:離れてって…どういうこと?

溢れ出ている水の勢いが強くなる。

優真:やべっ!

水と共に一体の怪獣が姿を現した。

怪獣はガスタンクに穴を開けた。

優真:行かないと!

優真はアイスの棒を取り出した。

優真:あっ!これ違う!

優真はアークキューブを取り出し、起動した。

優真:ふんっ!

アークアライザーが出現し、アークキューブをはめ込む。

絵柄を合わせ、ウルトラマンアークに変身した。

アーク:シュワッチッ!!

優真:危なっ!

優真は怪獣のしっぽを掴み、ガスタンクから離れた。

怪獣は優真を振り払い、ガスタンクへ向かう。

優真は怪獣の棘を掴み、ガスタンクから離れた。

すると怪獣は優真に攻撃を仕掛ける。

優真:よっと!

優真は側転で怪獣の攻撃を躱した。

怪獣は優真に飛びかかってきた。

優真:ほっ!

優真:ぐはっ!

優真:はあっ!

怪獣は体の棘を使い体当してきた。

優真:ぐわぁっ!

怪獣は優真の体に牙を刺した。

ピコンピコン

優真:力が…奪われる…

体から牙を抜き、怪獣の頭にチョップを入れた。

優真:たあっ!

杏樹:止めてっ!!

優真:っ!

怪獣は炎を吐いた。

優真:ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!

アークは光となって消えた。

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優真:ぐっ…はぁ…はぁ…

優真の目の前に杏樹が現れる。

杏樹:お願い!ホムガーをここでそっとしておいて!優真、あなたは何も分かってない!ホムガーは…

優真は気を失った。

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優真:んっ…

優真が目を覚ますと事務所の救護室だった。

瞳月:優真さん!大丈夫ですか!?

優真:ここは…?

瞳月:救護室です。優真さんが道端で倒れてるところを私が見つけて、ほかのマネージャーさん達に運んでもらったんです

優真:そうだったんだ…心配かけてごめんね。瞳月ちゃん

瞳月:ほんとですよ!めちゃくちゃ心配したんですからね?

優真:(あれは…どういう事だったんだろう…なんで…彼女はなんで…俺のことを知ってたんだ…?)

瞳月:…真…ん!

瞳月:優真さん!

優真:はっ…な、何?

瞳月:大丈夫ですか?やっぱりもう少し寝てた方がいいんじゃ…

優真:大丈夫だって!冷えピタ貼ってればいけるって

その時、優真と瞳月のスマホに緊急速報が入る。

優真:防衛隊は怪獣をホムガーと名付けた…

瞳月:ホムガーには大量の熱エネルギーを保有しており、爆発する可能性有り!?

瞳月:予測規模は…この街全体…

杏樹:(お願い!ホムガーをここでそっとしておいて!)

優真:ホムガー…もしかして!

瞳月:何か分かったんですか?

優真:ホムガー伝説と何か関係があるんじゃない?

瞳月:確か噴火を起こす伝説の怪獣でしたっけ?

優真:うん。世界各地に似たような話があって、実際に火山地帯じゃないのに噴火が起こってるみたい

瞳月:よく分かりましたね優真さん!凄いです!

優真:(…そう言えば、ホムガー伝説って…)たまたまだよ

ここでまた緊急速報が入る。

優真:防衛隊はホムガーは今夜に爆発すると発表…急いで避難警報を発令した…

瞳月:優真さん、避難しましょ!

優真:うん!

優真と櫻坂46のメンバー達は避難した。

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ホムガーが目を覚ます。

優真:…行かないと…

優真は避難所を出ていった。

瞳月:優真さん…?

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優真:(曖昧な情報で、言わなかったけど…ホムガー伝説にはおとぎ話の話のような記述があった…ホムガーは精霊と共に、現れる…)

防衛隊はホムガーに攻撃を開始した。

優真の前に杏樹が現れる。

杏樹:ウルトラマンの力は戦う為だけにあるの?私は、人とホムガーが共存するためにいるの。でも、私の声は届かなくなってしまった…お願い、ホムガーに攻撃しないで

優真:でも俺は街を守らないと…

杏樹:まだ分かってない!怪獣をデータでしか見てないから…怪獣の声を聞いていない!人間も、母親から命を受け継いでいるのに…

優真:母親…?もしかして、ホムガーの中に子供が…?

杏樹:ホムガーは、自らの爆発エネルギーを子供に与えて命を繋いでいく。お願い、優真!

優真:……

優真はアークキューブを起動し、アークアライザーを出現させた。

アークアライザーにアークキューブをはめ込み、絵柄を合わせ、ウルトラマンアークに変身した。

優真:ホムガー…大丈夫だからこっちにおいで

ホムガーは優真に攻撃を仕掛ける。

優真は攻撃を躱し、ホムガーを押し出し移動した。

ホムガーの爪が優真に当たる。

優真:ぐわぁぁぁぁぁっ!!

優真に炎を吐きかけた。

優真:くっ…

優真はバリアを貼り、ホムガーに近づく。

ホムガーの牙がバリアを突き破った。

ピコンピコン

優真:はぁ…はぁ…

真澄:(優真。悲しい時は、月を見上げるの。たとえそこに見えなくても、いつもみんなを見守ってくれてる。お月様みたいに、みんなを守れる人になってね)

優真:みんなを…守る…

アークから新たなキューブが飛び出した。

アークアライザーを出現させ、はめ込む。

絵柄を合わせるとアークに新しいアーマーが装着された。

眩い光の中からウルトラマンアークが姿を現す。

優真は残像を残しながらホムガーのもとへ近づいた。

ホムガーは爪で攻撃するも躱した。

ホムガーの炎を残像を残しながら躱していく。

優真:はっ!

ホムガーの周りを光の竜巻が覆う。

優真:ここなら大丈夫…

竜巻の中でホムガーが爆発した。

優真は直前で脱出し、無事だった。

朝日が昇る。

爆心地にはホムガーの幼体と杏樹の姿が…

杏樹:ありがとう…優真…

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璃花:優真!

優真:璃花姉…

璃花:瞳月ちゃんに優真が出ていったって聞いて心配したんだからね!?

優真:ごめん…

To be continued...

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