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仮面ライダーセイバー29「その時、剣士が動いた。」

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屋上に1人佇む翔琉。

翔琉:(○○は凄いな…あのプリミティブドラゴンの暴走を克服するなんて…俺も何か役に立たないと…)

翔琉はノーザンベースへ戻って行った。

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マスターロゴス:哀しみの物語に宿る魂が救われ、エレメンタルドラゴンが生まれました。次はノーザンベースに眠る本ですね。

有美子:承知しました。

マスターロゴス:期待してますよ。

有美子:カリバーはいかがいたしますか?放っておけば、我々の邪魔になるかと。

??:問題ない。カリバーを倒して闇黒剣を奪えばいいことだ。

有美子:お兄様♡

有美子とマスターロゴスが話している所に有美子の兄の??が現れた。

マスターロゴス:その通りです。必要なのは聖剣、剣士自体は必要ありません。

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○○がノーザンベースに着くと一通の書き置きがあった。

「組織の敵を探してくる。絶対に戻ってくる。」

○○:あいつ、一人でサウザンベースに!?

○○が慌てていると○○と翔琉以外の全員が来た。

ひかる:どうしたの?○○。そんなに慌てて。

○○:翔琉が一人でサウザンベースに行った!

恭太郎:俺達も行かないと!

颯:ダメだ、俺達のブックゲートの接続は絶たれてしまった。

○○:方法がないって事ですか…?

ユーリ:いや、方法ならあるぞ。俺の古い友人が先日、マスターロゴスに会いにサウザンベースへ行った。

○○:古い友人?

ユーリ:名はタッセル。彼が結界を超えるために作った光の道があるはずだ。人間には通れないが、俺と一緒なら行ける。ただし1人だけだ。

○○:なら、俺が!

ユーリ:今から入り口を探す、絶対に俺を離すなよ。変身。

光剛剣最光:最光発光!Who is the shining sword?

ユーリは仮面ライダー最光に変身し、○○は最光を掴みそのまま引っ張られノーザンベースを出ていった。

○○:おわあぁぁぁぁぁぁーーーっ!

最光:空は気持ちがいいな!

○○:呑気な事言ってる場合ですかーーーっ!?

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サウザンベースで有美子を尾行している翔琉。有美子がブックゲートで壁をすり抜け、その壁にガトライズフォンを着け盗聴する。

有美子:今日こそ教えてもらいますよ。ソフィア。

翔琉:(ここにソフィア様が…!)

有美子:教えなさい。人間を想像できる秘術が記された本はどこにあるの?

ソフィア:答えるつもりはありません。

有美子:その答えはもう聞き飽きたわ。これが最後の忠告です。次はない。

ソフィアが監禁されていることを知った翔琉。

翔琉:(ソフィア様…そうだ…)

翔琉はひかるに電話をかけた。

翔琉📞:もしもし、ひかる?

ひかる📞:どうしたの?翔琉君。

翔琉📞:闇黒剣の能力って未来を見せる以外に何かあるか分かるか?

ひかる📞:いや…分からない。

翔琉📞:そうか…ユーリさんは?

ひかる📞:今、○○とサウザンベースに向かってる。

翔琉📞:そうか…ありがとう。また後でかけ直す。

翔琉は電話を切った。

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最光:入り口を見つけたぞ。

○○:うぉぉぉ…もう少しゆっくり…うあぁぁぁ…!

今度は垂直に落下しサウザンベースに着いた。

最光:光の道はここだ。

○○:寒っっっっむ!凍る、凍る、凍る!

最光:行くぞ!

○○達はサウザンベースに入っていった。

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翔琉は○○に電話をかけた。

翔琉:(頼む…○○…出てくれ…)

○○📞:どうした!?大丈夫か!?

翔琉📞:俺は大丈夫だ…それより、ソフィア様を見つけた。

○○📞:本当か!?

翔琉📞:ソフィア様は監禁されてる。そこにユーリはいるか?

○○📞:ユーリに変わるよ。

ユーリ📞:変わったぞ。

翔琉📞:ユーリさん、闇黒剣の能力って未来を見せるだけですか?

ユーリ📞:他にもワープを作って移動することが出来る。

翔琉📞:それなら、ソフィア様を救える!

ユーリ📞:ただし、使用者が一度行ったことがある場所でなければいけない。

○○:なら、助けれられないんですか?

ユーリ:俺がひかるをここに連れてこよう。それならワープでの移動が可能な筈だ。

○○:分かりました。頼みます。

翔琉は○○との電話を切り、再度ひかるに電話をかけた。

翔琉📞:ひかる!今からそっちにユーリさんが戻ってくる、ユーリさんと一緒にサウザンベースに来てくれ。

ひかる📞:何か分からないけど分かった!

翔琉は電話を切った。

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最光がノーザンベースに戻り、ひかるを連れ出した。

ひかる:うわぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!

ひかる達はサウザンベースに到着し、中に入っていった。

ひかる:寒い、寒い、寒い!凍る、凍る、凍る!

ひかるは翔琉と合流した。

ひかる:あとは任せて!変身!

闇黒剣月闇:闇黒剣月闇!ジャアクドラゴン!

ひかるは変身し、壁をすり抜けた。

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ソフィア:カリバー…!迅隼人…!?

カリバーが変身を解除した。

ソフィア:ひかるさん!なぜ貴方が?

ひかる:とりあえず、ここから出ましょう!

ひかるはソフィアと共に、サウザンベースを出た。

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翔琉はマスターロゴスへ謁見していた。

翔琉:マスター!お伝えすることがあります!

マスターロゴス:……何でしょう?

翔琉:組織の裏切り者は関有美子です。彼女はソフィア様を監禁しています。

マスターロゴス:サーベラは組織に忠実な剣士です。すべての聖剣と本を集めれば2000年の時を経て、全知全能の書は復活する。その大いなる力は私が手にします。

翔琉:ちょっと待ってください。それは組織の理念に反するはず…!

マスターロゴス:理念?そんなものに意味は無い。世界は私が正しく導く。私にはその資格がある。

翔琉:それは賢神達も承知しているのですか?

マスターロゴス:フハハハハ…!頭の固い老いぼれ達には消えてもらいました。

翔琉:こいつ…

ランプドアランジーナWRB:『ランプドアランジーナ!』

翔琉:変身!

雷鳴剣黄雷:黄雷抜刀!ランプドアランジーナ!

翔琉がエスパーダに変身したがそこに??が立ちはだかった。

??:ここは神聖なる王の間。貴様ごときが剣を振るっていい場所ではない。

??:ハッ!

??はエスパーダに聖剣で攻撃した。

エスパーダ:誰だ!

雷牙:マスターロゴス直属の剣士、関雷牙…!

エスパーダ:関…!

雷牙:またの名を…仮面ライダーデュランダル!

オーシャンヒストリーWRB:『オーシャンヒストリー!』『この群青に沈んだ命が、今をも紡ぐ刻まれた歴史…』

時国剣界時:界時逆回!

雷牙:変身

時国剣界時:時は、時は、時は時は時は時は!我なり! オーシャンヒストリー!
『オーシャンバッシャーン!』(バッシャーン!)

雷牙はオーシャンヒストリーWRBを時国剣界時に装填し、刀身を分離し、上下反対で刺し直し仮面ライダーデュランダルに変身した。

デュランダルが時国剣界時のトリガーを押すとエスパーダが瞬間移動した。

エスパーダ:何が起きたんだ!?

エスパーダが困惑していると急に後ろに現れた。

デュランダル:マスターへの反逆は重罪!その命で償え!

エスパーダ:命ならとっくに預けてある!信頼出来る仲間たちに!

雷鳴剣黄雷:必殺読破!
黄雷抜刀!アランジーナ一冊斬り!
サンダー!

時国剣界時:界時抹消! 再界時!

エスパーダが必殺技を出す瞬間にデュランダルはエスパーダの後ろに瞬間移動し、攻撃した。

エスパーダ:うあぁぁぁぁぁッ!今のは…瞬間移動か…!?

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○○:翔琉…何処だ?

○○が翔琉を探しているとき、○○は階上へ瞬間移動した。

○○:はっ?俺、下に居たよな…

ユーリ:何やら妙な事が起こっているな。

○○:でも行かないと、俺はこっちに行きます。

ユーリ:なら、俺はこっちだな。

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エスパーダは必殺技を放つがデュランダルが瞬間移動で躱し、後ろから攻撃され為す術なく、変身解除してしまう。

翔琉:グハッ!

そこへユーリと別れ、翔琉を探している○○が現れた。

○○:翔琉!?お前か…

デュランダル:現れたな、小林○○。

プリミティブドラゴンWRB:『プリミティブドラゴン!』

エレメンタルドラゴンWRB:『エレメンタルドラゴン!』

○○:変身!

火炎剣烈火:烈火抜刀!

『エレメンタルドラゴン!』

○○は仮面ライダーセイバー エレメンタルプリミティブドラゴンになりデュランダルと交戦した。

セイバー:ハアッ!

デュランダル:ハッ!

セイバー:翔琉に何をした!?

デュランダル:裏切り者を、粛正したまでだ。ハッ!

デュランダルは瞬間移動でセイバーの背後をとり斬りつけたがセイバーは炎と化し回避した。

セイバー:今…斬られたのか?

デュランダル:お前も粛正し、火炎剣烈火を回収する。

再びデュランダルが瞬間移動でセイバーを何度も斬りつけたがセイバーは水、風、土、と化し回避した。

セイバー:また斬られたのか?

デュランダル:なるほどな…厄介な力だ!

デュランダルはボロボロの翔琉を人質に取った。

デュランダル:お前の持つ聖剣と本を渡せ。

翔琉:ダメだ!○○!渡すな!

デュランダルは翔琉の首を鷲掴みにした。

セイバー:翔琉!

デュランダル:さぁ、早く渡せ。

セイバーは変身解除して火炎剣烈火とWRBを全て置いた。

翔琉:○○…

時国剣界時:界時抹消!

デュランダルは聖剣とブックを自身の足下へ移動させた。

デュランダル:ご苦労だ…だが!雷の剣士!お前はここで終わりだ!

デュランダルは翔琉を手にかけようとしたが最光が飛び翔琉を守った。

最光:光あれ!

○○:今だ!

○○はデュランダルが怯んでいる間に聖剣とブックを回収した。

最光:ここは引くぞ!

翔琉はブックゲートを開き撤退しようとしたがデュランダルが瞬間移動し、○○の後ろから斬りつけた。

○○:ウグッ!バタッ!

翔琉:○○!?

最光:クッ!光あれ!

最光は○○と翔琉を回収し、ブックゲートを通りノーザンベースへ戻った。

保乃:○○!?大丈夫なん!?

翔琉:とりあえず、手当だ!

ユーリ:いや、普通の手当では無理だ!俺がやる!

ユーリは○○の傷の治療を開始。

ユーリ:だか、ここで奴らが追ってきたら最悪だぞ!

颯:確かに、今のノーザンベースは丸裸だ!

??:心配ありません。

一同:ソフィア様(さん)!

ソフィア:結界は既に張りました。何者もこのノーザンベースには入ることは出来ません。

Fin.

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